非日常を愉しむ和のしつらえ

本巣市 F様邸

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目指したのは、旅館のような落ち着きを感じられる住まい。外観・内観ともに素材選定から丁寧に計画し、上質で心安らぐ空間を実現した。
外観は、行き交うたびに異なる表情を愉しめるよう、建物を道路に対して斜め45度に配置。重厚感のある瓦屋根を美しく見せるため、屋根勾配まで細やかに計画。
室内には天井格子やなぐり仕上げなどの和の要素を随所に取り入れ、タイルや大谷石、障子戸といった異素材をバランスよく構成した。飾り棚やヌックは、あえて家族が集うLDKから離して配置。家族の気配を感じながらも、一人の時間にゆったりと浸れる心地よい居場所に。日常の中に非日常を感じられる住まいが完成した。

北西側から望む外観は、間口の広さを活かした伸びやかな水平ラインと、重心を低く抑えた佇まいが印象的。瓦が美しく映える4.5寸勾配の屋根が、重厚感と風格を演出している。

アプローチの入口には暖簾を設け、その先には長いアプローチが続く。旅館へ足を踏み入れるような、趣ある迎え入れの空間。

キッチンには、F様こだわりのF-FURNITUREによるオーダーキッチンを採用。背面にはウイスキー棚を設け、コレクションもインテリアの一部となるよう、背面には瓦のタイルをあしらった。

オーダーキッチンに合わせて、ダイニングテーブルも製作。一枚板の豊かな木目と重厚感が、上質な空間を演出している。

リビングの一角には、植栽を愉しむヌックを設けた。植栽越しに差し込むやわらかな光が心地よい。

廊下側の天井高を2,200㎜に抑え、落ち着きと心地よい籠もり感をもたらすリビング空間。室内障子窓が、廊下とリビングをさり気なくつなぎながら、緩やかに空間を区切ってくれる。

天井の一部に設けた格子が、空間に奥行きと視線の抜けを生み出す。

和室の壁面の一部には、アクセントとなる大谷石をあしらった。窓越しに望む日本庭園が、穏やかな時間を演出してくれる。

背面の障子越しにからやわらかな光が広がる、落ち着きある洗面スペース。

なぐり仕上げの扉とグレーのタイルが印象的なトイレ。素材の表情を活かした、和の趣を感じられるしつらえに。

脱衣兼ランドリーには、部屋干しスペースを確保。ウォークインクローゼットを正面に配置し、洗濯から収納までのスムーズな家事動線を実現した。

各居室前の廊下には飾り棚を設け、奥にはヌックスペースを配置。一人時間をゆったりと味わえる、心地よい居場所。

寝室からも和室と同様に日本庭園を望むことができ、穏やかな一日の始まりを迎えることができる。

アプローチから続く玄関の床には、大谷石を採用。

土間収納の一部に施工した有孔ボードが、収納力と使い勝手を高めてくれる。

木が揺れるたび、優しい影が壁を撫でる夕景は格別。

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