こんにちは。
アイディアの引き出しを増やすべく、
建築作品の見学に勤しんでいる
設計インテリア担当の大橋三記央です。
このブログを読んでいるみなさんも、
私と一緒に人生がちょっと豊かになる
知識の引き出しを増やしませんか!?
今回は、
滋賀県の「ラ コリーナ近江八幡」を
見学してきました!
ラ コリーナを設計した藤森照信氏は
設計事務所でのトレーニングを積まず、
歴史家としての知識や経験を元に
建築作品を生み出してきた異色の経歴の持ち主。
世界中を飛び回り、
様々な文化圏の建築物を見てきた経験から、
藤森氏の建築は国籍も時代も不明の
不思議な雰囲気を醸し出しています。
ラ コリーナの最大の特徴である
草が生えた屋根は、
日本の茅葺屋根に草が生えていた様子から
着想されたものです。
ジブリ作品に出てきそうなかわいい見た目ですが、
実はメンテナンスが
とっても大変だそうです…!
ラ コリーナのその他の見所は…
自然の木の曲がりを活かした柱や
天井に施された炭の装飾、
杉板の表面を焼いた「焼杉」など。
濃い黒の表情が独特ですね。
藤森氏の建築作品は、その独創性ゆえ
住宅のデザインに転用できるものは
なかなかありませんが、
(お客様に「屋根に草を生やしたい」と
希望されても少し困ってしまいます。笑)
自分の考えが固定観念に囚われていないかを
問い直すきっかけになりそうです!
有名な建築家が手がけた建築作品でも
普段の生活の中で利用する建築でも、
家づくりのヒントになるようなデザインが
どこかに潜んでいるかもしれません。
直接的な転用が難しそうなものでも、
「これいいな」と思ったものがありましたら
ぜひお聞かせください!
家づくりに応用できないか、一緒に考えましょう!
大橋 三記央