間取り・実例

ジャパンディを取り入れた家の建築事例|おしゃれに仕上げるコツも

公開:2026.05.10

注文住宅のデザインを考える中で「ジャパンディ」という言葉に出会ったけれど

・具体的に、どんなスタイルなの?
・おしゃれに仕上げるコツは?

など、疑問を感じる方も多いようです。この記事では、ジャパンディを取り入れた家の建築事例や、綺麗に仕上げるポイントを紹介します。

 

「ジャパンディ」とは?

「ジャパンディ(Japandi)」とは、日本の「和」の美意識と、北欧のシンプルで機能的なデザインを融合させたインテリアスタイルです。Japanese(日本)とScandinavian(北欧)を組み合わせた造語で、近年、世界的に注目を集めています。

日本の「侘び寂び」や禅の思想に見られる静けさ、自然との調和を大切にする感覚と、北欧の暮らしに根付く快適性や温かみのあるデザインを掛け合わせているのが特徴。

木材・リネン・和紙などの自然素材と控えめな装飾を取り入れることが多く、派手さはありませんが、長く心地よく暮らせる点が魅力。「シンプルだけど冷たくない」「余白を楽しむ暮らし」を求める人に支持されています。

 

「和モダン」との違い

ジャパンディと和モダンは混同されがちですが、ベースとなる考え方に違いがあります。

和モダンは、日本の伝統的な住まいを軸に、現代的・洋風の要素を取り入れたスタイル。畳・障子・無垢材など日本固有の素材を多く使い、濃色や陰影を活かした、重厚感や落ち着きを感じさせる空間が特徴です。

一方ジャパンディは、北欧デザインをベースに日本の要素を取り入れたスタイル。白・グレー・ベージュなどの明るくニュートラルな色合いを基調とし、より軽やかでシンプルな印象になります。機能性とミニマルさを重視しつつ、日本的な静けさや余白を感じさせる点が特徴です。

「和の雰囲気をしっかり感じたい」なら和モダン、「北欧のシンプルさに和の落ち着きを足したい」ならジャパンディ、と考えると違いが分かりやすいでしょう。

 

「ジャパンディ」を取り入れた建築事例

「ジャパンディ」は、和の静けさと北欧の心地よさを掛け合わせた、近年注目を集めている住まいのスタイルです。ただし、その表現方法は一つではなく、建具や家具の選び方、素材感、光の取り入れ方によって、空間の印象は大きく変わります

ここからは、実際にジャパンディを取り入れた建築事例をご紹介します。

 

和の建具×北欧の家具で整えたジャパンディの事例

和の建具と北欧家具を組み合わせたジャパンディスタイルの住まいです。

障子や木枠の建具がつくる柔らかな陰影に、丸みのある北欧デザインのダイニングテーブルやチェアを合わせることで、空間全体に穏やかなリズムが生まれています。無垢材の床や梁が自然素材の温もりを引き立て、白を基調とした内装が明るさと抜け感を演出。

和の静けさと北欧の機能美が心地よく調和した、落ち着きのあるジャパンディの好例です。

 

木の温もりと余白を楽しむジャパンディの事例

こちらの事例は、木の温もりと余白を大切にしたジャパンディスタイルの住まいです。

天井や床に広がる木目が空間全体をやさしく包み込み、落ち着いた雰囲気を演出しています。色味を抑えた家具配置とシンプルな照明計画により、視線が抜け、空間にゆとりを感じられるのも特徴。中庭の植栽や自然光を取り込むことで、室内に静かなリズムが生まれています。

 

和の建具と北欧的余白が調和するジャパンディの事例

こちらの事例は、和の建具と北欧的な余白設計が美しく調和したジャパンディスタイルの住まいです。

障子や木枠の引き戸がつくるやわらかな境界に、吹き抜けや大開口からの自然光が重なり、空間に静かな広がりをもたらしています。素材は木と白を基調に抑え、装飾を最小限にすることで、視線が抜ける心地よさを演出。

和の落ち着きと北欧のミニマルな思想が共存する、上質で穏やかな住宅です。

 

和の要素をさりげなく取り入れたジャパンディの事例

こちらの事例は、北欧ベースの空間に和の要素をさりげなく取り入れたジャパンディスタイルの住まいです。

無垢材の床や木製家具によるナチュラルな雰囲気の中に、和紙照明や床の間を思わせるディスプレイスペースを配置することで、日本らしい静けさを添えています。色味は白や木のトーンでまとめ、装飾を控えめにすることで余白を強調。

和を主張しすぎず、暮らしの中で自然に溶け込む、上品で心地よいジャパンディの好例です。

 

美しいアールが印象的なジャパンディの事例

こちらの事例は、やわらかなアール形状が空間の印象を決定づけるジャパンディスタイルの住まいです。

壁や床の立ち上がり、開口部に曲線を取り入れることで、和の包容力と北欧のやさしいデザイン性が自然に融合しています。直線を抑えたフォルムは視線を穏やかに導き、照明の陰影と相まって落ち着いた雰囲気を演出。

素材や色味は控えめにまとめ、曲線そのものの美しさを際立たせた、静かで上質な住宅です。

 

ウォークインクローゼットと寝室をつなぐ、柔らかな印象のジャパンディ空間

こちらの事例は、ウォークインクローゼットと寝室をアール開口でやさしくつないだジャパンディ空間です。

直線を抑えた曲線の入口が視線と動線を穏やかに導き、包み込まれるような安心感を生み出しています。色味はベージュやグレージュを基調に、間接照明の柔らかな光で落ち着きを演出。

機能性を確保しながらも、和の静けさと北欧の心地よさが調和した、上質で安らぎのある寝室まわりの好例です。

 

畳と土間の素材感で侘び寂びを演出したジャパンディの事例

こちらの事例は、畳と土間の素材感を活かして侘び寂びを表現したジャパンディスタイルの住まいです。

やさしい色合いの畳が空間に静けさをもたらし、土間の素朴な質感が日常に自然な緊張感を添えています。装飾を抑えたシンプルな構成と、窓から差し込む光が素材の陰影を際立たせ、時間の移ろいを感じられるのも魅力。

和の精神性と北欧的な余白が調和した、落ち着きあるジャパンディの好例です。

 

和の建具と間接照明で美しい陰影が生まれている、ジャパンディな事例

こちらの事例は、和の建具と間接照明によって美しい陰影を生み出したジャパンディスタイルの住まいです。

障子や木製建具が光をやわらかく受け止め、空間全体に穏やかな明暗のグラデーションを描いています。天井や壁際に仕込まれた間接照明が素材の質感を引き立て、落ち着きのある雰囲気を演出。

直線的でシンプルな構成の中に、和の奥ゆかしさと北欧の静かな心地よさが共存する、上質なジャパンディの好例です。

 

ジャパンディを上手に取り入れるコツ

ジャパンディは、「和」と「北欧」という異なる文化の美意識をバランスよく取り入れることで、落ち着きと心地よさを両立できるインテリアスタイルです。ただし、やみくもに要素を組み合わせるだけでは、どちらつかずの空間になってしまうことも少なくありません。

ここからは、ジャパンディを上手に取り入れるために意識したい具体的なポイントをご紹介します。

 

白をベースに、アースカラーを使う

ジャパンディを取り入れる際の基本は、白をベースにした配色です。

白は北欧インテリアらしい軽やかさと清潔感を演出し、空間全体を明るく整えてくれます。

そこにベージュ・ブラウン・グレージュ・モスグリーンなどのアースカラーを取り入れ、日本らしい落ち着きを加えると、木の色味や土の質感が自然になじみ、静かで洗練されたジャパンディ空間が完成しますよ。

 

自然の素材を取り入れる

ジャパンディでは、自然素材の存在感が空間の心地よさを左右します。

無垢材の床・家具・和紙・漆喰・畳などは、視覚的にも触感的にも温もりを感じさせてくれる素材です。

特に木は、北欧と日本の両方に共通する重要な要素。仕上げはツヤを抑えるなど、人工的な素材を減らして自然に近い素材を選ぶことで、落ち着きのあるジャパンディらしい空間になります。

 

日本3:北欧7のバランスにする

ジャパンディは、北欧インテリアをベースに、和の要素をアクセントとして加えましょう。

「日本3:北欧7」を意識して、家具や配色は北欧寄りに。建具・照明・小物で和の雰囲気を足すと、主張しすぎない上品な仕上がりになります。

どちらかに偏りすぎると和モダンや北欧インテリアになってしまうため、設計士と相談しつつ、バランスをとることが大切です。

 

植物を取り入れる

植物は、ジャパンディ空間に自然なリズムと奥行きを与えてくれます。

観葉植物だけでなく、枝物・季節の草花・盆栽なども相性が良いです。全体の色数が抑えられているので、植物のグリーンはやさしいアクセントになりますよ。

ただし、色数や大きさの主張が激しい植物とは相性が良くありません。大きな鉢を一つ置く、または小さな植物を余白に添えるなど、ワンポイントで置くことをおすすめします。

 

柔らかい照明を使う

柔らかい照明を使用すると、グッとジャパンディらしいインテリアになります。

白い天井照明で空間を均一に照らすのではなく、間接照明・ペンダントライト・スタンドライトを組み合わせ、やわらかい光をつくりましょう。

和紙・陶器・マットなガラス素材は、特におすすめです。光を拡散し、陰影のある落ち着いた雰囲気を演出してくれますよ。

 

無駄を削ぎ、余白を作る

ジャパンディの美しさは、余白の取り方にもあります。

家具や装飾を詰め込みすぎると、静けさや落ち着きが失われてしまいます。本当に必要なものだけを厳選し、何も置かない部分を作ることが大切です。視線が抜けることで、空間が広く感じられ、心にもゆとりが生まれますよ。

「何を置くか」よりも「何を置かないか」を考えましょう。荷物を捨てるのが苦手という方は、リビングに大きな収納を作っても良いですね。

 

背の低い家具を使う

背の低い家具を使うと、天井が高く感じられ、簡単に「余白」を作ることができます。

低めのソファやダイニングチェアなど、床に近い目線で使う家具を使うことで、さりげなく日本らしさを出すことができるのも嬉しいですね。

 

ジャパンディを取り入れた家を作るなら、グランハウスにご相談ください!

ジャパンディの住まいは、白を基調とした配色・自然素材の使い方・余白の取り方・照明計画など、ひとつひとつのバランスが仕上がりを大きく左右します。

細部までこだわって設計することが大事だからこそ、施工事例の多い会社や、提案力の高い会社に相談することが大切です。

グランハウスは岐阜/愛知/三重で注文住宅を提供している設計士集団です。

「ハウスメーカーでも工務店でもない、設計士とつくる」からこそ、お客様の想いやこだわりに丁寧に向き合い、ちょっとカッコいい、暮らしやすい家をご提案します。

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