間取り・実例
ランドリールームの間取り完全ガイド|後悔しない広さ・動線・収納も
公開:2026.06.14
家事の負担を減らす「ランドリールーム」は、共働き世帯を中心に今や必須の間取りと言えます。
しかし
・最適なランドリールームの広さや、家事が楽になる配置を知りたい
・ランドリールームの間取りや動線設計で後悔しないためのポイントを抑えたい
などでお悩みになる方も多いでしょう。
本記事では、ランドリールームの広さ別の活用法や動線設計のコツ、失敗しないための設備計画を徹底解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ランドリールームとは?
ランドリールームとは、洗濯に関わる家事をまとめて行える専用スペースのこと。
洗濯機だけでなく、洗濯機・乾燥機・室内物干し・作業台・収納棚などをまとめて設置することが多いです。
「洗う・干す・畳む・アイロンをかける・収納する」といった一連の作業をひとつの場所で完結できるので家事の効率が大きく向上するほか、天候に左右されずに室内で干せるというメリットもあり、特に共働き世帯や子育て世帯で近年人気が高まっています。
ランドリールームのメリット・デメリット
ランドリールームには多くのメリットがありますが、いくつかデメリットもあります。ここからは、ランドリールームのメリット・デメリットを紹介します。
メリット
ランドリールームのメリットは以下のとおりです。
・洗濯動線が短くなり家事がラクになる
・天候や時間を気にせず洗濯できる
・花粉や黄砂などの外気汚染を防げる
・生活感を隠してスッキリした空間を保てる
・防犯対策にもつながる
ランドリールームの最大の魅力は、洗濯に関わる作業を一か所で完結できる点です。
洗う・干す・畳む・収納するまでの流れがスムーズになり、家の中を移動する手間が減るため、家事効率が大きく向上します。
花粉や黄砂が付着する心配がないので、同時にアレルギー対策ができるのも嬉しいですね。
デメリット
ランドリールームのデメリットは以下のとおりです。
・設置費用がかかりやすい
・専用スペースの確保が必要
・使い方によっては無駄な空間になる
・換気が不十分だとカビや臭いの原因になる
ランドリールームの注意点は、設計や使い方によっては使いにくい空間になってしまう可能性がある点です。
専用スペースを確保する必要があるため、その分ほかの部屋が狭くなることもあり、間取り全体のバランスを考えることが重要になります。
室内干しを前提とするため湿気がこもりやすく、換気や除湿対策を怠るとカビや臭いの原因になる点にも注意が必要です。
広さ別!ランドリールームの間取りと出来る事
ランドリールームは広さによって使い方やできることが変わります。ここからは、ランドリールームでできることを広さ別に紹介します。
【1.5〜2畳】兼用・乾燥機比率高めのミニマムサイズ
1.5〜2畳あれば洗濯機+乾燥機を設置できます。
洗面脱衣室と兼用するケースが多いですが、乾燥機を活用することで「干す」工程を省けるため、家事の時短につながります。
作業台や収納は最低限になりますが、その分、他の居室スペースを確保できますよ。
【2〜3畳】洗う・干す・たたむを1カ所で完結
2〜3畳のランドリールームは、洗濯に必要な基本的な作業を一か所で完結できるバランスの良い広さです。
洗濯機の横に物干しバーを設置することで、洗った衣類をその場で干せますし、カウンターを設ければそのまま畳むこともできます。
柔軟剤の香りをしっかり残したい方・乾燥機をあまり使わず自然乾燥をしたい方・天候に左右されずに洗濯したい方などは、2〜3畳の広さにし、物干しバーを設置しても良いかもしれません。
【3〜4畳】子育て・洗濯量多め・作業台+収納まで
3〜4畳のランドリールームは、洗濯量が多い家庭や子育て世帯におすすめの広さです。
物干しスペースを広く取れるため、一度に多くの洗濯物を干すことができ、天気を気にせず効率よく家事が進められます。
作業台を設置すればアイロンがけや仕分け作業も快適に行えますし、収納棚を設ければ洗剤・タオル・衣類の一時保管も可能。
洗面室や浴室とつなげれば、入浴後の着替えや洗濯の流れもスムーズにできるので、日々の家事負担を軽減できますよ。
【4畳以上】クローゼット併設で「しまう」まで完結
4畳以上の広さになると、ランドリールームにクローゼットを併設することが可能になります。
「洗う→干す→たたむ→しまう」までのすべての作業を一つの空間で完結できるので、各部屋へ運ぶ手間がなくなり、家事動線が大幅に短縮されます。
家族全員の衣類をまとめて整理できるので、家事の時短と効率を重視したい方におすすめです。
ランドリールームの間取りタイプ比較
ランドリールームは、どのように配置するかによって使い勝手が変わります。ここではランドリールームの3つの間取りタイプについて比較してみましょう。
洗面脱衣室・ランドリールーム一体型
洗面脱衣室とランドリールームを一体にした間取りは、最もシンプルで取り入れやすいスタイルです。
お風呂で脱いだ衣類をそのまま洗濯機に入れ、洗う・干すといった流れが一か所で完結するため、洗濯動線がとてもコンパクトになります。限られたスペースでも効率よく家事を進められるため、延床面積を抑えたい住宅にも向いています。
一方で、来客時に生活感が見えやすい点や、家族が入浴中は作業がしづらくなる場合もあるため、使う時間帯や家族の動きを想定して計画することが大切です。
ランドリールーム独立型
ランドリールームを洗面脱衣室とは別に設ける独立型は、生活感を抑えたい方に人気のある間取りです。
洗面スペースと分けることで、来客時にも気兼ねなく洗面台を使ってもらえるほか、洗濯物や洗剤などが見えにくくなり、空間全体がすっきりとした印象になります。扉で区切ることで音や湿気を抑えやすく、時間を気にせず洗濯できるのも魅力です。
ただし、その分スペースが必要になるため、他の部屋とのバランスを考えることが重要になります。
洗面脱衣室+ファミリークローゼット集約型
洗面脱衣室・ランドリールーム・ファミリークローゼットを近くにまとめた集約型は、洗濯物を干して乾かした後、そのまま近くのクローゼットに収納できるため、最も家事の効率が向上します。
家族全員の衣類を一か所で管理できるため、片付けや整理整頓もしやすくなります。特に忙しい共働き世帯や子育て世帯から、近年「家事時間の節約につながる」と人気が高まっていますよ。
後悔しないランドリールーム導線設計5つのポイント
ランドリールームを快適に使うためには、設備や広さだけでなく「動線」の考え方がとても重要です。ここからは、後悔しないランドリールーム導線設計のポイントを5つ解説します。
洗濯動線
洗濯動線とは「脱ぐ→洗う→干す→しまう」といった一連の流れのこと。この導線が悪いと各工程で家の中を行ったり来たりしなければならず、家事の度に非常に時間がかかります。
ランドリールームを計画する際は、脱衣所・ランドリールーム・クローゼットの位置関係を近づけ、洗濯物を持って家の中を移動する手間を減らすことを意識しましょう。
外干しをする場合は勝手口や掃き出し窓を設けて屋外への動線を確保しておくと便利ですよ。
水まわり動線
水まわり動線とは、キッチン・浴室・洗面・ランドリールームなど、水を使う場所への移動経路のことです。
これらの空間が近くにあることで、洗濯機を回しながら料理をしたり、乾燥機に移したついでにお風呂掃除をしたりと、複数の家事を同時にこなせるようになります。距離が近いことで洗濯機の終了音にも気づきやすく、無駄な待ち時間を減らすことができます。
水回りを近くに配置することで配管が近くにまとまるため、建設費を抑える効果も期待できますよ。
お出かけ・帰宅動線
お出かけや帰宅時の動線も重要です。
外出前に洗濯機や乾燥機を回してそのまま出かける・帰宅後に汚れた衣類をすぐにランドリールームへ持ち込むなどの導線を設計しておくと、より家事がしやすくなります。
特に子育て世帯では、泥汚れや汗をかいた衣類が増えるので、帰宅導線は入念に考えた方が良いですね。
回遊動線
回遊動線とは、家の中をぐるっと回れるようにする設計のことです。
回遊動線を取り入れると、料理の合間に洗濯の様子を確認したり、別の部屋からも簡単に行き来できたりするため、無駄な動きが減ります。
掃除の際にも行き止まりがなく移動できるため、効率よく作業を進められますよ。
家族動線のバッティングを回避する
洗濯作業中に他の家族が入浴や洗面をするなど、生活導線が重なると、ストレスの原因になることもあります。
道の幅を広めにしたり、動線を分けたりするなど、家族同士の動線が重ならないようにすることも大切です。
どこかに行くためにランドリールームを通り抜ける必要がある間取りの場合は、作業スペースと通路を分けておくと使いやすくなりますよ。
ランドリールームの使い勝手を向上するポイント5つ
ここからは、ランドリールームの使い勝手を向上するポイントを5つ紹介します。
設備にこだわる
ランドリールームの使い勝手を左右する代表的なものは、作業台・物干しバー・乾燥機・スロップシンクなどの設備です。
設備を増やしすぎると空間が狭くなり使いにくくなる一方、必要な設備が不足すると不便さを感じやすくなります。特に、洗濯物をたたむカウンターや室内干しスペースは、毎日の作業効率に直結するため優先的に検討したいポイントです。
自分たちの生活スタイルに合った設備を選び、無駄のない快適なランドリールームを実現したいですね。
湿気対策をする
ランドリールームでは湿気対策が欠かせません。とくに室内干しの家は湿度が高くなり、カビや臭いの原因にになることがあるためです。
そのため、窓を設けて風の通り道を作る・換気扇や除湿機を併用する・サーキュレーターやエアコンを活用する・調湿機能のある壁材を取り入れるなどして、空気をしっかり循環させることが大切です。
コンセント計画
ランドリールームでは、洗濯機・乾燥機・アイロン・除湿機・サーキュレーターなど、意外と多くの家電を使用します。
配置が悪いと延長コードが必要になり、見た目や安全性にも影響が出るため注意が必要です。特に作業台の近くや物干しスペース付近にはコンセントを設置しておいた方が良いですね。
収納計画
ランドリールームの快適さを保つためには、洗剤・柔軟剤・洗濯ネット・タオル・衣類など、さまざまなアイテムを整理できるような収納計画も非常に重要です。
収納が不足すると空間が散らかりやすくなり、家事効率も低下します。
十分な収納量を確保する・使う場所の近くに配置する・必要に応じて可動棚を取り入れるなどすると、より使い勝手の良い収納になりますよ。
素材選び
ランドリールームは水や湿気にさらされやすい空間のため、劣化や汚れを防ぐためにも床や壁には防水性や防カビ性に優れた素材を選ぶことをおすすめします。
床にはクッションフロアやフロアタイルなどの水に強く掃除しやすい素材を、壁には調湿機能のあるクロスや防カビ仕様の素材を選ぶと、湿気によるトラブルを軽減できますよ。
ランドリールームの間取り実例4選
ここからは、実際のランドリールームの間取り実例を紹介します。
小上がりを設けることで、洗濯作業をスムーズにつなぐランドリールーム
こちらは、ランドリールームに小上がりスペースを設けることで洗濯作業のしやすさを高めた事例です。
段差のある作業台のように使えるため、洗濯物をその場でたたんだり仕分けたりしやすいですね。疲れたら少し休むこともできるので、高齢者の方や疲れやすい方がいる場合でも安心です。
収納棚と一体になっていることでタオルや衣類をすぐに収納できるので、作業の流れが途切れないことも大きなメリットです。
スロップシンクを備えることで予洗いから乾燥まで完結するランドリールーム
こちらは、ランドリールームのスロップシンクを備えた事例です。スロップシンクを設置することで、泥汚れのついた衣類や靴下などの予洗いまでを一箇所で行うことができますね。
すぐ横に洗濯機と室内干しスペースとカウンターがあるので、乾いた衣類を畳んだりアイロンをかけたりする作業もスムーズに行えます。
洗う・干す・たたむ・しまうまでを一箇所にまとめた、完結型ランドリールーム
こちらは、洗濯機と乾燥機を縦に配置し、そのすぐ横に物干しバーと広いカウンターを設けることで、「洗う→干す→たたむ」の流れをスムーズにつなげた事例です。
カウンター下には収納スペースが充実しており、タオルや衣類をそのまま整理してしまえるため、各部屋へ運ぶ手間も軽減されます。
動線が短く無駄な移動がないことで、日々の家事効率を大きく向上できますね。
キッチン・洗面とつながることで、家事効率を高めたランドリールーム
こちらは、ランドリールームにキッチンや洗面スペースを隣接した事例です。
動線が短いため、料理をしながら洗濯機を回したり、洗面のついでに洗濯物を干したりと、複数の家事を同時に進めやすくなっています。
収納やカウンターも近くに配置されていることで、洗濯から片付けまでの流れがスムーズにつながりますね。
ランドリールームの間取りは、グランハウスの設計士にご相談ください!

この記事では、ランドリールームの間取り実例やメリット・デメリットなどを紹介してきました。
ランドリールームの間取りや配置の工夫によって、住んだ後の家事効率は大きく変わります。そのため、自分たちのライフスタイルに合った設計を取り入れることが大切です。
しかし、広さや配置の判断を1人で行うのは難しいものです。とくに水回りの設計は、信頼できる工務店や設計士と相談したいですね。
注文住宅でランドリールームを作りたいと悩んでいる方は、グランハウスにぜひご相談ください。
グランハウスは岐阜/愛知/三重で注文住宅を提供している設計士集団です。
「ハウスメーカーでも工務店でもない、設計士とつくる」からこそ、お客様の想いやこだわりに丁寧に向き合い、ちょっとカッコいい、暮らしやすい家をご提案します。
施工実績は1,000件以上。「より良い家づくりをしたい」「岐阜で注文住宅を建てたい」とお考えの方は、ぜひグランハウスに一度お問い合わせください。