こんにちは!
設計・インテリア担当の大橋三記央です。
先日、滋賀県の「佐川美術館」を訪れました。
静寂・整然・洗練……
そんな空間に身を置き、
『落ち着きのある上質な空間は
どのように生まれるのか?』
について考えました。
設計を手がけたのは、
豊田市美術館でも知られる谷口吉生氏。
谷口氏の建築は、
無駄を削ぎ落としたシンプルな美しさが特徴です。
マイホームを計画中のみなさん!
素材や色のサンプルを見ていると、
「あれも使いたい、これも使いたい」
と思うこと、ありませんか?
選択肢が多いと、
いろいろと使ってみたくなりますよね。
でも、「使わない」という選択も
あるのではないかと、私は考えます。
谷口氏の建築には、無駄がありません。
不要なものを削ぎ落していった結果、
「洗練された空間」ができあがる。
「使わない」ことにも、
意味があるのではないでしょうか?
「洗練された空間」という上質さは、
高価な素材を使わなくても、
素材選びを工夫することで
実現できるのではないかと思います。
たとえば、素材感を統一する。
佐川美術館では、
内外装はコンクリートや石などの無機質な素材、
家具は木材でまとめられていました。
あるいは、色のトーンを揃える。
佐川美術館では、
グレー~ベージュで統一され、
落ち着いた雰囲気を作り出していました。
谷口氏の建築は無機質でミニマルなテイストですが、
この「不要なものを削ぎ落していく引き算の美」は、
北欧風のナチュラルなテイストでも
温かみのある和モダンなテイストでも
応用できる考え方だと思います。
ただ、「なくてもいいもの」を見極めるのは
簡単ではありません。
だからこそ、何を取り入れ、何を削ぎ落とすか、
迷った時はぜひご相談ください!
私たちがこれまでの経験を活かし、
ベストな選択をお手伝いします。
工夫次第で、お金をかけなくても
落ち着きのある上質な空間は実現できるはずです!
大橋三記央