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ホテルライクな家の施工事例10選|ホテルライクな家の魅力や注意点も
公開:2025.10.25
「ホテルのような暮らしを自宅で実現したい」
「毎日の生活で高級感や非日常感を味わいたい」
このような憧れを持つ人も多いのではないでしょうか?この記事では、ホテルライクな家の施工事例を10選ご紹介します。あわせて、ホテルライクな家の特徴と魅力や注意点も徹底解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ホテルライクな家の特徴

ホテルライクな家には、誰もが憧れる洗練された魅力が詰まっています。非日常を思わせる上質な空間は、毎日の暮らしに特別感やゆとりをもたらしてくれるでしょう。
ここでは、ホテルライクな住まいをつくるうえで欠かせない3つの特徴「高級感」「解放感」「すっきりとした整理」について、具体的にご紹介します。
高級感がある
ホテルライクな住まいの大きな魅力は、その「高級感」にあります。床や壁、天井といった空間の大部分に上質な素材を取り入れることで、一流ホテルのような雰囲気を日常の暮らしに溶け込ませることができます。
とりわけ、無垢材や大理石、漆喰といった素材は、住まいに落ち着きと洗練をもたらす代表的な存在です。近年は本物の質感に近いシート材やタイルも多く登場しており、コストを抑えながらもラグジュアリーな仕上がりを実現できるようになっています。
こうした素材を上手に取り入れることで、ある程度価格を抑えつつ高級感のある住まいをつくることが可能になっており、予算に不安がある方にもおすすめです。
開放感のある空間
ホテルライクな住まいを叶えるために大切なのが「開放感」です。ゆったりとした空間設計は、毎日の暮らしにリゾートのような心地よさを運んでくれますよ。
たとえば、リビングやダイニングに大きな窓を設ければ、外の景色や光をたっぷり取り込み、自然とつながる気持ちよさを味わうことができます。また、玄関や廊下に吹き抜けを取り入れると、上下に広がる開放的な空間が生まれます。
さらに、リビングとテラスやバルコニーをつなげれば、内と外の境界がやわらぎ、視覚的にも伸びやかな広がりを感じられるでしょう。こうした工夫を重ねることで、限られたスペースでもホテルのような「ゆとりある暮らし」を実現することができますよ。
すっきり整理されている
ホテルライクな住まいを目指すなら、「すっきりとした整理」が欠かせません。ホテルの客室は常に清潔感があり、余計なものが目に入らないよう工夫されています。
日常生活でも同じように、扉付きの収納やクローゼットを活用し、生活用品をきちんと隠すことで雑然とした印象を防ぐことができますよ。さらに、ランドリールームやパントリーを設けて、リビングやダイニングに生活感が出るのを避けるのも効果的です。
動線を意識した収納計画を立てれば、使いやすさと見た目の美しさを両立できます。常に整った状態を保つことで、ホテルのような非日常感を日常に取り入れることができるでしょう。
ホテルライクな外観づくりのポイント

ホテルのように洗練された住まいを実現するためには、内装だけでなく「外観のデザイン」にも工夫が欠かせません。家の第一印象を決める外観は、上質さや非日常感を演出する大切な要素です。
ここからは、ホテルライクな外観をつくるための4つのポイントを具体的にご紹介します。
テイストを1つに絞る
外観デザインに統一感を持たせることは、ホテルライクな住まいを目指すうえで欠かせません。
たとえば「モダン」「ナチュラル」「ラグジュアリー」など、方向性をひとつに決めることで、全体の印象がまとまりやすくなります。複数のテイストを混ぜすぎると雑然とした印象になり、ホテルのような洗練感から遠ざかってしまうでしょう。
シンプルで直線的なシルエットや、余白を活かした外観デザインを選ぶことで、長く飽きのこない上質な雰囲気を演出できます。
使うカラーを絞る
ホテルライクな外観に仕上げるためには、使用する色数を抑えることがポイントです。
ベースとなる外壁色はホワイト・グレー・ベージュといった落ち着いたトーンを選び、アクセントカラーを1色程度に絞ると、シンプルかつスタイリッシュな印象を与えられます。
反対に、多色を組み合わせすぎると生活感が強くなり、統一感も失われがちです。カラーを2〜3色に抑えることで、視覚的にも整った美しさが生まれ、上質なホテルのような外観を実現できます。
高級感のある素材を使う
素材選びも外観の印象を左右する重要な要素です。
ホテルライクな雰囲気を出すには、大理石や天然木、タイルなど、質感の高い素材を取り入れるのがおすすめです。外壁に大判タイルやキラテックタイルを採用すれば、重厚感や高級感が際立ちます。
また、玄関ドアや窓枠にはステンレスやアルミなどのシャープな素材を組み合わせると、モダンで洗練された印象を与えられます。耐久性に優れた素材を選べば、美しさを長く保つこともできますよ。
外構で生活感を隠す
外観全体の雰囲気をホテルライクに近づけるには、外構デザインの工夫も欠かせません。
玄関アプローチや駐車スペース、フェンスなどに生活感が出てしまうと、せっかくの高級感が損なわれてしまいます。シンプルで直線的な外構デザインを取り入れ、ゴミ箱や物干しといった生活用品はできるだけ目につかない場所に配置しましょう。
さらに、植栽を計画的に配置したり、夜間にライトアップを取り入れたりすることで、非日常感のある外観を演出できますよ。
ホテルライクな内観づくりのポイント

自宅にいながら高級ホテルのような非日常感を味わうためには、インテリアの工夫が欠かせません。外観だけでなく、内観の仕上がり次第で日常の居心地は変わります。
ポイントを押さえて計画すれば、上質で落ち着いた雰囲気を演出できるでしょう。ここからは、ホテルライクな内観を実現するための具体的な工夫を4つのポイントからご紹介します。
テイストを1つに絞る
ホテルライクな内観づくりにおいてまず大切なのは、インテリアや素材の「テイストを1つに絞る」ことです。
モダン・ナチュラル・ラグジュアリーといった方向性を明確に定め、テイストに沿って家具選びや装飾、カラーリングを統一することで空間に洗練された統一感が生まれます。
テイストが混ざると散漫な印象を与えやすく、ホテルらしい非日常感や上質さから遠ざかってしまうことも。まずは「どのホテルスタイルに近づけたいか?」という問いから始めて、全体にぶれのない空間づくりを目指しましょう。
開放感を高める
ホテルのような贅沢な空間をつくるには、物理的な広さよりも「開放感」をどう演出するかが大切です。
吹き抜けや高い天井、ハイサッシを取り入れれば、視線が抜けて光が隅々まで届き、空間がぐっと広がって感じられますよ。
収納を工夫し生活感を隠す
ホテルライクな空間づくりには、「収納を工夫し生活感を隠す」ことも不可欠です。
扉付き収納や造作壁面収納の活用によって日用品やケーブル類を隠し、空間をすっきり保つことがポイントとされています。
たとえば、ニッチ収納や隠す造作収納を設け、使い勝手を損なわず美しさをキープできる設計を意識しましょう。見た目の美しさだけでなく、機能性も兼ね備えることで、長く心地よく過ごせるホテルライクな暮らしが実現します。
間接照明やダウンライトで明暗を付ける
ホテルライクな内観には「間接照明やダウンライトで明暗を付ける」ことも大切です。
間接照明やダウンライトを使って、シーンや空間ごとに光の強弱をデザインすることで、落ち着きと高級感ある雰囲気が生まれます。
たとえば、コーブ照明や壁面照明で柔らかい光を天井や壁に反射させることで、空間全体に上質な余韻を生むことが可能です。また、調光・調色機能を活用すれば、リラックスタイムや来客時など、その日の気分やシーンに応じた光の調整がご自宅でも自在に楽しめます。
ホテルライクな家の施工事例10選
ホテルのように上質で非日常感あふれる住まいは、多くの人が憧れるスタイルです。
しかし「ホテルライクな家」といっても、その表現方法は実に多彩。白を基調にしたシンプルな空間から、木の温もりを活かした落ち着いたデザイン、さらにはリゾートのような開放感を味わえる間取りまで、それぞれに異なる魅力があります。
ここでは、理想の住まいづくりの参考になる10の施工事例をご紹介します。
1.白基調の室内にゴールドをあしらったホテルライクな住まい

白を基調とした室内は、清潔感と開放感を兼ね備え、空間を広く見せてくれます。そこにゴールドの照明や取っ手をアクセントとして取り入れることで、一気にラグジュアリーな雰囲気が高まります。
シンプルな色使いの中に上質さをプラスすることで、まるで高級ホテルにいるかのような優雅さを演出。家具やインテリアを落ち着いた色味で統一することで、白とゴールドのコントラストが際立ち、洗練されたホテルライクな空間が完成します。
2.L字型の中庭で広がりを感じられる空間

この家の大きな特徴は、L字型に配置した大きな窓から中庭の景色を楽しめるようにデザインされているところです。
窓から取り込んだ自然光がリビングやダイニングにたっぷりと差し込み、明るく開放的な雰囲気が演出されます。視線が庭へと抜けることで、実際の面積以上に空間の広がりを感じられますね。
家族が集まるときやゲストを迎えるときにも、ホテルのラウンジのような心地よさを味わえる住まいです。
3.ルーバーが特徴的な木目の温かみのある住まい

この家の大きな特徴は、天井に設けられたルーバーデザインです。空間全体にリズムと奥行きを与え、印象的で上質な雰囲気を演出しています。
床や家具には木目の美しい素材がふんだんに使われており、温もりと落ち着きを感じさせるインテリアに仕上がっています。さらに、間接照明の柔らかな光が木の質感を引き立て、夜にはホテルラウンジのようなラグジュアリーな空間をつくり出します。
観葉植物を添えることで自然との調和も生まれ、心地よい暮らしを実現できる住まいです。
4.曲線が美しい可愛らしさのある住まい

この家の大きな特徴は、階段や天井のアーチラインに見られるやわらかな曲線です。直線的なデザインが多い中で、曲線を取り入れることで空間に優雅さと可愛らしさが加わり、柔らかな雰囲気と安心感を生み出しています。
さらに、丸みを帯びたソファや照明との相性も良く、インテリア全体が統一感のあるデザインに仕上がっています。大きな窓から自然光が差し込むことで、明るく上品なホテルライクな住まいが実現されています。
5.ホワイトで統一されたシンプルで洗練された住まい

この家の大きな特徴は、室内全体をホワイトで統一していることです。ホワイトで統一することで明るく清潔感のある雰囲気が広がり、空間をより広々と見せてくれます。
さらに、家具や照明も落ち着いた色合いで揃えることで統一感が生まれ、すっきりとした美しさをキープ。シンプルでありながら上質さを感じられる、心地よい住まいに仕上がっています。
6.中庭から差し込む光が心地よい和モダンな住まい

大きな窓から中庭の緑と自然光を取り込み、室内に柔らかな明るさを届ける和モダンな住まいです。光と影のコントラストが空間に奥行きを与え、落ち着きのある雰囲気を演出。
木材の温もりとシンプルな色調が調和し、モダンさの中にも和の安らぎを感じられます。中庭の存在が室内と屋外をつなぎ、四季の移ろいを日常に取り込む心地よさをもたらしています。
7.高級ホテルの一室のようなリビングルーム

この家の大きな特徴は、壁面に設けられた間接照明付きのディスプレイ棚です。空間全体に洗練された雰囲気を与え、落ち着きのある上質な印象をつくり出しています。
ベージュやグレーを基調とした落ち着いたカラーに、観葉植物やアートを組み合わせることで、まるで高級ホテルのラウンジのような雰囲気を演出。
さらに、ソファやインテリアの配置にもゆとりがあり、くつろぎながら非日常を味わえる贅沢なリビングルームとなっています。
8.細部までこだわり抜かれた室内空間

この家の大きな特徴は、キッチンやダイニングに重厚感のある素材を用い、照明をブラックのシンプルなデザインで統一している点です。空間全体に上質さを漂わせ、落ち着きと洗練が両立した雰囲気をつくり出しています。
壁や天井の質感、家具の配置に至るまで細部にこだわることで、ホテルライクな非日常感を演出。さらに、大きな窓から差し込む光が空間を引き立て、特別感のある住まいを日常に取り入れています。
9.開放的でリゾートのようなリビングダイニング

大きな窓から中庭へとつながる開放的な空間は、リゾート地に滞在しているかのような心地よさを演出します。白を基調とした明るい室内に、シンプルな家具とグレーのソファが調和し、落ち着いた大人の雰囲気に。
外の光と風を取り込みながら、家族やゲストがゆったりと過ごせる空間は、非日常を感じられる贅沢なリビングダイニングです。
10.黒を基調としたキッチンが高級感のある住まい

ダークカラーで統一されたキッチンは、落ち着きと高級感を漂わせる空間を演出しています。木目の天井やフローリングとの組み合わせにより、シックな中にも温かみが感じられるのが魅力です。
間接照明が黒の美しさを引き立て、まるで高級ホテルのバーラウンジのような雰囲気に。洗練されたデザインと機能性を兼ね備えた、上質な住まいを実現しています。
ホテルライクな家づくりの注意点
ホテルライクな住まいは、上質で洗練された雰囲気を楽しめる一方で、デザイン性を重視するあまり暮らしにくくなったり、予算を超えてしまったりするケースも少なくありません。
また、インテリアの変更が難しかったり、整理整頓を習慣化できないと理想の空間を維持しにくいというデメリットもあります。ここからは、ホテルライクな家づくりで気をつけたい4つのポイントを解説します。
建築コストが高くなる
ホテルライクな家づくりでは、建築コストが高くなりやすい点に注意が必要です。高級感を演出するために大理石や無垢材、造作家具や間接照明といった上質な素材や設備を取り入れると、どうしても費用がかさみます。
さらに外構やインテリアも含めて統一感を出そうとすると、予算オーバーにつながるケースも少なくありません。あらかじめ全体の予算を設定し、必要な部分と妥協できる部分のバランスを取ることが、後悔しないためのポイントです。
デザインにこだわりすぎると生活しにくくなる
ホテルライクな家は、美しいデザインを追求するあまり、日常生活に不便さを感じることがあります。たとえば、スタイリッシュな床材が滑りやすかったり、高級感のある素材が掃除やメンテナンスに手間がかかったりすることも少なくありません。
生活しにくくしないためには、見た目だけでなく実用性や耐久性も重視することが大切です。生活動線を意識した間取りや、使いやすい収納計画を取り入れることで、デザイン性と快適さを両立できる住まいになります。
インテリアの変更や模様替えが難しくなる
ホテルライクな家は、統一感のある上質なデザインが魅力ですが、その分インテリアの変更や模様替えがしにくいというデメリットもあります。造作家具や特注の建材を多用している場合、後から雰囲気を変えるのは容易ではありません。
長期的に快適に過ごすためには、設計段階で将来的なライフスタイルの変化を見越し、ベーシックな色やデザインを選ぶことが重要です。さらに、可動式の家具やアクセント小物を取り入れることで、気軽に模様替えを楽しめる工夫をしておくと安心です。
整理整頓が苦手な人は要注意
ホテルライクな家は、すっきりとした美しさが魅力ですが、その雰囲気を保つには日常的な整理整頓が欠かせません。ちょっとした物の出しっぱなしや洗濯物の置き場が視界に入るだけで、高級感や非日常感が一気に損なわれてしまいます。
特に整理整頓が苦手な人にとっては、片づけを習慣化する工夫が必要です。扉付きの収納やランドリールームなど、生活感を隠せる仕組みを最初から設計に組み込んでおけば、無理なくすっきりした空間を維持しやすくなりますよ。
ホテルライクな家をお考えなら、グランハウスにご相談ください!

ホテルのように上質で洗練された住まいは、多くの方が憧れるスタイルです。
高級感を感じさせる素材や統一感のあるデザイン、開放感のある間取りやすっきりとした収納計画によって、非日常を日常に取り入れることができます。ただし、コストや暮らしやすさ、整理整頓の継続など、注意すべき点もあるため、計画段階から慎重に検討することが大切です。
グランハウスは岐阜/愛知/三重で注文住宅を提供している設計士集団です。
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