こんにちは!
設計インテリア担当の廣瀬です。
今年は暖冬と言われていましたが、
ぐっと冷え込むようになりましたね。
皆様、体調にはお気をつけて
お過ごしください。
季節は変わってしまいましたが、
とても暑かった昨年6月。
涼しさを求めて
軽井沢に行ってきましたので
そのときに宿泊した宿を
ご紹介します^^
訪れたのは、星のや軽井沢。
見どころ満載でお伝えしたいことが
たくさんあるのですが、
今回は家づくりにも活かせそうな
採光と照明計画、
そして外とのつながりについて書いていきます。
まず、採光と照明計画について。
こちらの写真は、食事のスペース。
同じ場所でも時間帯によって
雰囲気と印象が全く違いました。
日中は自然の光が
たくさん入る明るく爽やかな空間。
そして、夜は照明が柔らかく光る
落ち着いた温かみのある空間。
朝は自然の光、夜は照明という
空間の主役が入れ替わるような印象でした。
僕も、お家を設計する上で
家族が長い時間を過ごすLDKは特に
採光と照明の計画を大切にしています。
心地よい光を採り入れるための
設計ポイントは大きく2つ。
1.日照時間が長い南側に極力LDKを配置すること
2.季節によって違う太陽の角度に合わせて軒の出を計算すること
照明は、ダウンライトや間接照明、ペンダントライト、
ブラケットライトなど様々な種類のものを
お客様の生活スタイルや好みの雰囲気に合わせて
選定し、ご提案しています。
今回、夜になってからの
照明が主役となる空間を体感して、
使い勝手や実用性だけでなく
夜に家族が集まるイメージもしながら
照明配置や種類などの
ご提案をしていきたいと思いました。
次に外とのつながりについて。
こちらの宿では、
光、水、木など施設内のどこにいても
自然を感じることができました。
室内から外の自然を眺めることができる空間は、
移りゆく朝夕の日や
季節の様子を感じることができるだけでなく、
抜けが出て、
室内をより広く見せる効果もあります。
自然や外とのつながりがある空間の居心地の良さは
時間を忘れてずっとその場に滞在したくなる…
そんな感覚になりました。
お家で過ごす時間が長いLDKは、
そのような空間になるよう
意識して設計しています。
非日常的なお部屋を一つつくるのもいいですね。
以上が今回、感銘を受けた点です。
一日の滞在でしたが、
朝と夜で全く印象が違い
同じ空間の様々な表情を見ることができたので、
季節によってもイメージが変わり、
毎日違う雰囲気を味わえるんだろうなと思いました。
今回、感銘を受けた点を意識して
飽きの来ないような空間を
ご提案したいです。
余談ですが、
地元の食材で作られたご飯が
とてもおいしかったです。
写真は朝ごはんですが、
夜のご飯も最高でした!
一年に一回はインプットも踏まえて
このような宿を訪れ、
ご提案の幅を広げていきたいです。
廣瀬