基礎知識・考え方
注文住宅のおすすめ床材9つ|それぞれのメリットデメリットや、選ぶ際のポイントも
公開:2026.02.26
注文住宅のデザインをする中で
「床材は何を選べば良いの?」
「それぞれどんな違いがあるんだろう?」
など、悩んでしまう方も多いでしょう。
この記事では、注文住宅のおすすめの床材を9つ紹介します。それぞれのメリット・デメリットや、床材を選ぶ際のポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
注文住宅の床材の種類
注文住宅の床材は、見た目の印象だけでなく、快適さやお手入れのしやすさにも大きく関わります。ここでは、それぞれの床材の特徴や魅力、向いている住まいのスタイルを紹介します。
無垢フローリング

| おすすめの設置場所 |
リビング・寝室・子ども部屋 |
| メリット |
・天然木の温かみと香り |
| デメリット |
・水や傷に弱い |
無垢フローリングは、天然木をそのまま使用した床材で、木の香りや温かみを感じられるのが魅力です。
自然素材ならではの調湿性があり、夏はさらっと涼しく、冬はぬくもりを感じられます。また、年月とともに色味や質感が変化し、家と一緒に「育つ」ような味わいを楽しめるのも特徴です。
価格が高くメンテナンスに手間がかかるなどのデメリットもありますが、自然の風合いを大切にしたい方や、長く快適に住める家を目指す方にぴったりの床材です。
複合フローリング

| おすすめの設置場所 |
リビング・廊下・寝室 |
| メリット |
・無垢より反りや割れが少ない |
| デメリット |
・張り替えが必要になる場合もある |
複合フローリングは、合板の表面に木目などの化粧板を貼り合わせた床材です。
無垢よりも反りや割れが少なく、価格も抑えやすいのが特徴。また、耐久性や防汚性にも優れており、掃除やお手入れも簡単です。デザインの種類も多く、ナチュラル・モダン・北欧など、どんなテイストの家にもマッチします。
中には「質感が無垢に劣る」と感じる方もいらっしゃいますが、コストパフォーマンスとデザイン性を両立させたい家庭におすすめです。
タイル
| おすすめの設置場所 |
玄関・キッチン・洗面所 |
| メリット |
・高級感がありデザイン性が高い |
| デメリット |
・冬場は冷たく感じる |
タイルは、耐久性・耐水性に優れた床材で汚れや水にも強く、キッチンや玄関などにぴったりの床材です。
ひんやりとした質感が心地良い一方で、熱伝導率が高く、床暖房との相性も抜群。また、光沢のある仕上がりが高級感を演出し、空間をよりスタイリッシュに見せてくれます。
デザイン性と清潔感を重視する方、ホテルライクなインテリアを楽しみたい方におすすめです。
クッションフロア

| おすすめの設置場所 |
洗面所・トイレ・キッチン |
| メリット |
・防水性・防汚性が高い |
| デメリット |
・経年で傷みやすい |
クッションフロアは、ビニール素材でできた床材で、柔らかく足触りが優しいのが特徴です。
防水性が高く、汚れてもサッと拭けるため、子育て世帯やペットのいる家庭にも人気です。また、木目やタイル柄などのデザインも豊富で、手軽におしゃれな雰囲気を楽しめます。
床に敷くだけなので高級感という面では他の床材に劣りますが、掃除が簡単で価格も抑えられるため、コスパ重視で実用的な住まいづくりをしたい方におすすめです。
畳

| おすすめの設置場所 |
和室・寝室 |
| メリット |
・断熱性・吸湿性が高い |
| デメリット |
・ダニやカビが発生しやすい |
畳は、日本の暮らしに古くから根付いた床材。い草の香りと柔らかな感触が心を落ち着かせてくれます。
断熱性や吸湿性に優れており、四季を通して快適な室温を保てるのが魅力です。近年では、フローリングと組み合わせられるモダン畳も増えており、洋風の住まいにも自然になじみます。
表替えなどの多少の手間はかかりますが、和室を設けたい方には欠かせない床材ですね。
カーペット
| おすすめの設置場所 |
寝室・子ども部屋 |
| メリット |
・防音性・保温性が高い |
| デメリット |
・汚れがつきやすい |
カーペットは、柔らかな質感と防音・保温性の高さが特徴の床材です。
足元の冷えを防ぎ、歩く音も吸収してくれるため、マンションや子育て家庭に向いています。また、豊富な色や素材から選べるため、部屋の雰囲気を自由に変えられます。
汚れやすいため掃除や定期的な張り替えは必要ですが、温かみのある空間をつくりたい方や、子どもが遊ぶスペースの安全性を高めたい方にはおすすめです。
コルク
| おすすめの設置場所 |
子ども部屋・寝室・リビング |
| メリット |
・柔らかく足腰に優しい |
| デメリット |
・水や傷に弱い |
コルクは天然素材から作られる床材で、優れた弾力性と断熱性が特徴です。
歩くとやさしく沈み込むような感覚があり、長時間立っていても疲れにくいのが魅力。防音効果も高く、子ども部屋や寝室にも最適です。
モザイクタイル
| おすすめの設置場所 |
洗面所・トイレ・玄関 |
| メリット |
・デザイン性が高い |
| デメリット |
・目地の掃除が大変 |
小さなタイルを組み合わせたモザイクタイルは、カラフルでデザイン性の高い床材です。
水や汚れに強く、洗面所やトイレなどの水まわりに最適。光の当たり方で表情が変わる美しさも魅力です。インテリアのアクセントとして使えば、個性のあるおしゃれな空間に仕上がります。
デザインを楽しみたい方や、細部までこだわりたい方におすすめです。
天然石

| おすすめの設置場所 | 玄関・リビング・浴室 |
|---|---|
| メリット |
・高級感がある |
| デメリット |
・コストが高い |
大理石や御影石などの天然石は、重厚感と高級感を兼ね備えた床材です。
耐久性・耐水性が高く、美しさを長く保てるのが魅力。自然が作り出す独特の模様が空間を上質に演出します。玄関やリビングに取り入れると、まるでホテルのような雰囲気に。
コストが高いというデメリットはありますが、上質さと長く続く美しさを求める方には非常におすすめです。
注文住宅の床材を選ぶ際のポイント

注文住宅では、デザインだけでなく、床材選びも住み心地を左右する大切な要素です。
床材は部屋ごとに求められる機能や雰囲気が異なるため、見た目や価格だけで決めてしまうと、後から後悔してしまうことも。
ここでは、床材を選ぶ際に押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
ライフスタイルや部屋の用途に合わせて選ぶ
床材を選ぶ際は、まず「どんな生活を送るか」「その部屋をどう使うか」を考えることが大切です。
例えば、リビングのように家族が集まる場所には、温かみのある無垢材や傷がつきにくい複合フローリングが人気です。一方、キッチンや洗面所などの水回りは、水や汚れに強いクッションフロアやフロアタイルがおすすめ。寝室なら、素足で歩いても心地よい、コルクやカーペットなどの素材を選ぶとリラックスできます。
このように、生活スタイルや使用頻度に合った床材を選ぶことで、快適で長く愛着の持てる住まいを実現できますよ。
好みや機能性を重視する
床材を選ぶ際は、見た目と機能性の両方を考慮することも重要です。
例えば自然素材の無垢フローリングは見た目が優れている一方で、湿度によって膨張や収縮が起こるなど、気候によっては機能性が低く感じられることもあります。
反対に、複合フローリングはコンディションが気候に左右されない上メンテナンス性に優れていますし、床暖房にも対応できるなど機能面で優秀です。
部屋全体のイメージに合わせて選ぶ
床材は、部屋の印象を大きく左右する重要なインテリア要素です。
例えば、ナチュラルで明るい雰囲気にしたい場合は、オークやメープルなどの明るい木目がぴったり。落ち着いた高級感を演出したいなら、ウォールナットなど濃い色の床材を選ぶと効果的です。
また、壁や家具の色とのバランスも大切で、トーンを合わせると統一感が生まれます。さらに、部屋を広く見せたい場合は、光を反射しやすい明るめの色を選ぶのがポイント。
全体のコーディネートを意識して床材を選ぶことで、理想の空間に仕上がります。
価格で選ぶ
床材は素材によって価格帯が大きく異なります。
無垢フローリングは自然素材ならではの風合いが魅力ですが、施工費を含めると比較的高額になる傾向があります。一方、複合フローリングはコストパフォーマンスが高く、デザインや機能も豊富。
クッションフロアやフロアタイルはさらに安価で、賃貸や部分リフォームにも取り入れやすい素材です。ただし、張り替えなどの定期的なメンテナンスが必要になります。
初期費用はもちろんですが、耐久性やメンテナンス性も含めて総合的に判断すると、長期的に考えたときにも後悔の少ない家づくりができますよ。
家族構成に合わせて選ぶ
床材を選ぶ際は、家族構成やライフステージも考慮しましょう。
例えば小さな子どもがいる家庭ではコルク材やカーペットなど、転倒時の衝撃や音を和らげる床材が適していますし、ペットがいる場合は、耐水性・防汚性・防音性に優れたクッションフロアが適しています。
このように、家族それぞれの生活スタイルに合った床材を選ぶことが、長く快適に暮らせる家づくりのポイントですね。
床材にこだわった建築実例
ここでは、床材にこだわってデザインされた5つの建築実例をご紹介します。
無垢材のぬくもりや天然石の高級感、タイルや畳の使い方など、それぞれの個性が光る住まいづくりのヒントを見つけてみてくださいね。
1. 無垢材を惜しみなく使ったインテリア

こちらは、無垢材を贅沢に使い、木の温もりと落ち着きを感じられるリビングの建築実例です。
リビング・小上がり・廊下のように室内全体を同じ無垢材で仕上げることにより、自然とつながるような統一感と広がりが生まれます。
柱やキッチンまで同じ色調の木目で揃えることで、統一感のあるインテリアになっていますね。
2. 中庭と同じタイル素材で解放感と高級感をプラス

LDKから中庭へと自然につながるフラットな設計により、開放感を感じられる建築実例です。
室内と中庭の床に同じタイル素材を使うことで、まるでリゾートのような高級感ある雰囲気に。サッシを開ければすぐに外へ出られ、天気のいい日は大きめの家具を外に出してくつろぐこともできます。
段差がないため人や物の移動がスムーズで、外からの汚れも掃除しやすいのも魅力的ですね。
3. 畳と無垢材の絶妙なバランスでメリハリを生んだインテリア

こちらは、リビングの一角に設けられた畳スペースが、無垢材の床や家具と美しく調和した建築実例です。
無垢材の優しい質感と畳の柔らかな感触が、リビングに自然なメリハリをプラスしてくれますね。子どもの遊び場やごろ寝スペースとしても活用でき、暮らしの中で“ほっと一息つける”安心感があります。
「洋室の中に、ちょっとした和室スペースを作りたい」という方にピッタリなインテリアです。
4. インテリアと統一感を持たせた大理石風の床

こちらは、白を基調とした上品な空間に大理石調の床が美しく映える建築実例です。
キッチンやダイニングテーブルも大理石柄で統一され、まるでホテルのラウンジのような高級感とリゾート感が漂います。天然石ならではの艶やかな質感と重厚感が、日常を特別な時間に変えてくれるのも魅力的。
冬は足元がひんやりするので床暖房などの工夫が必要ですが、夏の間は涼しく快適に過ごせますよ。
5. 室内に芝を敷いた、遊び心満点な床材!

2階の廊下スペースに人工芝を敷いた、遊び心あふれるインテリア。
吹き抜けに面した開放的な空間に、自然のグリーンが加わることでリラックス感が生まれます。本棚をそばに設けることで、読書やくつろぎの時間を楽しむ場所としてもぴったり。人工芝はお手入れが簡単で、子どもの遊び場やペットスペースとしても活用できます。
屋外のような心地よさを室内に取り入れたい方や、日常の中にちょっとした遊びを感じたいご家庭におすすめです。
注文住宅のデザインにお悩みなら、グランハウスにご相談ください!

今回は、注文住宅におすすめの床材を詳しくご紹介しました。
床材は住まいの印象や快適さを左右する大切な要素です。素材ごとの特徴を理解し、デザインや暮らし方に合ったものを選ぶことで、心地よく長く住める家づくりが叶いますよ。
グランハウスは岐阜/愛知/三重で注文住宅を提供している設計士集団です。
「ハウスメーカーでも工務店でもない、設計士とつくる」からこそ、お客様の想いやこだわりに丁寧に向き合い、ちょっとカッコいい、暮らしやすい家をご提案します。
施工実績は1,000件以上。「より良い家づくりをしたい」「岐阜で注文住宅を建てたい」とお考えの方は、ぜひグランハウスに一度お問い合わせください。