こんにちは。
いつもブログをご覧いただき、
ありがとうございます!
設計・現場担当の伊藤です。
今回は、『なぜ綺麗に見えるのか?』をテーマに
先日お引き渡しをさせていただいた
関市のS様邸をご紹介します。
現場の仕事は、
お施主様や設計の意図を図面から読み取り、
綺麗に納めていくことだと思っています。
社内打ち合わせの際、設計の思いを汲み、
図面に起こせる点は反映し、
図面に出来ないところに関しては
大工さんと直接打ち合わせをして、
より美しくなる方法で
工事を進められるようにしています。
S様邸でもきれいに見えるための
こだわりがいくつかあります。
まずはこちら。
同一面で施工することも可能なのですが、
あえて壁をずらしています。
写真の壁には、
右:クロス 左:モールテックス(塗り壁)
材質が異なるものを使用しました。
材質にもよりますが、
2つの材質を同一面で施工すると
クロスが剥がれやすかったり、
塗り壁がめくれたりと
メンテナンス性に欠けてしまします。
ですが、写真のように壁をずらすことで
クロスをしっかりと巻き込むことができ、
剥がれにくい施工が実現します!
そして写真に写っている十字窓にも
綺麗に見える現場での工夫があります。
設計からの要望は、
『よりシンプルに綺麗に見せたい』と。
本来、窓枠が入る施工が主流なのですが、
今回はその枠をあえて作らず、
四方をクロスで巻き込む手法にしています。
そうすることで線が減り、
よりシンプルに見せることができます。
十字の格子は、枠がなくても固定できる方法を
大工さんと一緒に考えました。
その結果、デザインだけでなく
施工も綺麗に仕上がったと思います!
他にも、
床の見切りを扉の中心に入れて
扉を閉めた際、
どちらからも床の切り替わりが
見えないようにしたり、
ダクトレールを壁の端から端までつけて、
隙間を作らないようにしたり・・・
(3枚目の写真の窓際天井をよく見ていただけると
分かりやすいかと思います!)
実は、これらも美しく見せるための
ポイントの1つなのです!
このように、今までは
現場監督としてお客様のお家づくり、
そして住まわれてからのサポートを
させていただいてきました。
現在は、設計担当として
お客様の理想を形にする
お手伝いをさせていただいています。
数多くの現場を見て、
綺麗に納めることを意識してきたから出来る
ご提案もたくさんあると思っています。
今後は、設計プログにて
素敵なお家、お家づくりをされる上で
参考になるような情報を
お伝えしていきます!
次回は設計ブログでお会いしましょう!
伊藤