
岐阜県立岐南工業高等学校建築学科 卒
資格
玉掛け技能技師
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祖父も父も大工という、大工一家で育ちました。
小さい頃から父親の仕事道具に触れ、週末には一緒に金槌を握って、手作りの椅子や鳥の家をつくった思い出が今でも鮮明に残っています。
「いつか自分も、誰かのために家をつくりたい」――そんな憧れが、自然と芽生えていました。
ものづくりが好きだった私は、迷わず工業高校へ。高校時代はラグビーにも打ち込みながら、建築の基礎を学びました。
卒業後は大工として現場に立ち、住まいが一棟ずつかたちになっていく楽しさと責任を実感しました。
ですが、分譲住宅の現場では、お客様の顔が見えにくく、もどかしさを感じていました。
誰のために私の全力を注いでいるのか、もっと感じながら働きたい――そう思い、注文住宅の世界へと進みました。
今は、現場監督として“現場を管理する”だけでなく、“お客様の想いを実現する”ことにやりがいを感じています。
間取り一つ、素材一つにもこだわりやストーリーがある。だからこそ、図面の先にある「理想の暮らし」を汲み取りながら、
その想いを職人さんにも伝え、一緒にカタチにしていくのが私の役目です。
お客様にとって、家づくりは初めての経験で、不安もたくさんあると思います。
そんなとき、一番近くで相談できて、一緒に笑って悩んでくれる“味方”でありたい。
現場監督としての技術や判断力はもちろん、心から寄り添う姿勢を大切に、
お客様にとって「この人と一緒に家をつくれてよかった」と思っていただける存在を目指しています。