間取り・実例

住みやすい平屋の間取り成功例6選!|平屋の基本や間取りづくりを成功させるためのポイントも

公開:2025.11.05

バリアフリーで暮らしやすく、近年注目を集める平屋住宅ですが、

「実際の平屋の成功例をみてみたい」
「間取りのイメージが湧かない」

などの疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか?

この記事では、住みやすい平屋の間取り成功事例6選をご紹介します!

あわせて、平屋の基本や平屋の間取りづくりを成功させるためのポイントも徹底解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね!

平屋の基本

平屋は、1階建ての住宅で、階段を必要としないシンプルな構造が特徴です。

2階建て・3階建ての住宅と異なることとして「階段がない」点が挙げられます。

階段がない分、間取りを考える上でスペースの使い方・導線など平屋にあった工夫が必要です。

平屋とはどんな建物?

平屋は1階だけで構成される住宅で、階段や2階がないのが基本。

広い敷地にゆったりと配置され、各部屋がフラットに連続しているため、移動がスムーズ。住みやすさや快適さを追求した住宅形態です。

建築面積が広くなる傾向がありますが、デザインや間取りも多様で、自然との調和を重視した設計も多く見られます。

平屋のメリット

平屋のメリットは、下記の通りです。

  • 上下間の移動がない
  • 生活の範囲がまとまりやすい
  • 老後まで安心して暮らせる
  • 家族とのコミュニケーションの機会が増える

すべての部屋が同じフロアにあるため、移動がスムーズで身体への負担が少なく、老後まで快適に暮らせます。

また、家族が一つの階に集まることで、コミュニケーションの機会も増えやすいのが魅力です。

平屋のデメリット

平屋のデメリットは、下記の通りです。

  • 土地の面積が必要
  • 費用が割高になる場合がある
  • 採光やプライバシーの確保に工夫が必要

平屋はすべての部屋を1つのフロアに配置する必要があるため、同じ床面積の家を建てるには、2階建てよりも広い土地を確保しなければなりません。

基礎や屋根の面積が増える分、建築費は延床面積あたりで見ると割高になることも。

また、家の中心部には自然光が届きにくく、天窓・中庭・高窓などを設けて採光を工夫する必要があります。

すべての部屋が地上階にあることで、外からの視線を受けやすく、プライバシーの確保が難しくなる点も注意が必要です。

住みやすい平屋の間取り作りを成功させるためのポイント

せっかくの平屋作り、失敗したくないと考えている方がほとんどでしょう。

ここからは、住みやすい平屋の間取り作りを成功させるポイントを5つ紹介します。

実際の生活を想像して動線を考える

平屋はワンフロアで生活が完結するため、家事動線や生活動線を効率的に計画することが非常に重要です。

例えば「洗濯機・物干し場・クローゼットの動線を短くすることで、日々の家事の負担を軽減する」など、実際の生活を想像して動線を考えることで、住みやすい暮らしが実現できますよ。

天井を高くして採光・通風を確保する

平屋は2階がないため、天井を高くする「勾配天井」や「吹き抜け」といった工夫がしやすいのが特徴です。天井を高くすると開放感が生まれるだけでなく、高い位置に窓を設けることができ、家全体に光や風を取り込みやすくなりますよ。

プライベート空間を確保する

平屋はワンフロアで完結する構造のため、家族間の距離が近くなりやすいのが特徴です。

そのため、主寝室と子ども部屋の間に収納や水回りを挟むなど寝室や個室の配置を工夫をしないと、プライベートな時間を過ごすのが難しくなってしまうこともあります。

収納スペースを確保する

平屋では、2階建てと比べて収納スペースを確保するのが難しいと感じる人も少なくありません。

特に屋根裏収納や階段下収納といったスペースがない分、工夫が必要です。

ウォークインクローゼット・パントリー・玄関収納など、各所に分散して収納スペースを設けることですっきりとした暮らしが実現できます。

収納が足りないと感じた場合は、屋根裏を活用するロフトや小屋裏収納を設けるのも一つの方法です。

外からの視線対策と安全対策

平屋は、全ての部屋が地上階にあるため、外部からの視線や防犯面への配慮が不可欠です。

道路に面した窓はすりガラスにしたり、ルーバーや植栽などで視線を遮ったりと、工夫をしましょう。

人通りが少ない場所に面した窓は、シャッターや面格子を設置するなど防犯性を高める対策も重要ですね。

平屋の間取り成功例6選!

ここからは、平屋の間取りの成功例を6つ紹介します。参考にしてみてください。

1.LDKの4枚窓が解放感を演出してくれる平屋

リビング・ダイニング・キッチン(LDK)に、4枚の大きな窓を設けた平屋は、開放感あふれる空間を演出します。

窓を全開にすればリビングと庭やテラスが一体となり、内と外の境界線が曖昧になることで、より広々とした印象を与えます。

自然光がたっぷりと差し込み、部屋全体が明るくなるため、家族がゆったりとくつろげる心地よい空間が生まれるでしょう。

四季の移ろいを身近に感じながら、開放的な暮らしを楽しみたい方におすすめです。

2.ミニマムでフラットな快適空間

この建築事例では、ミニマムでフラットな間取りが特徴です。

余分なものをそぎ落とした「ミニマム」な間取りにすることで、掃除が楽になり、すっきりと洗練された空間を保つことができるでしょう。

シンプルながらも快適な暮らしを追求したい方に最適な選択肢です。

収納付きのベッドや折りたたみテーブルなど、コンパクトで多機能な家具を選ぶことで、よりスペースを有効に使うことができますね。

3.流れるような動線が魅力の平屋住宅

この建築事例では、流れるような動線が魅力の平屋が特徴です。

流れるような動線の平屋は、家事効率が向上する、といったメリットが挙げられます。

とくに、キッチン・洗面所・浴室・ランドリールームといった水回りを一か所にまとめることで、複数の家事を同時に進めやすくなります

4.幅広いテラスを中心としたL字型の平屋

この建築事例では、幅広いテラスを中心としたL字型の平屋が特徴です。

L字型の平屋は、建物の2つの翼で囲むように中央に広いテラスを配置することができ、外部からの視線を遮りつつ、プライバシーの高い空間を確保できます。

テラスに面してリビングやダイニングを設けることで、家の中からテラスの景色を眺めたり、大きな窓を開放して内外を一体的な空間として活用したりすることが可能です。

5.家族が心地よい距離感で暮らせる平屋

この建築事例では、家族が心地よい距離感で暮らせる平屋が特徴です。

リビングを挟んで親の寝室と子どもの部屋を配置したり、中庭を介して別々の空間を設けるなど、リビングを中心としつつも、それぞれの個室やプライベート空間を確保することで、お互いの存在を感じながらも適度な距離感を保つことができますね。

6.LDKを囲うように他のお部屋が配置された平屋

この建築事例では、LDKを囲うように他のお部屋が配置された平屋が特徴です。

LDKを家の中心に配置し、その周りに個室や水回りなどを配置する間取りは、家族のコミュニケーションを自然に促す平屋の代表的なスタイルです。

LDKから少し離れた場所にそれぞれの個室を配置すれば、プライベートな時間も簡単に確保できるのは嬉しいですね。

平屋の注文住宅をお考えなら、グランハウスにご相談ください!

ここまで、住みやすい平屋の間取り成功例や、家づくりを成功させるためのポイントを紹介してきました。

理想の平屋を形にするには、専門家の知識と経験が必要です。

プロのサポートを受けることで、限られた土地や予算の中でも、暮らしやすさとデザイン性を両立した間取りを実現できます。まずは気になる設計士や工務店に、あなたの希望を具体的に伝える一歩から始めてみましょう。

グランハウスは岐阜/愛知/三重で注文住宅を提供している設計士集団です。

「ハウスメーカーでも工務店でもない、設計士とつくる」からこそ、お客様の想いやこだわりに丁寧に向き合い、ちょっとカッコいい、暮らしやすい家をご提案します。

施工実績は1,000件以上。「より良い家づくりをしたい」「岐阜で注文住宅を建てたい」とお考えの方は、ぜひグランハウスに一度お問い合わせください。