障子戸へのこだわり

障子戸へのこだわり

こんにちは!

設計インテリア担当の木村です。

 

 

じりじりと照りつける太陽がまぶしい季節になりましたね。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

 

 

今回は、川辺町のH様邸の

「造作の障子戸へのこだわり」をご紹介したいなと思います。

 

 

 

麻布を使用した障子

 

 

 

和室を間仕切る扉は、引込戸にしました。

 

 

 

 

戸袋を作っているので、

扉をしまい込んですっきりと見せることができます。

 

※戸袋(戸を開けたときに戸が複数枚収納される場所のこと)

 

 

障子を開けた和室

 

 

 

 

 

扉を閉め切ったときは戸袋が隠れるように

扉に細工をしているので閉めても綺麗な納まりになっています。

 

 

 

麻布を使用した障子。戸袋は障子を閉めたときかくれるよう、木の板を障子につけた。

 

 

 

扉のレールは、リビングと和室のつながりをきれいに見せるため、

フローリングを掘り込んで製作しました。

 

 

 

 

 

 

ただ、そのまま扉を滑らそうとすると床との摩擦でつっかえてしまうので、

凹部に竹を薄く剥いだものを仕込むことで

スムーズな開閉ができるよう工夫しています。

 

 

 

 

 

 

また、張地の素材にもこだわりが。

 

 

「障子」というと和紙を貼るイメージをされる方が多いかな?

と思うのですが、今回は麻布(リネン)を採用しています。

 

 

麻布の障子と木の影が美しい和室

 

 

ほどよい透け感で視線を遮ってくれるけど、

光をやわらかく届けてくれる、そんな魅力的な素材です。

 

 

麻の優しい色味と質感が、この空間に合っているなぁと思います。

 

 

 

 

おまけ
地窓はタタミに座ったときにちょうどいい高さを意識して配置しました。

坪庭に植えた植物の影が、季節、時間帯で移りゆく素敵な和室になりました。

 

 

 

まだまだこだわって設計させていただいたものが

沢山あるのでまたご紹介させてください♩

 

 

 

木村