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平屋はなぜ高いのか?その理由と費用を抑える方法も
公開:2026.01.20
平屋は本当に高いのか?

平屋は、家事や移動が楽でバリアフリーになりやすいことから、年を取っても住みやすいのがメリットです。
ただ「平屋は建築費が高くなる」という話を聞いたことがある人も多いでしょう。
結論、平屋は2階建てよりも高くなることが多いです。
この記事では、平屋が高くなる原因や、コストをできるだけ抑える方法を紹介します。
平屋はなぜ高いの?

ここでは平屋の建築費が高くなる理由を詳しくお話しします。
屋根と基礎の面積が広くなるから
1つめは、2階建て住宅よりも、屋根と基礎の面積が広くなるからです。
延べ床面積30坪の家を建てるケースを考えると、2階建てなら1階と2階がそれぞれ15坪となり、屋根と基礎の面積は15坪で済みます。
しかし、平屋では全ての床面積が1階に集中するので、屋根と基礎の面積も30坪分必要です。
材料費や人件費が増加するため、条件によっては2階建てより建築費用が高くなるケースがあります。
必要な土地の面積が広くなるから
2つめは、水平方向に広がる構造上、同じ床面積でも2階建て住宅より広い土地が必要だからです。
敷地内に建築可能な建物の面積は、建ぺい率によって決まっています。
例えば、建ぺい率が50%の土地に30坪の平屋を建てる場合、最低60坪の土地が必要です。
駐車場や庭・通路なども考慮すると、実際にはさらに広い土地が必要となります。
平屋が都市部よりも土地の確保が比較的容易な郊外で多く見られるのはこのためです。
外構費用が高くなりがち
3つめは、外構費用にお金がかかることが多いためです。
平屋は2階建てよりも広い土地を必要としますが、土地が広くなる分、雑草対策・舗装・フェンスや門扉の設置の規模も大きくなりがち。
結果として2階建て住宅よりも外構費用が高くなるケースが多いです。
また、平屋ではリビングと庭が近くなるため、動線の良さや景観にこだわるケースも多いです。
そうなると、舗装する面積や植栽が増えたりして、さらに外構に費用がかかりますね。
固定資産税・都市計画税が高くなるから
4つめは、固定資産税や都市計画税が2階建てより高くなることが多いためです。
住宅を建てた後に毎年支払う固定資産税や都市計画税は、建物や土地の評価額をもとに算出されます。
建物の評価額は、構造や使用材料などから算定されるため、一般に建築コストが高い建物ほど税負担が大きくなる傾向があります。
平屋は屋根や基礎の面積が大きくなりやすく、その分コストが増えやすい点には注意が必要です。条件によっては、建物分の税額が2階建て住宅より高くなる可能性もあります。
平屋の費用を抑える方法

ここからは、平屋の建築費用を抑える方法を紹介します。
設計や間取りをシンプルかつコンパクトにする
まずは、設計と間取りをシンプルに、コンパクトにすることが大切です。
形状が複雑だったり部屋数や廊下が多かったりすると、屋根や基礎の面積が増加し、材料費や工事費が上がってしまうからです。
正方形や長方形といったシンプルな形にすれば、工事が効率化されてコストを抑えることができますよ。
また、廊下を減らしてリビングを中心とした間取りにすれば全体の面積を抑えながらも快適な生活動線を確保できますし、小屋裏収納やロフトなどをうまく使えば、床面積を増やさずに収納スペースや居住空間を広げることできます。
コンパクトな設計にすれば、建築費用と土地費用の両方を抑えることができるのは嬉しいですね。
1.5階建て・中二階も検討する
平屋にこだわりすぎず、1.5階建てや中二階を選択肢に入れてみるのも良いですね。
1階にはリビング・主寝室など生活の中心となる空間を集約し、子ども部屋や書斎・収納などの用途を限定した小さなスペースだけを1.5階に配置すれば、平屋と同じように1階で生活動線を完結させながら、広い土地がなくても必要なスペースを確保できますよ。
1階部分の床面積を抑えられるため、基礎や屋根の面積が小さくなり、建築費を削減できるのも嬉しいですね。
郊外の土地に建てる
広めの平屋を建てたいなら、郊外で土地を探すことを視野に入れても良いですね。
街中は土地の値段が高い傾向にありますが、郊外なら広い土地を手頃な値段で購入できるので、土地代を安く済ませることができます。
郊外には、日当たりやプライバシーだけでなく、広い駐車スペースも確保しやすいなど、たくさんメリットがありますよ。
なるべく標準仕様を選ぶ
オプションや特別な仕様をたくさん取り入れると、予算オーバーしてしまう可能性が高いです。
安く平屋を建てたいなら「基本的には標準仕様を選び、本当に大切なところだけグレードアップする」という意識が大切ですね。
標準仕様でもデザインや機能が優れたものはたくさんあります。
費用と快適さのバランスを考えながら自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
国や地方公共団体の補助金を活用する
国や自治体が実施している補助金や税制優遇を利用することで、費用を抑えられる場合があります。
たとえば、省エネ住宅・バリアフリー住宅・耐震性能の高い住宅など、一定の基準を満たす住宅では、建築費の一部を補助金でまかなえる制度が用意されています。また、住宅ローン減税や固定資産税の軽減措置も、長期的なコスト削減に役立ちます。
補助金の内容や申請時期は自治体によって異なるため、建築スケジュールに合わせて必要な手続きを確認することが大切です。
平屋の、コスト面でのメリット

平屋は2階建てより建築費がやや高くなる傾向がありますが、コスト面で有利な点も存在します。
ここでは、見過ごされがちな平屋のコストに関するメリットについて解説します。
施工・メンテナンスの際の足場費用が抑えられる
平屋建ては構造上、建物が1階だけで完結するため、建築時や外壁・屋根のメンテナンス時に必ずしも足場を組む必要がありません。
二階建ての場合、屋根や高い場所の外壁を作業するには足場を組む費用が発生しますが、平屋なら脚立や簡易的な作業台で済む場合が多く、工事費を大幅に抑えられます。
加えて屋根や外壁の状態を目視で確認しやすいので、地震や台風などの災害後も被害を早期に発見でき、状態が悪化する前に修理しやすいです。
そのため、建物の維持管理にかかる費用を抑え、長期的なコスト削減につながります。
地震のときの被害が少なくなる
建物は、高くなるほど、地震の揺れが大きくなる傾向があります。
平屋は重心が低く地面に近く安定しやすい構造なので、耐震性が高いです。
地震による建物の損害や設備の故障が少なくなる可能性が高いので、2階建て住宅よりも修理費用を抑えることができるでしょう。
また、こういった要因から地震保険料が安くなることもあるので、維持費を減らせるのも良い点です。
日本のように地震が多い地域では、被害を抑えられる平屋のメリットは大きいですね。
階段室を設ける必要が無い
平屋には、階段を設置しません。
一般的に階段を作る際には約2畳のスペースが必要ですが、平屋ならそのスペースと建築コストを削減し、居室や収納などに活用することが可能です。
階段がないので階段での転倒の心配もなく、子どもや高齢者も安全に暮らせます。
掃除や移動も楽になるのは嬉しいですね。
平屋の購入をお考えなら、グランハウスにご相談ください!

この記事では、平屋が高額になりやすい理由や、費用を抑える方法を紹介してきました。
平家には「生活動線をシンプルにできる」「耐震性が高い」などのメリットもありますが、屋根材・壁材などの材料が多くなったり、広い土地が必要になったりすることで費用が上がってしまうというデメリットもあります。
コストを抑えつつ理想の平屋を実現するには、間取り・建材・オプションなどを入念に検討することが大切です。
グランハウスは岐阜/愛知/三重で注文住宅を提供している設計士集団です。
「ハウスメーカーでも工務店でもない、設計士とつくる」からこそ、お客様の想いやこだわりに丁寧に向き合い、ちょっとカッコいい、暮らしやすい家をご提案します。
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