こんにちは!
7月に中途で入社しました、
設計インテリア担当の大橋三記央です。
今回は、
「建築は3Dだ」という
話をしたいと思います。
先日、安藤忠雄氏が設計した
「地中美術館(香川県 直島)」へ行きました。
安藤忠雄氏の代名詞といえば
コンクリートですが、
「光」も大きなテーマの1つです。
地中美術館を訪れてみて
私が感じたことを
少し書きたいと思います。
地中美術館という名の通り、
建物の大半が地中に埋まっているため、
門から一歩入ってみても
外観がまったく見えません。
トンネルの先の光に
いざなわれるように歩を進め、
美術館の入口へ。
内部は、様々な光と陰で
構成されていました。
天井から差し込む光が神々しい
教会のような展示室や、
自然光を白い壁で柔らかく反射させた
モネの展示室。
日本的だったり、西洋的だったり。
直接的だったり、間接的だったり。
降り注いでいるのは同じ光なのに、
それぞれの空間によって
こんなにも感じ方が違う。
この、光に包まれた時の感覚は
写真では完全に再現できないんですよね。
今、家づくりを考えている方は
「こんな感じにしたい!」と
たくさん画像を集めていると思います。
でも、やっぱり建築は3D。
2Dの写真だけでは感じられない、
「肌感」のようなものがあると思うのです。
別に、有名な建築でなくてもいいんです。
たとえば、よく行くカフェ。
初めて入ったレストラン。
旅行で泊まったホテル。
あなたが
「居心地がいいな」と感じた空間は
どんな空間でしょうか?
建物に入った時に
あなたが感じる「肌感」を
少し意識してみると、
家づくりのヒントになるかもしれません。
ちなみに、
地中美術館で写真撮影が可能だったのは
エントランス部分までで、
中は撮影できませんでした。
展示室の雰囲気は、
現地を訪れた時のお楽しみということで!
ぜひ、実際に現地に赴いて、
安藤忠雄の「光」を感じてみてください。
大橋 三記央