間取り・実例
注文住宅のトイレの建築実例15選|種類や設置場所・作る際のポイントも
公開:2026.02.26
注文住宅のトイレは、毎日使う場所だからこそ、快適さや掃除のしやすさにも配慮が必要。設計段階でポイントを押さえ、自分に合ったおしゃれで心地よい空間を実現することが大切です。
この記事では、注文住宅のトイレの建築実例を15個紹介します。トイレの種類や設置場所・作る際のポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
注文住宅のトイレの種類

注文住宅でトイレを選ぶ際は、デザイン・機能性・掃除のしやすさ・コストなどを総合的に考えることが大切です。
トイレには大きく分けて、タンクと便座の組み合わせトイレ・タンク一体型トイレ・タンクレストイレの3つのタイプがあります。
ここでは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
タンクと便座の組み合わせトイレ
タンクと便座の組み合わせトイレは、タンク・便器・便座がそれぞれ独立したパーツで構成された、もっとも一般的なタイプのトイレです。
分離型とも呼ばれ、パーツごとの交換がしやすいのが特徴。便座が故障した場合でも、その部分だけを交換すれば良いため、メンテナンスやコスト面で優れています。
ただしパーツのつなぎ目に段差や隙間ができやすく、ほこりや汚れがたまりやすいため、清潔さを維持するためには定期的なお掃除が必要です。
タンク一体型トイレ
タンク一体型トイレは、タンク・便器・便座が一体となったタイプで、見た目がすっきりしているのが特徴です。
凹凸やつなぎ目が少ないため、ホコリや汚れがたまりにくく、掃除のしやすさも魅力。デザイン性を重視したい方や、清潔感のあるトイレ空間をつくりたい方に人気があります。
一方で、便座部分が故障した場合はタンクや便器との一体構造のため、修理や交換がやや大掛かりになることも。価格は組み合わせトイレよりやや高めですが、機能性と見た目のバランスを取りたい人におすすめです。
タンクレストイレ
タンクレストイレは、水を貯めるタンクがない、水道直結式のトイレです。
スリムでスタイリッシュなデザインが特徴で、トイレ空間を広く見せたい人に人気があります。凹凸がほとんどないため掃除がしやすく、清潔感を保ちやすいのも魅力です。
一方で、設置には一定以上の水圧が必要で、別途手洗い器を設ける必要がある場合もあります。価格は組み合わせ型や一体型より高めですが、デザイン性と機能性のどちらも重視したい人におすすめのタイプです。
トイレが使いやすくなる設置場所
トイレは毎日使う場所だからこそ、動線・家族構成・生活スタイルなどを意識して配置することが大切です。
ここでは、注文住宅でトイレを設置する際におすすめの場所と、それぞれのメリット・注意点を詳しく紹介します。
洗面脱衣所の近く
トイレを洗面脱衣所の近くに配置すると、生活動線がスムーズになり、家事や身支度の効率がアップします。
朝の忙しい時間帯でも、家族が洗面・着替え・トイレをスムーズに使えるため、混雑を避けることもできますね。
また、トイレの手洗いを洗面台で代用できるため、トイレ内に手洗い器を設置する必要がなく、設備費の節約にもつながります。給排水工事のコストを抑えられるのは嬉しいですね。
玄関の近く
玄関の近くにトイレを配置すると、外出や帰宅時にすぐ利用できるため、とても便利です。
特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、移動の負担を減らせる点に魅力を感じる方も多いようです。
また、来客があった際にもリビングを通らずにトイレを利用できるため、家族のプライバシーを守りやすくなります。動線を意識したい家庭や、生活エリアをきれいに分けたい人におすすめの配置です。
階段下
「限られたスペースを有効活用したい」場合は、階段下へのトイレ設置がおすすめです。
普段使いにくいデッドスペースを活かせますし、2階で過ごす時間が多い家庭なら特に、階段を降りてすぐ利用できるので利便性も良いですよ。
ただし、階段下は天井が低くなることが多く、圧迫感を感じやすい点には注意が必要です。事前に高さや広さを確認し、快適に使える空間づくりを意識しましょう。
2階
2階建ての住宅では、1階だけでなく2階にもトイレを設置すると日常の使い勝手が向上します。
特に寝室の近くに設けておくと、夜中にトイレへ行く際に階段を降りる必要がなく、高齢者や子どもにとっても安心です。
ただし、トイレが2つになる分、設置費用・水道代・掃除の手間は増えます。また、配置によっては排水音が1階に響く場合もあるため、防音対策や間取りの工夫をして快適に使える環境を整えましょう。
おすすめのトイレの広さ
トイレの広さは、使い勝手や快適さに大きく影響する重要なポイントです。狭すぎると圧迫感があり掃除や動作がしにくくなる一方で、広すぎるとコストやスペース効率が気になる場合もあります。
ここでは、一般的なトイレの広さの目安から、おすすめのトイレの広さを紹介します。
一般的なトイレの広さ
一般的な住宅のトイレの広さは、おおよそ0.75畳〜1畳(約0.4坪〜0.5坪)。0.75畳(約0.9m×1.3m)はコンパクトなサイズですが、用を足すには十分な広さです。タンク一体型トイレを設置するケースが多く、省スペースでも機能的に使えます。
一方、1畳(約0.9m×1.8m)ほどあれば、手洗いカウンターや収納を設ける余裕が生まれ、快適な空間にできます。将来的に手すりを付けたり、バリアフリー対応を検討したりする際にも安心です。
生活スタイルや家族構成に合わせて、必要な広さを検討するとよいでしょう。
| 広さの目安 | 特徴 |
|---|---|
| 0.75畳(約1.2m×1.2m) | 多くの住宅で採用される標準的な広さ。コンパクトながらも用を足すには十分。タンクレストイレなら空間を広く使える |
| 1畳(約1.2m×1.6m) | 最も人気のある広さで、手洗いカウンターや収納棚を設置しやすいサイズ。ゆとりがあり、将来的に手すりを付けることも可能 |
| 1.25畳以上 | ゆったりとした空間で、デザイン性の高い手洗いカウンターや飾り棚も設置可能。車椅子利用や介護を見据えた設計にも対応できる |
手洗いカウンターを設置する場合
タンクレストイレを採用する場合や、衛生的に使いたい場合には、独立した手洗いカウンターの設置がおすすめです。
設置する際は、最低でも1畳以上の広さを確保することが理想的。
ただし、カウンターの奥行きが大きすぎると通路が狭くなり、圧迫感を感じやすくなります。スリムタイプやコーナーに収まるコンパクトなデザインを選べば、見た目がスッキリしますし、スペースにゆとりも生まれますよ。
トイレ内の収納スペース
トイレをすっきり見せるためには、収納スペースの計画が欠かせません。限られた空間だからこそ、使いやすく見た目も整う収納を工夫することが大切です。
例えば、壁の厚みを利用して作るくぼみ型の収納「ニッチ収納」なら、圧迫感を与えずにトイレットペーパー・小物・観葉植物・アロマなどを置くことができます。
トイレットペーパーのストックを丸ごと収納できる大容量の「埋め込み棚」タイプの収納も人気です。
特にニッチ収納は設計段階で計画しておく必要があるため、最初の段階で「どこに」「何を」収納するかを具体的に考えておくことが大切です。
使いやすいトイレをつくる際のポイント

トイレは毎日使う場所だからこそ、見た目だけでなく「使いやすさ」や「快適さ」にこだわることが大切です。狭すぎたり、掃除がしにくかったりすると、暮らしの中で小さなストレスが積み重なってしまいます。
ここでは、使いやすいトイレをつくるための5つのポイントを具体的に紹介します。
収納スペースを確保する
床に掃除道具を直置きすると見た目が雑然としますし、掃除の手間も増えてしまいます。壁面収納や棚を活用して床をすっきり見せましょう。
また「入らなかった」「置き場所に困った」といった失敗を防ぐために、収納するものをあらかじめ想定して設計しておくことも大切です。
掃除のしやすさを優先する
トイレを選ぶ際は、デザインや機能だけでなく、掃除のしやすさも重視しましょう。
トイレの耐用年数はおよそ10〜15年と長いため、掃除がしにくいモデルを選んでしまうと、長期間ストレスを感じる原因になります。
最近は自動洗浄機能や汚れを防ぐコーティングなど、掃除の手間を軽減する機能が充実していますが、どんなトイレでもまったく掃除をしなくていいわけではありません。
フチの形状や汚れの落としやすさに注目し、自分が掃除をしやすい形を選んでみてください。
コンセントの位置と数を考える
トイレのコンセントは、温水洗浄便座を使うために欠かせない設備です。
TOTOのウォシュレットやLIXILのシャワートイレなど、多くのメーカー製品で電源が必要となるため、設計段階で必ず位置と数を確認しておきましょう。
また、メーカーによってはアース付きコンセントが必要な場合もありますし、後から小型の暖房器具・コンセント式芳香剤・掃除機を導入する可能性もあります。使い方を長期的に考え、計画することが大切ですね。
圧迫感の無いように余裕のある間取りにする
トイレを設計する際は、実際に使ったときの空間の広さをイメージすることが大切です。
図面上では問題なく見えても、いざ完成してみると「座った時に膝が壁に当たる」「圧迫感がある」と感じるケースは少なくありません。
こうした失敗を防ぐには、最低でも0.75畳(約1.2m×1.2m)、できれば1畳(約1.2m×1.6m)程度の広さを確保するのがおすすめです。
ドアを引き戸に変更する・明るい色の壁紙や照明を採用するなどすれば実際の広さ以上に開放的な印象を与えることもできますので、トイレを広く使いたい場合は検討してみてください。
窓の有無や位置を考える
トイレの快適さを左右するポイントのひとつが、窓の有無や位置です。
「採光のために窓を付けたけど視線が気になって開けられない」「窓がなくて昼間でも暗い」といった後悔は意外と多く見られます。
窓を設けなくても、トイレ用の換気扇を設置して照明の明るさや位置を工夫すれば快適で清潔感のある空間を保つことができます。
窓を設ける場合は、高い位置に横長や縦すべり出し窓を設置すると、プライバシーを保ちながら採光と換気の両方を確保することができますよ。
注文住宅のおしゃれなトイレ実例15選
ここでは、注文住宅で実現したおしゃれなトイレの実例15選を紹介します。
1.落ち着いた雰囲気の和モダントイレ

こちらのトイレは、木の温もりとやわらかな灯りが調和した、落ち着いた雰囲気の和モダンスタイル。2畳ほどの空間で、タンクレストイレを設置しています。
天井やカウンターに木目を取り入れることで、自然素材ならではのあたたかみを感じられます。床の六角形タイルやシンプルな手洗いボウルが、上質で洗練された印象をプラス。デザイン性と機能性を兼ね備え、癒しの時間を過ごせるトイレです。
2.壁面のブルータイルがアクセント

こちらのトイレは、木の温もりとブルータイルのコントラストが美しい、ナチュラルモダンな空間。2畳ほどの空間で、タンクレストイレを設置しています。
壁面にあしらわれた深みのあるブルータイルが、シンプルな内装の中で上品なアクセントとなり、落ち着いた印象を与えています。
床やカウンターには明るい木目を使用し、柔らかな光が反射して空間全体を明るく演出。高い窓から自然光が差し込むことで、開放感と清潔感も感じられます。
3.ボタニカルな壁紙が癒しを与えてくれるトイレ

こちらのトイレは、鮮やかなボタニカル柄の壁紙が印象的。タンクレストイレを設置しています。
木製カウンターやブラウンの収納を組み合わせることで、収納力の高さと温かみのあるデザイン性を両立しています。高い位置に窓を設置することで、プライバシーを確保できるのも良いですね。
4.シンプルでおしゃれ、引き算されたトイレ

こちらのトイレは、タンクレストイレを設置し、白基調でまとめることでシンプルで美しい空間になっています。小さな観葉植物だけでなく、配管や設備を見せることでメリハリを生み出すことができますね。
すっきりと整った美しさが際立つ、お手本のようなミニマルスタイルです。
5.ルーバーの壁面が印象的な和風スタイル

こちらのトイレは、木製ルーバーの壁面が印象的な、落ち着いた和風モダンスタイル。
コロンと可愛らしいフォルムのタンクレストイレ・丸いミラー・シンプルな手洗いボウルが1つのインテリアとして溶け込んでおり、落ち着いて過ごせる空間になっていますね。
6.緑が差し色!造作棚が素敵なトイレ

こちらのトイレは、淡い木目と優しいグリーンの差し色が印象的なナチュラルモダン空間。
収納とディスプレイの両方を兼ね備えた美しい造作棚によって、収納力とインテリアを両立しています。採光窓から自然光が入ることで、プライバシーを確保しつつも、明るく開放的な雰囲気になるのも嬉しいですね。
7.細長い窓から自然光の差し込むトイレ

こちらのトイレは、細長い縦窓からやわらかな自然光が差し込む、落ち着いた空間。タンク一体型トイレを採用しています。
照明は控えめに配置され、昼は自然光、夜は柔らかな照明で過ごせる心地よい空間に。シンプルながらも上質さを感じる、ホテルライクなトイレデザインです。
8.ラウンドした壁とトイレの曲線が融合

こちらは、ラウンドした壁と丸みのあるタンクレストイレが美しく調和した空間です。
直線を極力減らすことで圧迫感を排除し、自然と視線が流れる落ち着いた雰囲気にすることができます。壁面には落ち着いたブルーグリーン、床には木目を組み合わせることでより温かみのあるモダンな印象になりますね。
9.グレーで統一されたリラックスできるトイレ

こちらは、グレーを基調としたシックな空間のトイレ。シンプルなタンク一体型トイレやグレーの壁は冷たい印象を与えることもありますが、木目の床と組み合わせることによって温かみが加わり、心が落ち着くリラックス空間になりますね。
10.ブラックのタイルがホテルのようなトイレ

こちらのトイレは、ブラックのタイルとシンプルなタンクレストイレの組み合わせによって高級感を与えるデザインです。
間接照明がタイルの質感を際立たせ、落ち着きのあるラグジュアリーな空間を演出。毎日の時間が特別に感じられる、ホテルライクな仕上がりが魅力です。
11.自然光がたっぷり差し込む明るいトイレ

こちらのトイレは、細長い窓から自然光がたっぷりと差し込む、明るく開放的な空間です。
白を基調とした内装が光を反射し、清潔感と広がりを感じさせます。壁の下部にあしらわれた繊細なドット柄・小さな手洗い器・木製の収納を取り入れることで、空間にやさしい表情を加えてくれますね。
12.へリンボーンの床が可愛らしさを演出

こちらのトイレは、へリンボン柄の床とブルーのアクセントウォールが印象的な、ナチュラルで可愛らしい空間です。
カウンターや収納には木素材を使用し、全体のトーンを統一。間接照明がやわらかく照らすことで、空間に奥行きと温もりが生まれています。小物の配置や丸いミラーが可愛らしさを引き立てる、センスの光るトイレです。
13.ブラウンで統一されたトイレ

こちらのトイレは、深みのあるブラウンで壁・床・巾木を統一した上質な空間。白の手洗い器や便器がアクセントとなり、ブラウンの重厚感をほどよく引き立てています。
階段下の限られたスペースを活かした設計ながら、照明の位置や陰影の工夫により、圧迫感を感じさせない仕上がりに。高級感もありながら、リラックスできる空間になっています。
14.黒いタイルが高級感のあるトイレ

こちらのトイレは、背面にあしらわれた黒いタイルが印象的な、高級感あふれるデザインです。光沢を抑えたマットな質感のタイルが、空間に深みと重厚感を与えています。
また、照明が壁面をやわらかく照らし出すことで陰影が美しく際立ち、ホテルのような静寂と品格を感じるトイレ空間に仕上がっています。
15.お子さんも楽しめる可愛らしいトイレ

こちらのトイレは、カラフルで明るい雰囲気が魅力の、家族みんなが楽しく使えるデザイン。壁一面に施された幾何学模様の壁紙が遊び心を感じさせ、特にお子さんにも喜ばれる可愛らしい空間に仕上がっています。
淡いブルーとベージュの組み合わせがやさしい印象を与え、圧迫感のない爽やかな雰囲気を演出。小さな窓から自然光が入り、空間全体を明るくリラックスできる場所に見せています。
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この記事では、トイレの種類やおすすめの広さ、建築事例などを紹介してきました。
トイレは毎日使うものだからこそ、家族全員が清潔感と心地よさを感じるものにすることが大切。せっかく注文住宅を建てるなら、こだわって作りたい場所ですね。
グランハウスは岐阜/愛知/三重で注文住宅を提供している設計士集団です。
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