間取り・実例

バリアフリー住宅の間取り実例|建てる際のポイントや建築費を抑える方法も

公開:2026.10.02

バリアフリー住宅を検討しているけど、

  • どうやって間取りを考えたらいい?
  • バリアフリー住宅にするメリットや実例を知りたい

と悩んでしまう方も多いでしょう。

この記事では、バリアフリー住宅の間取り実例のほか、建てる際のポイントやメリット、補助金についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

バリアフリー住宅を建てる際の間取りのポイント

バリアフリー住宅を建てるなら、段差をなくすだけでなく、将来も安心して暮らせる間取りも考えることが大切です。ここからは、バリアフリー住宅を建てる際の間取りのポイントを紹介します。

 

ワンフロアで生活が完結するようにする

バリアフリーを意識するなら、1階だけでも生活が完結する間取りがおすすめです。平屋であれば階段の上り下りが不要になり、年齢を重ねても移動の負担を軽減できますよ。

2階建ての場合でも、寝室・トイレ・浴室・洗面所などを1階にまとめて配置しておけば、階段の利用が難しくなっても生活スタイルを大きく変えずに暮らせます。

長く住み続ける家だからこそ、今だけでなく将来の暮らしまで見据えた間取りを考えておくことが大切です。

 

生活動線をできるだけ短くする

寝室からトイレ・洗面所・浴室までの距離を短くすると、夜間や体調が優れない日でも、移動の負担を減らすことができます。

水回りが一箇所に集まっていると家事動線がスムーズになるので、老後だけでなく、一人暮らしの時期や育児中などのライフステージの変化にかかわらず、快適に暮らしやすい住まいになりますよ。

 

なるべく廊下を設けない

廊下は移動距離が長くなりやすく、車椅子や歩行器を使用する際の負担も大きくなるため、バリアフリーを意識するなら廊下を減らした間取りにすることをおすすめします。

リビングを中心に各部屋へ移動できる設計にすると、移動距離を短縮しやすくなるほか、居住スペースを広く確保することもできますよ。

 

車椅子に対応できる通路幅にする

バリアフリーを意識するなら、車椅子を利用する可能性も考え、通路や出入口に80〜90cmの通路幅を確保しておきましょう。

曲がり角やドア付近に方向転換できるスペースも確保しておくと、より使いやすくなりますよ。

後から直すとなるとかなり費用がかさむので、将来のリフォーム費用を抑えるためにも、あらかじめスペースを確保しておけると良いですね。

 

断熱性能を高める

暖かい部屋から寒い脱衣所やトイレへ移動した際のヒートショックを防ぐためにも、バリアフリー住宅では、家全体の温度差を少なくできるよう断熱性能を高めることが重要です。

室内の温度が安定しやすくなるため、冬だけでなく夏も快適に過ごせるほか、冷暖房効率の向上による省エネ効果も期待できますよ。

 

引き戸を設置する

バリアフリーを意識するなら、室内のドアは、車椅子や歩行器でも出入りしやすい引き戸を採用するのがおすすめです。家族やヘルパーさんなどの介助者も無理のない姿勢でサポートしやすくなるので、より安心して老後生活を送ることができます。

軽い力で開閉できるタイプやソフトクローズ機能付きの引き戸を選ぶと、さらに安全性が高まるのでおすすめです。

 

手すりを設置する

手すりは、立ち座りや歩行をサポートし、転倒を防ぐために役立つ設備です。

玄関・廊下・階段・トイレ・浴室などに設置すると安心して移動できますが、必要以上に手すりを設置すると動線を妨げることもあるため、実際の動きをイメージしながら適切に配置することが大切です。

手すりを設置するには壁の中に下地を入れる必要があるので、リフォーム費用を抑えるためにも、将来手すりを設置する可能性がある場合は壁の内部に下地を仕
込んでおくことをおすすめします。

 

寝室の近くにトイレを配置する

高齢になると夜中にトイレへ行く回数が増えることも多くなります。

寝室の近くにトイレを配置して移動距離を短くすれば、転倒リスクや身体への負担を軽減できるので、安心して生活できますよ。

家族やヘルパーさんに介護される際のことを考えても、寝室・トイレ・洗面所は近くに配置しておいた方が良いですね。

 

バリアフリー住宅の間取り実例

ここからは、バリアフリー住宅の間取り実例を紹介します。

 

1.1階部分で生活が全て完結する平屋住宅

こちらは、1階部分だけで生活がすべて完結するように設計された平屋住宅の事例です。

LDKを中心に、洗面室・浴室・トイレといった水まわりや各居室がコンパクトに配置されており、家の中の移動が最小限で済む動線になっています。

玄関からはファミリークロークやパントリーを経由してキッチンへとつながり、買い物後の片付けもスムーズ。

リビング横には和室を設けることで、くつろぎスペースや将来の寝室としても活用できます。階段を使わずに生活が完結するため、老後も安心して暮らせますね。

 

2.共用部分に引き戸を採用しており、車椅子でも行き来しやすい住宅

こちらは、リビングやダイニングなどの共用部分に引き戸を採用し、スムーズな移動を実現した住宅の事例です。引き戸だと、扉を横にスライドさせるだけで開閉できるため、松葉杖や車椅子でもストレスなく行き来できますね。

1階に和室と寝室が設置されているので老後に階段を使わなくても生活できるほか、吹き抜けや中庭を採用しているので、1階部分だけでも実用性と開放感が担保されているのは魅力的ですね。

 

3.各階に引き戸のトイレを採用し、廊下を広めにとった住宅

こちらは、各階にトイレを設置し、さらに引き戸を採用することで使いやすさに配慮した住宅の事例です。

トイレの扉が引き戸になっているため、将来車椅子や松葉杖を使うことになった際でも簡単に開閉できます。

廊下を広めに確保しているので、老後車椅子を使う場合だけでなく、家族が多い時期でもすれ違いや方向転換がしやすくなり、日常生活のストレスを減らすことができますね。

 

4.土間と引き戸を採用することで、外と中を行き来しやすくした住宅

こちらは、土間スペースと大きな引き戸を組み合わせることで、屋外と室内をスムーズにつなげた住宅の事例です。

引き戸を大きく開けることで、重い荷物を運ぶ際や趣味の道具を出し入れする場合でもスムーズに動けるため、日常の利便性が高まります。

寝室である和室と土間の間には15cmほどの段差しかないので、夜間のトイレへも安全に移動できそうですね。

 

5.ガレージから家の中に入れるので、帰宅の負担を最小限に抑えられる住宅

こちらは、ガレージから直接室内へ出入りできる動線を確保した住宅の事例です。

車を降りてすぐに玄関や土間へアクセスできるため、雨の日や荷物が多い日でも外を回る必要がなく、スムーズに帰宅できます。

ガレージを広くとっているので、子どもや大きな荷物を抱えているときだけでなく、老後、足腰が弱って素早く移動できなくなった後や、車椅子に乗っている際でも安心して降車準備ができますね。

 

バリアフリー住宅の価格を抑える方法

バリアフリー住宅は将来の安心につながる一方で、設備や仕様によっては建築費用が高くなることがあります。しかし、国や自治体の補助金制度・住宅ローンの金利優遇などを活用すれば、費用負担を抑えられる可能性がありますよ。

ここからは、バリアフリー住宅の価格を抑える方法を紹介します。

 

フラット35Sを活用する

バリアフリー性能など一定の基準を満たす住宅では、通常のフラット35よりも一定期間金利が引き下げられる住宅ローン制度「フラット35S」を利用できる場合があります。

借入額が大きい住宅ローンでは、わずかな金利差でも総返済額に大きく影響するため、長期的な負担軽減につながるでしょう。

ただし、利用条件や適用基準は変更される場合があるため、事前に住宅会社や金融機関へ確認することをおすすめします。

 

自治体の同居・近居支援助成金を活用する

多くの自治体では、親世帯と子世帯の同居・近居を促進するため、新築・住宅購入・リフォームなどに対する助成金制度を設けています。

新築のバリアフリー住宅でも制度の対象となることがありますが、年齢・世帯構成・住宅の条件など、助成金の対象となる条件や補助金額は自治体ごとに異なりますし、予算に達すると受付が終了する制度も少なくありません。

早い段階でお住まいの自治体や施工会社に確認することをおすすめします。

 

バリアフリーの住宅をお考えなら、グランハウスにご相談ください!

バリアフリー住宅を建てる際は、段差をなくすだけではなく、生活動線・間取り・断熱性能・建具などを総合的に考えることが大切です。

しかし、細やかに配慮すると費用がかさむので、優先度を整理したり、自治体の補助金・助成金に詳しい工務店に相談したりする必要も出てきます。

グランハウスは岐阜/愛知/三重で注文住宅を提供している設計士集団です。

「ハウスメーカーでも工務店でもない、設計士とつくる」からこそ、お客様の想いやこだわりに丁寧に向き合い、ちょっとカッコいい、暮らしやすい家をご提案します。

施工実績は1,000件以上。「より良い家づくりをしたい」「岐阜で注文住宅を建てたい」とお考えの方は、ぜひグランハウスに一度お問い合わせください。