間取り・実例
小上がり和室の建築事例|メリット・デメリットや、高さを決める際のポイントも
公開:2026.05.29
家に小上がり和室を作りたいけれど
・設計時の注意点はある?
・どんな高さ/広さにするべき?
など、悩んでしまう方も多いです。
この記事では、小上がり和室のメリット・デメリットや、使用用途別のおすすめの高さを紹介します。
建築事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
小上がり和室のある建築事例
リビングに段差を設ける小上がり和室は、空間に立体感を生み出すだけでなく、収納や家事スペースとしても重宝します。実際の建築事例を見ながら、ライフスタイルに合う広さや高さ・デザインを探してみましょう。
LDKの一角に設けた、木質素材で統一した小上がり和室

天井の木目と階調を合わせたこの小上がりは、リビングとの一体感が魅力です。
エアコンや収納を壁面に埋め込むことで、できる限り目立たないように工夫されています。
小上がりの広さは2畳程度とコンパクトですが、吊り収納の下部を空けて床面を露出させることで、圧迫感を抑えて広く見せることもできます。
15cmほどの高さなので、小さなお子様や高齢者でも上り下りが安全ですし、天井の圧迫感を感じることもありません。
LDKから一段上がる、旅館のような落ち着きの小上がり和室

框(かまち)のわずかな浮遊感が和室とLDKの2つの空間を優しく区切り、モダンな旅館のような風情を醸し出す小上がり和室です。
天井に設えた網代(あじろ)仕上げにすることで、奥行きと落ち着きをもたらし、日常の中に非日常を感じられる上質な空間を演出できますね。
4.5畳あると、客間や寝室としても活用できるゆとりがあります。
腰掛けやすい高さなので、少し座って休憩したいときにもピッタリです。
ナチュラルインテリアと馴染む、たっぷり収納の小上がり和室

白を基調とした壁面と明るい木質素材を組み合わせ、北欧ナチュラルなLDKに違和感なく馴染ませた事例です。
4.5畳あるので客室としても利用できます。
たっぷりとした収納スペースが備え付けられているので、布団や日用品などを収納しておくことも可能です。
小上がりの段差が引き出しになっているので、リビング周りの小物や子どものおもちゃをしまう場所にしても良いですね。
吹き抜けと庭につながる、開放感のある小上がり和室

開放的な吹き抜けに面し、庭の景色も楽しめる作りになった小上がり和室です。
リビングのフローリングとコントラストをなすダークトーンの畳を採用しているので、空間を引き締めてモダンな印象を与えます。
掘り炬燵のような形になっているので、家族全員で足をおろしてゆっくりくつろぐことができるのも魅力的ですね。
多角形デザインが目を引く、小上がり和室

斜めに切り取られたような多角形のフォルムが、LDKに洗練されたアクセントを加える小上がり和室の事例です。
角を削ることで、デザイン性と動線のスムーズさを両立できます。
高さは収納を確保できるようやや高めに設定。
ホワイトの幕板と明るい木目を組み合わせることで、ナチュラルなインテリアに自然と溶け込ませています。
LDKの中心に配置した、多用途な小上がり和室

住まいの中心になる多機能な小上がりです。
十分な広さがあるので、子どもの遊び場・簡易的なベッド・ワークスペースなど、幅広く活躍してくれます。
階段の1段目と揃う高さなので、スムーズに昇降できるのも嬉しいですね。
収納にも使える、壁際の小上がり和室

リビングの壁際に配置された、機能性とデザイン性が両立した小上がり和室です。
3畳ほどと、家事の合間の休憩や子どもの遊び場に最適なサイズ感。
収納スペースも広めですが、高さは20cmほどなので、高齢者や子どもでも安心して利用できますね。
カジュアルなインテリアに馴染む、リビング一体型の小上がり和室

LDKの一角に、家族の気配を感じられる絶妙な距離感で配置された小上がり和室の事例です。
適度に白壁で視線を遮ったり、木目の収納などを採用したりすることで、カジュアルインテリアにもスッと馴染むデザインになっています。
椅子に座る人と目線が合う高さなので、コミュニケーションが活性化しそうですね。
インテリアに溶け込む、モダンな小上がり和室

ヘリンボーンの床やネイビーのキッチンといった個性的なLDKに、和の要素を融合させた事例です。
ダークトーンの畳と木目の幕板を選べば、モダンなインテリアにもスッと馴染むデザインになりますね。
最小限の広さで高さも35cm程度に抑えているので、リビングの開放感や導線を損ないません。
引き出し収納を設けているので、ブランケットなど、意外とかさばるリビング小物を簡単に片付けられるのも嬉しいですね。
小上がり和室のメリット
小上がり和室のメリットは、以下の通りです。
- 床下を大容量の収納スペースにできる
- ソファ代わりに腰掛け、家族と目線が合う
- 空間に立体感が生まれ、緩やかに区切れる
- 家事や育児のサポートスペースになる
小上がり和室の最大のメリットは、段差を活かした床下収納を確保できる点です。
おもちゃや季節物をすっきり収められるのは、リビングの荷物が多めの家庭にとっては非常に魅力的ですね。
また、少し横になったり座ったりできるので「家族と自然なコミュニケーションをとりたい」とお考えの方にもおすすめです。
小上がり和室のデメリット
小上がり和室のデメリットは、以下の通りです。
- リビングが狭く見えることもある
小上がり和室を設けると床に高低差が生まれるため、フラットな空間に比べて視覚的な圧迫感が出やすくなります。
特に限られた広さのリビングに大きな面積の小上がりを作ると、空間全体が分断されてリビングが狭く感じられることも。
吊り収納を採用する・リビングの壁色とトーンを合わせるなどして、リビングを広く見せる工夫を行うことが必要です。
小上がり和室の高さを決める際のポイント
| 高さの分類 | メリット | デメリット | おすすめの用途 |
|---|---|---|---|
| 低め(15〜25cm) |
・段差が小さく、小さなお子様や高齢者でも上り下りが安全 |
・腰掛けるには低く足腰に負担がかかる |
・赤ちゃんのお昼寝スペース |
| 高め(35〜45cm) |
・ダイニングチェアに近い高さで、ベンチのように腰掛けやすい |
・空間に圧迫感が出やすい |
・大人の腰掛け |
小上がり和室の高さ選びで最も大切なのは「誰が、何のために使うのか」を明確にすることです。
収納力や腰掛けやすさを重視するなら、椅子に近い35〜40cmが最適ですが、小さなお子様や高齢者の安全を最優先にするなら、段差を15〜25cmに抑えることをおすすめします。
また、小上がりを高くすると天井が近くなるため、圧迫感への配慮も欠かせません。
用途と天井高のバランスを考慮し、理想のサイズを見極めましょう。
小上がり和室で後悔しないためのポイント
小上がり和室は、おしゃれなだけでなく収納力もアップする人気の間取りですが、設計次第で使いにくいと感じてしまうこともあります。
ここからは、小上がり和室で後悔しないためのポイントを紹介します。
天井と近くなりすぎないようにする
床を高くする分、天井までの距離が縮まる点には注意が必要です。
一般的な天井高は約240cmですが、40cmの小上がりを作ると有効な高さは200cmになります。
そのため、背の高い人が立ち上がった際に頭上に圧迫感を感じたり、照明器具が近すぎて邪魔に思えたりすることがあります。
もし、空間を広く見せたい場合は、小上がりの高さを抑えるか、その部分だけ天井を高くする折り上げ天井を採用するなどして、開放感を損なわない工夫をしましょう。
生活導線を考える
段差のある小上がりは、配置を誤ると「リビングからキッチンへの通り道に小上がりの角が突き出ており、足の指をぶつける」など、日々の移動を妨げる障害物になります。
導入の際は、家族が家の中でどのように動くかを図面上でシミュレーションし、頻繁に通る動線を塞がない配置にすることが大切です。
角を斜めにカットして動線を確保する解決策を、合わせて検討してみても良いですね。
こまめに掃除できるか考える
小上がり和室は、段差がありロボット掃除機が自力で乗り越えられないため、構造上どうしても掃除の手間が増えます。
また、段差の角や引き出しの隙間はホコリが溜まりやすいので、こまめなお手入れが欠かせません。
自分の掃除スタイルと照らし合わせ、無理なく清潔さを保てるかを考慮しましょう。
小上がり和室のある家を建てるなら、グランハウスにご相談ください!

この記事では、小上がり和室の事例やメリット・デメリットなどを紹介してきました。
小上がり和室は、腰掛けや子ども用のスペースとして活用できるなどのメリットもありますが、高さや広さを間違えると、住んだ後の後悔につながりやすい場所でもあります。
事例などを確認した上で、安心して設計を任せられる工務店に依頼したいですね。
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