間取り・実例
造作洗面台の建築実例15選|後悔しないための、設計時のポイントも
公開:2026.06.10
注文住宅を購入するにあたって、造作洗面台を作ろうかと考えているけれど
・どんなデザインにするべきか悩んでしまう
・設計時のポイントがあれば知りたい
と感じる方も多いでしょう。
この記事では、造作洗面台の建築事例や後悔しないためのポイントを紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
造作洗面台とは?
造作洗面台とは、既製品のユニット洗面台とは異なり、大工さんや家具職人が希望に合わせて製作するオリジナルな洗面台のこと。
規格が決まっている既製品に対し、造作洗面台はミリ単位でサイズを調整できるため、間取りのデッドスペースを有効活用したり、家族構成に合わせて洗面ボウルを2つ並べたりと自由自在な設計が可能です。
最大の魅力は、デザインの独自性。
好みの洗面ボウルや水栓・タイル・鏡、さらには照明などを自由に組み合わせることで、インテリアに馴染む、世界にひとつだけの空間を演出できますよ。
造作洗面台を使った建築事例
ここからは、造作洗面台を使った建築事例を紹介します。
ロープミラーとタイル壁がアクセントになった造作洗面台

幾何学模様のタイル壁に、麻ロープで吊るされた丸鏡が目を引く個性的な造作洗面台です。
グレーの置き型ボウルや真鍮製のペンダントライトを組み合わせて、まるでカフェのような高いデザインを実現しています。
上部の窓から差し込む自然光と計算された照明がスペースを明るく、より開放的で特別な空間に見せてくれますね。
「見せる収納」と身支度のしやすさを重視した、カウンター一体型の造作洗面台

温かみのある木製カウンターを長く伸ばし、身支度や家事に便利な作業スペースを確保した造作洗面台です。
足元はあえてオープンな見せる収納にすることで、お気に入りのバスケットが映える開放的な空間に。
椅子を置けるスペースも設けているため、忙しい朝のメイクやヘアセットも座りながらリラックスして行えるのも魅力です。
ドレッサーと収納を一体化した多機能な造作洗面台

白を基調とした清潔感あふれる空間に広々としたカウンターを設けた造作洗面台です。
洗面ボウル横をドレッサーとして活用できるよう椅子を配置しているので、忙しい朝も座って身支度が整えられます。
壁一面に機能的な収納棚を集約して小物などを収めることで、生活感を抑えつつ、使い心地と収納力を両立できますね。
2.3人で使えるワイドな造作洗面台

横幅を広く確保した木製カウンターによって、家族の朝の混雑を解消できる機能的な造作洗面台です。
壁一面に広がる大型ミラーと間接照明の演出により空間に奥行きと上品な落ち着きを与えています。
オープン棚や引き出しを組み合わせた大容量の収納設計なので、家族全員の身の回りの品をすっきりと整理することもできますね。
間接照明+タイルで上質感を演出した、ドレッサー一体型の造作洗面台

落ち着いた木目調のカウンターに、ランタン形のモザイクタイルと間接照明を組み合わせた気品漂う造作洗面台です。
ミラー上部の高窓から入る光がタイルや真鍮のような輝きを美しく引き立てています。
さらに洗面横には椅子が収まるデスクスペースを確保。収納棚と一体化させることで機能性と美しさを両立させています。
見せる・隠すを両立した収納豊富な造作洗面台

木目調のカウンターに幾何学模様のタイルを組み合わせた温かみのある造作洗面台です。
鏡横には化粧品などを置けるオープン棚、足元にはラタンバスケットを配置し、使い勝手の良い見せる収納を実現しています。
一方で、横に配置した大容量の可動棚がタオルや洗剤などの生活感をしっかりカバー。
デザイン性と実用性を両立した暮らしに寄り添う設計です。
浮遊感のあるフロートデザインの造作洗面台

こちらは、足元を大胆に浮かせたフロートタイプの造作洗面台です。
グレーの天板と木目調の引き出しを組み合わせたモダンなデザインが空間に軽やかさと広がりを与えています。
ほかにも壁付けの水栓や間接照明、さらに上部の高窓が相まって洗練された雰囲気に。
椅子を置くスペースも確保されているので、身支度の時間もリラックスして過ごせますね。
ランドリー動線を効率化した収納一体型の造作洗面台

グレーの左官仕上げのような素材のカウンターが洗練された印象を与える造作洗面台です。
隣接する壁面に可動棚を設け、タオルや衣類をその場で収納・整理できる無駄のない家事動線を実現しています。
全体的にシンプルなデザインですが、鏡の下に置いた幾何学模様のタイルが、上品なアクセントになっていますね。
背面収納で収納力を高めた機能的な造作洗面台

温かみのある木製カウンターとグレーのタイルを組み合わせたモダンなデザインの造作洗面台です。
洗面スペースの背面に大容量の可動棚を設けることでタオルやストック品を効率的に収納でき、常にすっきりとした空間を保てます。
また、鏡裏の収納に加えてカウンター下をオープンにすることで、ゴミ箱やランドリーバスケットを置くスペースも確保。
高い実用性とデザイン性を両立させています。
青いタイルが印象的な造作洗面台

鮮やかな青いモザイクタイルを贅沢にあしらった地中海を思わせる爽やかな造作洗面台です。
タイル貼りのカウンターは汚れが目立ちにくく、お手入れしやすいのがメリット。
また、足元をオープンにすることで洗濯機横の動線を遮らずに開放感を演出しています。
バスケットなどを置くことで、収納力もバッチリ確保できますね。
ミラーまわりまで収納にした家事室型の造作洗面台

木目調の大型カウンターにステンレスの洗面ボウルを組み合わせたスタイリッシュな造作洗面台です。
ミラー横には機能的なオープン棚を、頭上には室内干し用のアイアンバーを設置し、洗面・脱衣・洗濯がひとつの空間で完結する家事が楽な動線を実現。
欧米の地下鉄をイメージさせるサブウェイタイル風の壁面が実用性の高い空間に洒落なエッセンスを加えています。
壁面のストライプとモスグリーンの収納が高級感を与える造作洗面台

モスグリーンの引き出しと縦ストライプの壁面パネルが絶妙に調和した、洗練された造作洗面台です。
グレーのスクエア型ボウルや間接照明の演出が落ち着きのあるモダンな雰囲気を醸し出しています。
カウンターを長く伸ばしてドレッサー機能を兼ね備え、足元のオープン棚にはボックスを配置。
意匠性と使い勝手を高い次元で両立させた、こだわりの空間です。
大理石風素材と黒の洗面台で魅せる、ホテルライクな造作洗面台

石目調の重厚な壁面にブラックの洗面ボウルを合わせた圧倒的な高級感が漂う造作洗面台です。
天板にはグレーのマットな素材を採用し、間接照明が素材の陰影を美しく引き立てています。
生活感を感じさせない洗練されたデザインは、まるでラグジュアリーホテルのよう。
日常の身支度を、特別なひとときへと変えてくれる上質な空間です。
間接照明付き円形ミラーが主役の造作洗面台

ダークグレーの石目調壁面に、バックライトを仕込んだ円形ミラーが浮かび上がる幻想的な事例です。
スクエア型のベッセル式ボウルとグレーの天板を合わせることで、モダンで都会的な印象を与えています。
一方、サイドには壁をへこませて作られた埋め込み式の収納スペース、その横にはワイヤーバスケットを配置し、高い意匠性を保ちながら機能性も確保。
毎日の手洗いや身支度が楽しみになるような空間に仕上がっています。
左右対称で美しく整えたワイドカウンターの造作洗面台

グレーの石目調カウンターを広く確保し、水平ラインを強調したスタイリッシュな造作洗面台です。
ミラー背面の壁にも同様の質感の素材を採用し、間接照明を仕込むことで空間に上質な奥行きを生み出しています。
さらに洗面ボウルや収納、タオル掛けなどの要素をバランスよく配置した左右対称の設計の設計が、より洗練された美しさを感じさせますね。
造作洗面台のメリット
ここからは、造作洗面台のメリットを紹介します。
オリジナルの洗面スペースを作れる
造作洗面台は、洗面ボウル・水栓・鏡・照明といったすべてのパーツを自分好みの一品から選び、世界にひとつだけの空間を表現できます。
既製品のような型にはまらないため、趣味やこだわりの強い方に取っては、非常に満足度の高い空間にできる可能性があります。
家の雰囲気と合わせられる
住まい全体のインテリアテーマと完全に調和させられる点も造作ならではのメリットです。
LDKに使った無垢材を洗面台のカウンターにも採用したり、モダンな内装に合わせてモールテックスや石目調の素材を選んだりすれば、空間に一体感が生まれます。
内装の一部・家具の一部のような佇まいに仕上げられるので、家全体のデザイン性をより高めることができるのも魅力です。
洗面スペース横にカウンターを設置できる
家事の効率化を重視するなら、洗面台のカウンターを横に長く伸ばす設計が非常に有効です。
広々としたカウンターがあれば、取り込んだ洗濯物をその場で畳んだり、アイロン掛けをしたりと脱衣所を家事スペースとして活用できます。
また、カウンターと椅子を設置すれば、ドレッサーとしても使用できます。
用途に合わせた多機能なスペースをプラスできるのは、造作洗面台ならではのメリットですね。
間取りに合わせ最適な洗面台を作れる
「階段下の傾斜があるスペースを活用したい」「玄関横の狭い隙間に手洗いを設けたい」など、自宅のデッドスペースや特殊な形状の間取りに合わせて無駄なくぴったりと設置できるところも、大きなメリットです。
また、家族の身長に合わせてカウンターの高さを微調整したり、収納したい物のサイズに合わせて棚の奥行きを設計したりと、実用性を極限まで高めることも可能です。
既製品の規格サイズに妥協する必要がないので、より設計の自由度がアップしますよ。
造作洗面台のデメリット
造作洗面台は自由度が高い反面、デメリットもいくつか存在します。
ここからは、造作洗面台のデメリットを紹介します。
既製品よりもコストがかかる
造作洗面台の最大のデメリットは、コストがかかることです。
メーカーが大量生産する既製品とは異なり、洗面ボウル・水栓・鏡・照明などを個別に選んで発注するため、材料費が割高になります。
また、現場で大工さんや家具職人が一つひとつ手作業で作り上げるため、製作工賃や施工費もかさみます。
そのため、予算とのバランスを考えて検討することをおすすめします。
デザイン決めに手間と時間がかかる
施工の自由度が高い分、洗面ボウルの深さと水栓の相性・タイルの色味・目地の幅・照明の明るさ・コンセントの位置など、検討すべき項目が多岐にわたるので、デザイン決定までに手間と時間がかかります。
さらに、パーツ選びを間違えると全体のバランスが崩れたり使い勝手が悪くなったりするため、情報収集や工務店との打ち合わせに膨大な時間が必要です。
細かなこだわりを形にする楽しみがある一方で、家づくりにスピード感を求める方にとっては負担になる可能性があります。
掃除やメンテナンスに手間がかかることも
既製品に比べ、造作洗面台は掃除の難易度が上がりやすい傾向にあります。
例えば、洗面ボウルをカウンターの上に置く「ベッセルタイプ」はボウルと天板の接地面に水が溜まりやすく、こまめに拭き取らないとカビや水垢の原因になります。
また、タイル壁は目地に汚れが入り込みやすく、天然木を採用した場合は定期的な防水塗装などのメンテナンスが欠かせません。
掃除やメンテナンスを負担と感じる方は、そういった面も含めて設計することをおすすめします。
デザイン重視で実用性が低くなることも
「洗面ボウルが浅すぎて水はねが激しくなってしまった」など、見た目の良さを優先しすぎた結果、使い勝手が犠牲になるケースもあります。
また、海外製のデザイン性の高い水栓は、日本の規格と合わずにメンテナンスが困難になることも少なくありません。
水はね・コンセントの配置・水栓のサイズ などは、事前に確認しておきたいですね。
仕上がりを事前に確認できない
既製品ならショールームで実物を見て、サイズ感や質感を確認できますが、造作洗面台は完成するまで実物を見ることができません。
図面やサンプルだけでイメージを膨らませる必要があるため、完成後に「思っていたより色が暗かった」「カウンターの高さが微妙に合わない」といった仕上がりのギャップが生じるリスクがあります。
過去の施工事例を数多く見せてもらったり、3Dパースなどで立体的なシミュレーションを見せてもらったりするなど、設計担当者と完成イメージを詳細に共有することも大切です。
造作洗面台の設計時のポイント
造作洗面台での後悔を防ぐためには、どのような対策を行えば良いのでしょうか?
ここからは、造作洗面台設計時のポイントを紹介します。
使い方をシミュレーションする
まずは、朝の身支度から夜のルーティンまで、家族がどう使うかを具体的にシミレーションしましょう。
- 家族の人数に対して、洗面ボウルは1つで足りるか
- 洗面中の人の後ろを通れるか
- ドライヤーやタオルが取りやすい場所に設置されているか
こういったことを検討できていると、長く快適に洗面台を活用することができますね。
メンテナンス性も考慮する
洗面台は水を扱う場所です。
ボウルが浅くて水はねが起きて周りの木材が腐ったり、低い位置に設置したタイル壁の目地にカビが生えてしまったりするリスクもあります。
周りに木材を使う場合は、ある程度深めのボウルを使うことをおすすめします。
また、タイル壁を採用する場合はカビや汚れに強い防汚タイプの目地材を選んだり、洗面ボウルをカウンターの上に置く「ベッセルタイプ」にする場合は防水性の高いコーキング処理を行ったりするなど、メンテナンス性も重視して素材とデザインを選びたいですね。
使いやすい水栓を採用する
水栓は特に、デザイン性だけでなく、機能性を重視して選びましょう。
特に海外製やデザイン性の高い水栓は、水はねしやすい・吐水位置が合わないなど、日常使いでストレスを感じるケースも少なくありません。
高さや奥行きを含めた洗面ボウルとの相性を、ショールームなどで使用感を確認しながら選ぶと安心です。
最近では引き出し式のシャワーヘッドでもおしゃれなデザインのものが販売されているので、一度検討してみても良いかもしれません。
必要な収納量を考える
歯ブラシ・スキンケア用品・タオル・洗剤のストックなど「何をどれだけ収納するか」を事前に整理しておくことが重要です。
収納量が不足すると物があふれて生活感が出やすくなりますし、逆に過剰だと無駄なスペースが生まれたり、デザインの自由度が低くなったりしてしまいます。
将来増える可能性も考慮して少し余裕を持たせつつ、取り出しやすさや見た目のバランスを考えると、使いやすく整った洗面スペースに仕上がりますよ。
デザイン性と実用性の高い造作洗面台を作るなら、グランハウスにご相談ください!

この記事では、造作洗面台の建築事例や、住んだ後に後悔しないための設計時のポイントを紹介してきました。
造作洗面台はデザインの自由度が高く、他の内装と合わせたりすることもできるので人気ではありますが、費用・素材・ボウルの深さなど、検討するべきことも多くあります。
そのため「どんなデザインにするべきかよくわからない」と悩んでしまう方も多いようです。
注文住宅で造作洗面台を作りたいと悩んでいる方は、グランハウスにぜひご相談ください。
グランハウスは岐阜/愛知/三重で注文住宅を提供している設計士集団です。
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