間取り・実例

注文住宅の間取り成功事例12選!|成功させるためのポイントやよくある失敗例も

公開:2025.11.12

注文住宅の間取りは暮らしやすさや満足度を大きく左右します。
自由設計の魅力がある一方で、失敗例も多いため注意が必要です。

この記事では、注文住宅の間取りの成功事例を12選ご紹介します!

あわせて、間取りづくりを成功させるためのポイントやよくある失敗例についても徹底解説します。ぜひ参考にしてみて下さいね!

注文住宅の間取り成功例12選

家族構成やライフスタイルに合わせた間取りは、暮らしやすさの鍵を握ります。

ここでは、実際の成功事例をもとに、工夫された生活動線や収納・空間の使い方が光る12のプランをご紹介します。

1.【26坪・3LDK・2階建て】

この建築事例では、コンパクトな敷地を活かしながら、開放感と機能性を両立した間取りが特徴です。

LDKは日当たりの良い位置に配置され、明るく心地よい空間に。
玄関から洗面・浴室までを一直線につなぐ生活動線により、帰宅後の流れもスムーズです。

2階には3つの居室を設け、家族のライフスタイルに応じて柔軟に使える設計になっています。

2.【29坪・4LDK・2階建て】

この建築事例では、限られた延床面積で4LDKを実現した空間活用の巧みさが特徴です。

LDKを中心に水回りや階段を集約することで、移動の無駄を省き、生活動線が非常にスムーズ。
リビング横の和室は、客間や子どもの遊び場としても活用でき、用途の幅が広がります。

2階には居室4部屋を確保し、家族それぞれの時間も大切にできる住まいです。

3.【32坪・3LDK・2階建て】

この建築事例では、開放感のある吹き抜けと、キッチン裏に設けた多機能スペースが特徴です。

LDKには吹き抜けを設け、視線が抜けることで実際の広さ以上の開放感を演出。
さらに、キッチン裏には書斎と収納を兼ねたスペースを設置し、家事の合間に使えるワークスペースや在宅ワークにも対応できます。

効率と快適さを兼ね備えた住まいです。

4.【34坪・3LDK・平屋】

この建築事例では、ワンフロアで完結する暮らしやすさと、家族とのほどよい距離感を大切にした設計が特徴です。

LDKを住まいの中心に配置し、個室を周囲にバランスよくレイアウト。家族の気配を感じながらも、それぞれが落ち着いて過ごせる空間を実現しています。
廊下を最小限に抑えることで空間効率が高く、バリアフリー性にも優れています。

将来を見据えた住まいとしても人気の間取りです。

5.【36坪・3LDK・2階建て】

この建築事例では、家事のしやすさと収納計画の工夫が光る間取りが特徴です。

1階には広めのパントリーとファミリークローゼットを備え、日用品や衣類などを効率よく整理できます。
LDKに面したウッドデッキは、外とのつながりを感じられる心地よい空間で、家族のくつろぎや子どもの遊び場にも最適。

2階にはフリースペースが設けられ、スタディコーナーや室内干しなど多目的に活用できます。

6.【36坪・2LDK・平屋】

この建築事例では、暮らしやすさを高める回遊動線と、屋外とのつながりを感じられるデッキスペースが特徴です。

玄関からLDK・水まわり・洋室へとスムーズにつながる動線が確保されており、生活の中での移動もストレスなく行えます。

リビングと隣接するウッドデッキは、自然を感じながら過ごせる憩いの場に。

さらに、書斎やWIC、SCLなどの収納スペースも充実し、機能性と快適性を両立した住まいです。

7.【38坪・4LDK・平屋】

この建築事例では、家族の暮らしやすさを考えた動線設計と、バランスの良い部屋配置が特徴です。

LDKを中心に洋室3部屋と和室を配置し、家族それぞれのプライベート空間を確保。
洗面脱衣室からランドリールーム、ファミリークローゼットへと回遊できる動線により、洗濯・収納がスムーズに行えます。

書斎も備え、在宅ワークや趣味のスペースとして活用できる実用的な住まいです。

8.【41坪・4LDK・2階建て】

この建築事例では、中庭を住まいの中心に配置した、開放感のある間取りが特徴です。

LDKや和室・主寝室が中庭に面しており、自然の光や風を心地よく取り込めます。

外からの視線は遮られ、プライバシーにも配慮されています。水まわりはランドリールームを中心に、WICや脱衣室へとつながる効率的な動線。

2階には子ども部屋が2室あり、将来の変化にも柔軟に対応できる設計です。

9.【41坪・4LDK・平屋+ロフト】

この建築事例では、平屋の暮らしやすさにロフト空間をプラスした立体的な設計が特徴です。

LDKは吹き抜けによって明るく開放感があり、家族が自然と集まる居心地の良い空間に。

4LDKの居室構成に加え、ロフトは収納だけでなく趣味や子どもの遊び場としても活用可能。
ライフスタイルに合わせて多彩に使える、遊び心と実用性を兼ね備えた住まいです。

10.【42坪・3LDK・2階建て】

この建築事例では、家事動線の工夫と屋外とのつながりを楽しめるウッドデッキが特徴です。

1階はLDKを中心に、キッチン・ランドリールーム・パントリーが隣接しており、日々の家事が効率よく行えます。

リビングの外にはウッドデッキが広がり、天気の良い日は家族のくつろぎや遊びの場として活躍。
2階には個室が2室あり、書斎や趣味部屋などライフスタイルに合わせて使える、ゆとりある住まいです。

11.【42坪・3LDK・2階建て+ガレージ】

この建築事例では、住まいに隣接して設けられた独立型のガレージが特徴です。

玄関とは直接つながっていませんが、近接して配置されているため日常の動線も快適。
玄関には収納力のある土間スペースがあり、アウトドア用品やベビーカーなどの収納にも便利です。

LDKは横に広がる開放的なレイアウトで、キッチンは作業スペースも広く機能的。
ランドリールームやWICも備え、家事効率にも優れた住まいです。

12.【43坪・4LDK・平屋】

この建築事例では、家族それぞれの居場所と、つながりを感じられる共用空間が両立された間取りが特徴です。

LDKは和室と隣接し、子どもの遊び場や来客時のくつろぎスペースとしても活用可能。
玄関近くにはヌックを設け、小さな読書スペースや趣味の場として楽しめます。

ランドリールーム・洗面・ファミリークローゼットが直線的につながっており、家事動線もスムーズ。
収納や書斎も充実した、機能性の高い平屋です。

注文住宅の間取りを成功させるためのポイント

注文住宅は自由に設計できる分、間取りの工夫次第で暮らしやすさが大きく変わります。

ここでは、失敗を避けて理想の住まいを実現するために、特に重要な5つのポイントをご紹介します。

生活動線を意識する

暮らしやすい住まいに欠かせないのが、無駄のない生活動線です。

たとえば、買い物から帰ってすぐキッチンに荷物を運べる動線や、起床後にスムーズに洗面・着替え・朝食ができる流れは、日々のストレスを大きく軽減します。

家事や身支度が重なる朝の時間帯には、回遊動線を取り入れることで、家族同士の動線の渋滞も防げます。

まずは自身や家族の一日の動きを可視化し、それに沿った間取りを検討しましょう。

採光と風通しを意識する

自然光と風を上手に取り込める間取りは、室内の快適さを大きく左右します。

リビングやダイニングなど、長時間過ごす場所は日当たりの良い方角に配置し、窓の大きさや位置も工夫しましょう。

また、風通しを良くするには風の入口と出口を意識した窓の配置が重要です。
庭やバルコニー・天窓を取り入れることで採光と通風の両面で効果が高まりますよ。

家具・家電の設置場所を事前に決める

間取りを考えるときは、使う予定の家具や家電をあらかじめ想定し、その配置も具体的に計画しておくことが大切です。

面積だけで広さを判断せず、ソファやダイニングセット・冷蔵庫などのサイズをもとに動線をイメージしながら、窮屈さを感じないレイアウトを検討しましょう。

通路が狭いと日常生活で動きにくくなり、ストレスの原因になります。
設計の際は、余裕のある配置を意識してみてくださいね。

ライフステージに合わせた可変的な間取りにする

家族構成やライフスタイルは、年齢や時間の経過とともに変化していきます。そのため、間取りも「今」だけでなく「将来」を見据えて設計することが大切です。

子どもの成長や独立・リモートワークの増加・親との同居など、変化に柔軟に対応できるよう、可動式の間仕切りや多目的スペースを取り入れると安心です。

計画段階で家族の意見を共有し、ライフステージに応じて活用できる住まいを目指しましょう。

収納スペースは用途・目的を明確にする

「どこに、何を、どれだけ収納するか」を明確にすることで、使いやすい収納が実現します。

食品や日用品のストックにはパントリー、家族全員の衣類にはファミリークローゼット、外出時の荷物にはシューズクロークなど、モノの使い方や動線に合わせて場所を決めるのがポイントです。

収納は多ければよいのではなく、使いやすさが肝心です。
用途から逆算して計画することで、暮らしの快適さが大きく変わります。

注文住宅の間取りでよくある失敗例

間取りの自由度が高い注文住宅だからこそ、見落としや思わぬ失敗が起きやすいものです。
住んでから「こうしておけばよかった」と後悔しないためには、よくある失敗例を事前に知っておくことが大切です。

ここでは、実際によくある間取りの失敗とその対策をご紹介します。

圧迫感を感じる

間取り図では十分な広さに見えても、実際に家具を配置して住み始めると、思った以上に圧迫感があるというケースがよくあります。

特にリビングは「〇畳」と書かれていても、リビング単体の面積か、LDK全体の面積かをしっかり確認しましょう。

以下のような視覚効果や間取りの工夫を取り入れることで、限られたスペースを広く見せることができます。

  • 収納家具を減らし、造作収納やニッチなどで空間をすっきり見せる
  • LDKをワンフロアにまとめて、空間の広がりを演出する
  • 吹き抜けや勾配天井、リビング階段で縦方向の開放感を取り入れる
  • 内装を白やベージュ、グレーなど膨張色でまとめ、視覚的に広く見せる

こうした工夫を間取りの段階から取り入れておくことで、住んでからの「思っていたより狭い」という後悔を防ぐことができます。

プライベート空間が丸見え

玄関を開けた瞬間にリビングやトイレが目に入る・道路から室内が丸見えになってしまうなどの失敗は、プライバシーの確保が不十分な間取りでよく起こります。

図面上では気づきにくく、実際に住んでから後悔するケースも少なくありません。

以下のような工夫を取り入れることで、プライバシーを守りながら安心してくつろげる空間をつくることができますよ。

  • 玄関からリビングやトイレが見えないように間仕切りを設ける
  • 掃き出し窓の前に庭やフェンスを設置して視線を遮る
  • 窓の位置やサイズを、周囲の視線を意識して決める
  • 水まわりは玄関や共用部から離れた場所に配置する

コンセントが足りない、使いづらい

住んでから「ここにもコンセントが欲しかった」と感じるのは、よくある後悔のひとつです。

数が足りないだけでなく、使いたい場所にない・コードが届かない・高さが合わないなど、ちょっとした不便が積み重なることでストレスになります。

以下のようなポイントを押さえて計画すれば、暮らしやすさが大きく変わります。

  • 家電の種類と使う場所をもとに、部屋ごとの数と位置を決める
  • LDKはリビング・ダイニング・キッチン別に用途を考える
  • 掃除機や充電器など、使う機器に合わせて高さを調整する
  • ペットがいる場合は、いたずら防止のため高めに設置する

細かいようですが、生活の快適さを左右するのがコンセント計画です。

後悔しないためにも、事前にしっかりと計画しておきましょう。

リフォームしづらい

最初の間取りが固定的すぎると、将来の暮らしの変化に対応できず、住みにくさにつながることがあります。

子どもの成長や独立・在宅ワークの増加・親との同居など、ライフスタイルは年月とともに変わっていく可能性があります。

以下のような柔軟性のある間取りを考えておくと安心です。

  • 広めの個室を設けて、将来2部屋に分けられるようにする
  • リビングの一角に、寝室や子ども部屋として使える余白をつくる
  • 増築や間取り変更に備えて、配置や構造にゆとりをもたせる
  • 壁や収納の位置を変えられるようにして、将来の変化に対応する

長く快適に住むためには、「今の暮らし」だけでなく「将来の暮らし方」まで視野に入れた設計が重要です。

生活音がうるさい

図面では気づきにくい生活音は、住んでから後悔につながることの多いポイントです。
特に木造住宅は、隣接する部屋の音を完全に遮るのが難しく、生活リズムの違いによってストレスが生じることもあります。

以下のように設計段階から家族の暮らし方に配慮し、設計段階から音の伝わり方に工夫を加えておくと安心です。

  • 生活リズムが異なる部屋はできるだけ離して配置する
  • 寝室や書斎など音が気になる部屋の間に廊下や収納を挟む
  • 水まわりやLDKの隣に個室を配置しないよう注意する
  • 壁の防音性を高めたり、吸音素材を取り入れる

事前に工夫しておくことで、生活音によるストレスを最小限に抑えることができまよ。

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グランハウス

生活しやすい間取りの家を実現するには、ただ広さを確保するだけでなく、家事動線や採光・収納・将来のライフスタイルの変化まで見据えた設計が必要です。

快適さと機能性を両立するには、設計士ならではの視点が欠かせません。

グランハウスは岐阜/愛知/三重で注文住宅を提供している設計士集団です。

「ハウスメーカーでも工務店でもない、設計士とつくる」からこそ、お客様の想いやこだわりに丁寧に向き合い、ちょっとカッコいい、暮らしやすい家をご提案します。

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