基礎知識・考え方

地盤保証の必要性とは?メリット・デメリットや、注意点も

公開:2026.06.22

注文住宅を建てるにあたって、地盤・耐震等級・構造に注目される方は多いです。

それも大切なことですが、どんなに対策しても、地盤のトラブルを完全に防ぐことはできません。不同沈下などのトラブルが起これば、建物が傾いて数百万円規模の修復費用が発生することも。そこで、最近では地盤保証を推奨する施工会社が増えています。

しかし、

・地盤保証は本当に必要?
・リスクはない?

など、疑問に感じてしまう方も多いでしょう。この記事では、地盤保証の必要性やメリットデメリットのほか、注意点を紹介します。

 

地盤保証とは?

地盤保証とは、地盤に万一のトラブルが起きた際、補修や建て替え費用を補償する制度。不同沈下の修理費用は高額になるケースが多いので、長く安心して暮らすためにも、加入しておくと安心です。

とはいえ、注文住宅を初めて建てる方にとって「本当に必要なのか」「どんな場面で役立つのか」が分かりにくく、不安になってしまう方も多いでしょう。

ここからは、地盤保証の必要性や、地震保証との違いについて紹介します。

 

地盤保証は必要?

地盤保証とは、地盤に万一のトラブルが起きた際、補修や建て替え費用を補償する制度です。

注文住宅では、建築前に地盤調査を行い、必要に応じて地盤改良工事をします。しかし、調査や改良を行っていても、自然条件や地下水の変化などにより、将来トラブルが起こる可能性をゼロにすることはできません。

万が一、家が傾くような不同沈下が起きると、修復費用は数百万円規模になるケースもあります。

地盤保証に加入しておけば、こうした高額な補修費用を自己負担せずに済む可能性が高いので、長く安心して暮らしたい方にとっては検討する価値のある制度といえるでしょう。

 

地震保証との違い

地盤保証は「地震保証」「地震保険」と混同されることも多いですが、補償の対象が異なるので注意が必要です。

地盤保証は、地盤そのものが原因で起こる不同沈下などのトラブルを補償する制度。一方、地震保証や地震保険は、地震の揺れによって建物が損傷した場合に備えるものです。

補償範囲が異なるため、役割を理解したうえで必要な備えを考えることが大切です。

 

地盤保証を利用するメリット

ここからは、地盤保証に加入することで得られるメリットを3つ紹介します。

 

高額な補修費用が補償される

地盤保証の最大のメリットは、万が一の地盤トラブルに対して高額な補修費用が補償される点です。

不同沈下が起きると、建物の傾きを直すために基礎の補修や地盤の再改良が必要になり、数百万円規模の工事費が必要になることも珍しくありません。こうした費用を自己負担するのは大きなリスクです。

地盤保証に加入していれば、保証条件の範囲内で補修費用がカバーされるため、突然の出費に悩まされにくくなります

 

建築前から安心感を得られる

地盤保証は、トラブルが起きた後だけでなく、建築前の安心感につながる点もメリットです。

保証を付けるためには、地盤調査や必要に応じた地盤改良工事が適切に行われていることが必要です。そのため、一定の基準で地盤の安全性が確認されているという安心感を持って家づくりを進められます。

 

資産価値を維持できる

地盤保証を活用することで、将来の資産価値を守ることもできます。

住宅を売却したり相続したりする際、過去に地盤トラブルがあった家は評価が下がりやすくなります。

一方で、地盤保証が付いている住宅なら「地盤調査・改良が適切に行われ、万一の備えもある家」として安心材料になるからです。

特に保証期間が残っている場合は、次に住む人にメリットを提供できるため、売却価格を上げられる可能性がありますよ。

 

地盤保証を利用するデメリット

ここからは、地盤保証を利用する際に知っておくべきデメリットを紹介します。

 

コストがかかる

地盤保証のデメリットは、保証料や保険料といったコストがかかる点です。

地盤調査や改良工事の費用とは別に、保証料として数万円〜数十万円程度を支払う必要があるケースも多いです。

保険としての価値は十分にありますが「今すぐの支出を抑えたい」という方にとっては負担に感じられる可能性もありますね。

保証期間や補償範囲によって費用が変わるため、費用対効果をしっかり確認したうえで加入を検討することをおすすめします。

 

地盤保証を利用する際の注意点

注意点 チェックポイント
保証期間 何年間保証されるか
建物の引き渡し日から保証が開始されるか
補償限度額 補償の上限はいくらか
不同沈下の補修費用を十分にカバーできる金額か
対象範囲 不同沈下が対象になっているか
補修工事や建て替え費用は含まれるか
仮住まい費用が対象外になっていないか

地盤保証を契約するなら、十分に内容やリスクを理解してからにしたいですね。ここからは、地盤保証を利用する際の注意点を紹介します。

 

会社によって、補償範囲や限度額が異なる

地盤保証は、保証会社や施工会社によって、補償される範囲・限度額・保証期間が異なります。

「不同沈下のみが対象」「補修費用のみ補償され、仮住まい費用は対象外」など、細かい条件が設定されていることがあったり、万が一の補修費用すべてをカバーできなかったりするケースもあるので、保証の範囲や補償額を事前に確認することが大切です。

契約前に保証内容の説明をしっかり受け、不明点は必ず質問しておきましょう。

 

万が一のときに補償金がでないリスクがある

地盤保証の被保険者が「建築会社」になっていると、万が一のときの補償金が出ないリスクもあります。

これは、保証自体は存在していても、建築会社が倒産してしまうと、支払いができなくなってしまうためです。

また、保証対象外の原因と判断された場合や、契約条件を満たしていない場合も補償を受けることはできません。

安心のために加入する制度だからこそ、倒産時の対応まで確認することが大切です。

 

注文住宅の建設をお考えの方は、グランハウスにご相談ください!

ここまで、地盤保証の必要性やメリット・デメリット、利用する際の注意点について解説してきました。

どれだけ設計や構造にこだわっても、地盤のリスクを完全になくすことはできません。だからこそ、地盤調査・地盤改良だけでなく、地盤保証も含めて検討することが大切です。

とはいえ「自分の家に地盤保証をつけるべきかわからない」「設計だけでなく、地盤周りまで親身に相談にのってくれる工務店と出会いたい」と悩んでしまう方も多いでしょう。

グランハウスは、岐阜・愛知・三重を中心に注文住宅を手がける設計士集団です。

「ハウスメーカーでも工務店でもない、設計士とつくる」家づくりだからこそ、地盤や耐震性はもちろん、間取りやデザイン、暮らしやすさまで総合的にご提案します。

施工実績は1,000件以上。耐震性能に配慮した家づくりをしたい方や、納得できる住まいを実現したい方は、ぜひ一度グランハウスへお問い合わせください。