基礎知識・考え方
猫と暮らす家の間取りを決める際のポイントは?安全対策や、飼い主の負担を減らすコツも
公開:2026.06.11
注文住宅を購入するなら、より猫が心地よく暮らせるような家にしたいけれど
・間取りづくりのポイントを知りたい
・より飼育の負担を抑えたい
という方も多くいるでしょう。
この記事では、猫と心地よく生活するための間取り作りのポイント・安全対策・飼育の負担を減らすコツを紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
猫と心地よく暮らすための間取りのポイント
猫と人が心地よく暮らすためには、猫の習性を理解し、それに合わせた間取りの工夫を取り入れることが大切です。
ここからは、猫と心地よく暮らすために取り入れたい間取りのポイントを紹介します。
キャットウォークやステップを作る

猫は木に登ったり高い場所から周囲を見渡したりする習性があります。
だからこそ、そういった上下運動を家の中でもできるよう、キャットウォークやキャットステップを付けることをおすすめします。
リビングの壁・吹き抜け・階段周りなどに設置するケースは多く見られますが、とくに家具や棚とつなげて動線をつくると、家全体が猫にとっての遊び場になるので、猫のストレスを軽減できますよ。
窓辺にくつろげるスペースを作る

猫は日向ぼっこや外の景色を眺めるのが大好きです。
出窓を設ける・窓際にカウンターやベンチを置く・日当たりの良い場所にクッションや猫用ベッドを置くなどすると、猫にとってのリラックススペースになりますよ。
猫はその時の気分や気温によって居場所を変えるため、1ヶ所だけでなく複数のくつろぎスペースを用意しておくとより良いですね。
匂いが篭らず掃除しやすいトイレスペースを作る
猫のトイレは、洗面所・脱衣所・階段下スペースなど「換気がしやすく、人の出入りが少ない静かな場所」を選びましょう。
リビングの真ん中や音の大きい家電の近くは、猫が落ち着かずストレスの原因になるため避けた方が良いですね。
また、飼い主にとっての掃除のしやすさも大切です。トイレ周辺に掃除道具を収納できるスペースを設けたり、立ったままでも手入れできる高さに配置したりすると、日々の負担が軽減されますよ。
壁や柱に爪研ぎコーナーを作る
爪とぎは猫にとって、爪のメンテナンス・ストレス発散・縄張りのマーキングとして欠かせない行動です。
やめさせることは難しいので「していい場所」を用意しましょう。
おすすめは、猫がよく通る廊下やリビングの柱など、目につきやすい場所に爪とぎコーナーを設けることです。
壁に専用の爪とぎパネルを埋め込んだり、柱に麻縄を巻いたりすると、インテリアに馴染ませながら設置できます。
少し建築コストは上がりますが、あらかじめ傷に強い壁紙や腰壁を採用しておくとほかの場所で爪とぎをされてもダメージを最小限に抑えられるので、合わせて検討されても良いかもしれません。
落ち着いて食事できる場所を作る
猫が安心して食事をするためには、静かで落ち着いた環境を整えることが重要です。
食事スペースは、キッチンの隅やダイニングの一角など、人の出入りが少なくトイレから離れた場所に設けるのが基本です。
フードや食器をまとめて収納できるスペースを近くに用意しておくと準備や片付けがスムーズになるので、お世話の手間を軽減したい場合は棚や造作収納の設置を検討しても良いですね。
猫を飼うなら押さえておきたい安全対策
猫と安心して暮らすためには、日々の生活の中に潜む「思わぬ危険」をあらかじめ防ぐことが大切です。
ここからは、猫を飼う際に押さえておきたい安全対策を紹介します。
玄関・窓から脱走しないようにする
猫は好奇心が強く、ドアが開いた瞬間に外へ飛び出してしまうことがあります。
玄関に、内側にもう一つ扉やペットゲートを設ける「二重扉」を設置しておくと、万が一外扉が開いてもすぐに外へ出られないようになるので安心です。
また、窓にロック機能付きの補助錠を取り付けたり、破れにくいペット用網戸に交換したりしても良いですね。
キッチンに侵入してこないようにする
キッチンには火・刃物・中毒性のある食材などが多く存在するため、侵入防止対策が欠かせません。
特にコンロ周りはやけどや火災のリスクがあります。
IHクッキングヒーターでも猫がスイッチを押してしまう事故が報告されているので、使用していないときは主電源を切ったり、チャイルドロックを活用したりするなどの対策を徹底する必要があります。
それを忘れてしまう可能性がある方は、ペットゲートや引き戸の仕切りを設置したり、危険物が猫の手に届かないように収納するなどの対策を行った方が良いですね。
浴室に侵入してこないようにする
お湯が残っている浴槽に猫が落ちると、溺れてしまう可能性もあります。
また、床が濡れていると滑ってしまい、ケガの原因になるケースもあります。
浴槽に落ちると、子猫や高齢の猫は自力で這い上がれないこともあるため、入浴後は必ずお湯を抜くか、しっかりと風呂蓋を閉める習慣をつけましょう。
その上で、脱衣所にドアを設置する・浴室の扉をきちんと閉める・フェンスを設置するなどして、猫が自由に出入りできないようにすることが大切です。
吹き抜けや階段から落下しないようにする
猫は高い場所を好むため、吹き抜け・階段の手すり・窓際などに登ってしまうことがあります。
しかし、吹き抜けや階段で落下すると、重大なケガにつながる可能性も。
特に手すりの隙間が広いデザインだと、猫がすり抜けて落下してしまうこともあるため注意が必要です。
手すりにアクリルパネルを取り付ける・落下防止ネットを設置する・階段に滑りにくい素材を使う・ステップの幅や高さを調整するなどして、安全性を高めたいですね。
猫との生活で負担を減らすためのコツ
猫との暮らしは楽しく癒される一方で、掃除・ニオイ・家の傷などを負担に感じてしまうこともありますよね。
ここからは、猫との生活で負担を減らすためのコツを紹介します。
傷や汚れに強い床材・壁紙を選ぶ
猫と暮らすと、爪とぎや走り回る動きによって壁や床に傷がついたり、抜け毛や粗相による汚れが気になったりすることがあります。
壁紙に、表面が強化されたタイプや汚れを拭き取りやすい加工が施されたものを選ぶと、日々の掃除がぐっと楽になります。
床材は、滑りにくくクッション性のあるペット対応フローリングやクッションフロアがおすすめです。
猫の足腰への負担を軽減できるだけでなく、傷もつきにくくなります。
また、床の色を猫の毛色に近づけると、抜け毛が目立ちにくくなるため、見た目のストレスも減らせますよ。
ニオイ問題を解消できるよう、換気計画を立てる
猫との暮らしで気になりやすいのが、トイレ周りを中心としたニオイの問題です。
匂いに敏感な方は、24時間換気システムを適切に活用し、室内の空気を常に入れ替えるなど、しっかりとした換気計画を立てることをおすすめします。
専用の換気扇を設けたり、消臭・調湿機能のある建材を取り入れたりしても良いですね。
また、猫がよく行き来する場所に、空気がこもりやすい場所をつくらないこともポイントです。
猫用の収納をつくる
猫と暮らしていると、キャットフード・猫砂・トイレ用品・おもちゃ・ケア用品など、さまざまなアイテムが増えていきます。
これらをそのまま出しっぱなしにしていると、部屋が散らかって見えてしまうことに。
そこでおすすめなのが、階段下のデッドスペース・パントリーの一角・テレビ下収納を活用するなど、猫用品専用の収納スペースをあらかじめ確保しておくことです。
また、トイレ周りに関しても、トイレの近くに掃除道具や消耗品をまとめて置ける棚をつくると、日々の手入れがスムーズになります。
使いやすさと見た目を両立できる、良い収納を設置できると良いですね。
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猫と快適に暮らすためには、間取り・動線・安全対策・素材選び・収納計画まで、さまざまな視点から住まいを考えることが大切です。
とはいえ、すべてを自分で考えて設計に落とし込むのは簡単ではありません。
グランハウスは、岐阜・愛知・三重で注文住宅を手がける設計士集団です。
「ハウスメーカーでも工務店でもない、設計士とつくる」からこそ、お客様一人ひとりの想いやこだわりに丁寧に向き合い、性能とデザインを両立した、ちょっとカッコいい暮らしやすい住まいをご提案します。
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