デザイン・外観・内装

注文住宅のおしゃれな外観5選|ダサくならないポイントも紹介!

公開:2025.10.25

「せっかくの注文住宅、外観がおしゃれじゃなかったら後悔しそう…」
「理想の外観にするにはどう決めればいい?」

外観は家の印象を大きく左右する大切な要素。色や素材、窓や玄関など細部のバランス次第で“ダサい”印象になってしまうことも珍しくありません。

本記事では、おしゃれな外観をつくるためのポイントやデザインの流れ、よくある失敗例と参考にできる実例5選を紹介。

納得のいく外観づくりに役立つ情報をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

注文住宅でおしゃれな外観をつくるポイント

注文住宅では間取りや設備に目が向きがちですが、外観デザインも同じくらい重要な要素です。

おしゃれな外観をつくるためには、なんとなく好みの雰囲気を選ぶのではなく、全体のバランスやディテールまで意識しましょう。

ここでは、外観デザインを考えるうえで押さえておきたい5つのポイントを順にご紹介します。

全体的なシルエット

外観の印象を大きく左右するのが、建物の全体的なシルエットです。

特に「屋根の形」と「上下階のバランス」は、家の雰囲気を左右するポイント

たとえば、片流れ屋根や寄棟屋根などの形状によってモダンにもクラシックにも見せられますし、1階と2階の配置によっても印象が変わります。

シルエットは外観デザインの骨組みとなる部分なので、好みのテイストに合った形を事前にイメージしておくことが大切です。

外壁の色

外壁の色は、家全体の第一印象を決める大きな要素です。

「爽やかで明るい印象にしたい」「落ち着きや重厚感を出したい」など、理想のイメージに合わせて選ぶことで、外観の魅力がグッと引き立ちます。

色の組み合わせは、ベースカラー+アクセントカラーで1〜3色程度におさえると、統一感があり洗練された印象に仕上がります。

また、周囲の景観や街並みにもなじむかどうかを意識して選ぶと、より後悔のない外観になるかもしれません。

好みの色が決まったら、実際の素材サンプルや完成物件を見て、面積効果による見え方の違いも確認しておきましょう。

外壁の素材

外壁の素材は、色と並んで外観全体の印象を左右する重要なポイントです。

たとえば、同じ色でもタイル、サイディング、モルタルでは質感や高級感がまったく異なります。

ナチュラルな雰囲気にしたいなら木目調やレンガ風のサイディング、重厚感を求めるならタイルや石材を取り入れるのもおすすめです。

見た目だけでなく、耐久性やメンテナンス性も素材によって違うため、デザインと実用性のバランスを見ながら選ぶことが大切です。

実物サンプルや施工例を確認しながら、理想の外観に合った素材を見つけましょう。

玄関デザイン

玄関ドアは家の第一印象を決める重要なパーツです。

外観のテイストに合っていない玄関ドアを選んでしまうと、全体のバランスが崩れ、違和感のある仕上がりになることも。

たとえば、和風の外観に洋風のドアを合わせたり、モダンな家にカントリー調のドアを選んだりすると、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。

素材や形、開き方だけでなく、色味も外壁やサッシと調和させることで、統一感のあるおしゃれな外観になります。

見た目だけでなく使い勝手にも配慮しながら、外観にふさわしい玄関ドアを選びましょう。

窓は採光や通風といった機能面だけでなく、外観デザインのアクセントにもなる重要なパーツです。

縦長のスリット窓はモダンで洗練された印象を与え、スクエア窓は現代的でスタイリッシュな雰囲気を演出します。

一方、引き違い窓を多用すると単調で間延びした印象になることもあるため、配置や窓の種類を工夫すると全体のバランスが整いやすくなります。

外観からの見え方だけでなく、室内からの景観やプライバシーも考慮しながら、最適なサイズと配置を検討してみてくださいね。

注文住宅でおしゃれな外観をつくる流れ

理想の住まいを叶える注文住宅だからこそ、外観にも自分たちらしいこだわりを反映させたいもの。

せっかく建てるなら、街並みに映えるようなおしゃれな外観に仕上げたいですよね。

おしゃれな外観をつくるためには、感覚に頼るのではなく、順を追ってポイントを整理しながら進めていきましょう。

コンセプトの決め方から家の形・屋根・素材選びまで、外観デザインの流れを把握しておくことで、後悔のない家づくりが実現しやすくなります。

ここでは、注文住宅でおしゃれな外観をつくるための流れを4つのステップに分けて、わかりやすくご紹介します。

1.デザインコンセプトを決める

注文住宅でおしゃれな外観を実現する第一歩は、「どんな雰囲気の家にしたいか」を明確にすることです。

これがデザインコンセプトです。シンプルモダン・ナチュラル・和モダン・モダン・北欧風など、外観スタイルにはさまざまな種類があります。

それぞれに素材や色使い、形状の特徴があるため、好みやライフスタイルに合わせて選びましょう。

家族で話し合ったり、SNSや施工事例をチェックしたりして、イメージを具体化しておくと、外壁や玄関、窓など後のデザイン選びもスムーズになります。

デザインに迷ったら、写真を保存して「こんな感じにしたい」と伝えるだけでもOK。

まずは理想の外観スタイルを探すところから始めてみましょう。

2.家の形を決める

外観デザインにおいて、家の形は印象を左右する重要な要素です。

デザインコンセプトが決まったら、次は家全体のシルエットや構造をどうするかを考えましょう。

家の形は、敷地条件や法律的な制約、コストなどさまざまな要因によって決まるため、デザイン性だけでなく機能面とのバランスも重要です。

たとえば、コストを抑えたいならシンプルな総2階の家が有利ですし、個性的な外観を求めるならL字型やオーバーハングのような変化のある形状も選択肢に入ります。

暮らしやすさや光の入り方、断熱性なども含めて、自分たちにとって最適な「家のかたち」を見つけましょう。

3.屋根の形を決める

屋根の形は、建物全体のシルエットや印象を左右するデザイン要素のひとつです。

「かわいらしい」「重厚感がある」「スタイリッシュ」など、屋根の形状によって与える印象はさまざま。

たとえば、切妻屋根はシンプルで親しみやすく、寄棟屋根はどっしりとした安定感を演出します。

片流れ屋根や陸屋根のような直線的なデザインは、モダンで都会的な外観にぴったり。

招き屋根や差し掛け屋根といった少し個性的な形状を選べば、デザイン性の高い外観に仕上げることも可能です。

ただし、屋根の形は敷地条件や建築基準法による高さ制限などの影響も受けるため、デザイン性だけでなく法的制約や実用性も考慮しながら選ぶことが大切です。

4.素材を決める

外観の印象は、色だけでなく「素材の質感」によっても変わります。

デザインコンセプトが決まったら、それに合った外壁素材を選ぶことで、理想に近い外観が実現します。

たとえば、モダンスタイルならシャープで無機質な印象のガルバリウム鋼板など金属系サイディング、ナチュラルスタイルなら木目調のサイディングやモルタルなどがおすすめです。

重厚感や高級感を求めるなら、タイル素材を使うのも効果的です。それぞれの素材には、コスト・メンテナンス性・デザインの自由度といった特徴があります。

施工事例やサンプルを比較しながら、見た目だけでなく将来のメンテナンスも考慮して選ぶことが大切です。

注文住宅の外観がダサくなってしまう原因

せっかく注文住宅を建てたのに、「なんだか見た目がイマイチ」「理想と違った」と感じてしまうケースは意外と少なくありません。

外観がダサく見えてしまう原因には、いくつか共通するポイントがあります。

ここでは、よくある3つの原因「素材」「統一感」「バランス」の観点から、失敗しがちなポイントを解説します。

素材がチープ

外壁や屋根、外構に使う素材の選び方を間違えると、どんなにデザインにこだわっていても安っぽく見えてしまいます。

とくにシンプルな外観の場合は、素材の質感や細部のディテールが全体の印象を左右するため、ラップサイディングやタイルなどでアクセントをつけるのがおすすめです。

また、装飾の多い家でも、派手すぎる色や安価に見える素材を組み合わせるとまとまりがない状態になってしまいます。

高級感を出したい場合は、色調を落ち着かせたり、質感にこだわった素材を選ぶことで一体感のある外観になりますよ。

統一感がない

窓・玄関・外壁・外構にそれぞれ好みを取り入れすぎると、全体に統一感がなくバラバラな印象になってしまいます。

とくに窓の配置や形、窓枠の色などが外壁と調和していないと「違和感のある家」になってしまいがちです。

また、和風の外観に洋風のドアのように、テイストの異なる要素を組み合わせると、家の雰囲気がちぐはぐになります。

色味やデザインは全体のコンセプトに基づいて揃えるようにしましょう。

バランスが悪い

デザイン要素を個別に考えすぎると、家全体のバランスが崩れてしまいます。

たとえば、玄関の位置やサイズ、窓の並び方が外観全体と合っていないと、視覚的な違和感が生まれやすい状況に。

また、外構が未整備だったり、駐車スペースだけを確保して他が殺風景なままだと、家の印象が中途半端になってしまいます。

外構計画まで含めてトータルでバランスを整えることが、おしゃれな外観をつくるポイントです。

注文住宅のおしゃれな外観実例5選

「注文住宅で理想のおしゃれな外観をつくりたいけど、イメージがうまく湧かない」そのような方に向けて、実際の施工例をもとに外観デザインの参考になる5つの実例をご紹介します。

色の使い方、屋根の形、素材の選び方など、それぞれに工夫が光る事例ばかり。自分たちの家づくりに取り入れられそうなポイントを探してみましょう。

ケース1:絵本のお家のような三角屋根のお家

三角屋根と真っ白な外壁が印象的な、まるで絵本から飛び出してきたような可愛らしいお家です。

正面に窓がなく、すっきりとしたシルエットが美しく、シンプルながらも洗練された印象を与えます。

無駄を削ぎ落としたデザインがかえって存在感を引き立て、周囲の自然豊かな風景とも調和。

駐車スペースやアプローチも広々としていて、子どもと安心して遊べるのも魅力です。

暮らしやすさとおしゃれを両立した、家族みんながのびのび過ごせる理想の一邸です。

ケース2:ブラックで統一されたシャープでシンプルなお家

黒で統一された外観が印象的な、スタイリッシュで落ち着きのある平屋住宅です。

直線的なフォルムと片流れ屋根がつくり出すシャープなシルエットは、シンプルながらも存在感抜群。

金属系サイディングのマットな質感が高級感を引き立て、周囲の景観に溶け込みながらも個性を主張しています。

前面には芝と植栽をバランスよく配置し、モノトーンの外観にやさしい彩りをプラス。

シンプルを極めた外観デザインは、飽きがこず長く愛せる住まいを求める方にぴったりの一邸です。

ケース3:3色のバランスがスタイリッシュなお家

モダンな印象を放つこちらの住宅は、「ブラック」「グレー」「木目」の3色を巧みに使い分けた、洗練されたデザインが魅力です。

木目調の玄関部分に、ブラックのドアがアクセントになっています。

カラーの切り替えラインや素材の配置にも無駄がなく、スタイリッシュで都会的な外観に仕上がっています。

ケース4:緑の外壁と片流れ屋根が印象的なお家

深みのあるグリーンの外壁と片流れ屋根が目を引く、個性的で洗練された印象のモダン住宅です。

外観の大部分を占めるグリーンの金属サイディングが、山並みに囲まれた自然環境と美しく調和。

正面の白い外壁と木目の玄関まわりが、モダンな中にも温かみと親しみやすさをプラスしています。

片流れ屋根はすっきりとしたラインを生み出し、スマートで都会的なフォルムに。

素材と色味のバランスも絶妙で、他にはない印象的な外観を演出しています。ナチュラルさとモダンさの両方を取り入れたい方におすすめの一邸です。

ケース5:ブラウンで統一された和モダンなお家

落ち着いたブラウンの塗り壁が印象的なこちらの住宅は、伝統的な和の佇まいと現代的なシンプルさを融合させた和モダンデザイン

切妻屋根のシルエットと深い軒が日本建築らしさを感じさせつつ、無駄のないすっきりとした外観がモダンな雰囲気を演出しています。

木製の玄関ドアやアクセントとして設けられたルーバー付きの窓が、自然素材の温もりと奥行きを与え、周囲の和風住宅とも美しく調和。

庭の植栽や石畳風のアプローチが全体にやさしい印象を添え、住まう人にも訪れる人にも心地よさを感じさせてくれる一邸です。

岐阜・愛知・三重の注文住宅はグランハウスへご相談ください

ここまで、おしゃれな外観を実現するためのポイントや、実際の施工事例をご紹介してきました。注文住宅は自由度が高い分、選択肢が多く、どこから決めていいのか迷ってしまうこともあるでしょう。

でもご安心ください。岐阜・愛知・三重で家づくりをお考えの方には、地域密着型の住宅会社「グランハウス」がしっかりとサポートいたします。

グランハウスは岐阜/愛知/三重で注文住宅を提供している設計士集団です。

「ハウスメーカーでも工務店でもない、設計士とつくる」からこそ、お客様の想いやこだわりに丁寧に向き合い、ちょっとカッコいい、暮らしやすい家をご提案します。

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