間取り・実例

注文住宅で人気の間取り10選|間取りアイデアや後悔しないポイントも紹介

公開:2025.10.11

「注文住宅の間取りって、どこから決めればいいの?」「2000万円で理想の家は建てられる?」

そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。間取りは暮らしやすさを左右する大切な要素です。後悔しないためには、成功例や人気アイデアの事前チェックが欠かせません。

本記事では、注文住宅の間取りで特に人気の設備やレイアウト例、実例紹介、失敗を防ぐコツを解説しています。注文住宅の間取りに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

【実例】注文住宅でおすすめの間取り10選

家づくりの自由度が高い注文住宅だからこそ、間取りの工夫次第で暮らしやすさも満足度も大きく変わります。収納や動線、家族のライフスタイルに合わせたスペースづくりなど、実例を見ることで理想の住まいのイメージもぐっと具体的になります。

ここからは、実際の住まいづくりで取り入れられたおすすめの間取り10選をご紹介します

玄関から繋がる土間収納

玄関横に設けられた土間収納は、靴だけでなくベビーカーやアウトドア用品、コート類までまとめて収納できる便利な空間です。

屋外で使う物を室内に持ち込まずに済むため、生活スペースがすっきり保てます。玄関から直接アクセスでき、動線もスムーズ。頻繁に使う物もすぐに取り出せるため、忙しい朝や帰宅時の片付けがぐっと楽になりますよ。

リビングが見渡せる対面式キッチン

キッチンからリビングやダイニングが一望できる対面式レイアウトは、家族とのつながりを感じられる人気のスタイルです。

調理中でも子どもの様子を見守れますし、会話を楽しみながら作業ができます。配膳や片付けもスムーズで、家事効率もアップ。開放感のある空間なので、来客時にも自然とコミュニケーションが生まれますね。

パントリー+ウォークインクローゼット

キッチン横のパントリーと隣接するウォークインクローゼットを組み合わせた間取りは、収納力と動線の良さが魅力です。

パントリーには食品や調理器具を、ウォークインクローゼットには衣類や生活用品をたっぷり収納可能。生活に必要な物が一か所にまとまり、出し入れがスムーズに行えます。見せる収納棚を設ければ、実用性だけでなくインテリアのアクセントにもなります。

足元から光の差し込む和室空間

低い位置に設けた窓からやわらかな光が差し込む和室は、落ち着きと開放感を兼ね備えた癒しの空間です。

視線が抜けて庭の景色を楽しめる一方、外からの目線は入りにくく、プライバシーも確保可能。昼間は自然光だけで心地よく過ごせ、夜は障子や照明の明かりが柔らかく広がります。客間や家族のくつろぎスペースとして多用途に活用できますね。

家族の服が全部まとまるウォークインクローゼット

家族全員分の衣類をひとつにまとめて収納できる大容量のウォークインクローゼットは、衣替えや管理がとてもスムーズ。ハンガーパイプと棚を組み合わせれば、コートやワンピースから小物まできれいに整理できます。

洗濯後の片付けも一か所で完結するため、家事効率がアップ。衣類の所在が分かりやすく、家族それぞれが自分で身支度しやすいのも魅力です。

水廻り

キッチン・洗面室・ランドリールーム・浴室が近くにまとまった水廻り動線は、家事効率を大幅に高めます。

料理をしながら洗濯や入浴の準備ができ、移動距離も短くて負担が少ないのが魅力。収納も充実しており、タオルや洗剤、掃除用品などをすぐに取り出せます。共働きや子育て世帯など、限られた時間で家事をこなしたい家庭に最適な間取りです。

小さい書斎で自分だけの空間を

コンパクトながらも落ち着いて作業できる小さな書斎は、在宅ワークや趣味の時間に最適です。壁付けのデスクと収納棚を設ければ、限られたスペースでも機能的に使えます。

ドアを閉めれば生活音を遮り、自分だけの集中空間に早変わり。読書や音楽制作など、好きなことに没頭できる贅沢なひとときを過ごせますね。

階段下は見せる収納にも最適

階段下のスペースを活用した見せる収納は、実用性とデザイン性を兼ね備えたアイデアがあふれています。

棚にお気に入りの雑貨や写真、植物を飾れば、リビングのアクセントとして空間が華やかに。カゴやボックスを使えば日用品や書類もすっきり収納でき、生活感を抑えられます。限られたスペースを無駄なく使いつつ、おしゃれに見せられるのが魅力です。

大容量の廊下収納

廊下の片側いっぱいに設けられた大容量収納は、本や雑貨、趣味のコレクションをたっぷりしまえる便利なスペースです。オープン棚にすることで出し入れがスムーズになり、ディスプレイ感覚でお気に入りの物を飾れますね。

家族の共有物や日用品も一か所に集約でき、片付けや管理がしやすくなるのも魅力。生活動線上にあるため、必要なときにすぐ手が届きます。

可動間仕切りで空間にメリハリを

必要に応じて開閉できる可動間仕切りは、広い空間を柔軟に使える便利なアイデアです。開ければLDKと一体化して開放的に、閉めれば独立した個室として活用できます。

子どもの遊び場や来客時のゲストルーム、在宅ワークスペースなど、多目的に対応可能。ライフスタイルの変化にも柔軟に順応でき、空間にメリハリを生み出します。

注文住宅の人気な間取りアイデア10選

家づくりを考えるとき、「どんな間取りにするか」は暮らしやすさを左右する重要なポイントです。

注文住宅なら、自分や家族のライフスタイルに合わせて、収納や動線、趣味スペースまで自由に取り入れることができますが、一から間取りを考えるのは大変なものです。

この記事では、多くの家庭で人気の高い間取りアイデアを10個ピックアップしました。日々の家事が楽になる工夫や、使い勝手の良い収納、快適に過ごせる空間づくりのヒントが満載です。注文住宅の間取りにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

土間収納(シューズクローク)

玄関の土間部分を活用したシューズクロークは、靴だけでなく多目的に使える便利な収納スペースです。ベビーカーや三輪車、子どもの外遊び道具、キャンプ用品やゴルフバッグなどの趣味グッズ、ガーデニング道具や庭掃除用具まで、屋外で使う物をまとめて置けます。

さらに、コート掛けを設ければ、玄関先で上着を脱いでウイルスや花粉を室内に持ち込まない工夫も可能です。出し入れがしやすく、室内が散らかりにくい点も魅力です。

対面式キッチン

対面式キッチンは、キッチンに立ったときに壁ではなくリビングやダイニングを見渡せるレイアウトが特徴です。子どもの様子を見守りながら調理したり、家族や来客と会話を楽しんだりできるため、子育て世帯や来客の多い家庭に人気があります。

対面側をカウンター風にして椅子を置けば、おしゃれなカフェのような雰囲気に。手元を隠す立ち上げカウンターや収納付きカウンターなど、機能性を高めるアレンジも可能です。効率的な動線づくりにも役立ちます。

パントリー

パントリーは、食品や調理器具、キッチン周りの消耗品をまとめて収納できる便利なスペースです。キッチンのすぐそばに配置され、出し入れがスムーズに行えます。

食品や飲料、キッチンペーパー、使用頻度の低い調理家電などを保管でき、週末にまとめ買いをする家庭や、防災用の非常食を備蓄したい場合にも最適です。扉付きにして中を隠せば、生活感を抑えてキッチンをすっきり見せられます。

和室

畳を敷いた伝統的なスタイルの和室は、用途の幅広さが魅力です。リビング続きの畳コーナーとして設ければ、子どもの遊び場や昼寝スペース、家族団らんの場として活躍します。

引戸を付ければ独立した空間になり、客間としても利用可能。将来的に親世帯や子世帯との同居が必要になった場合でも、大規模なリフォームをせずに個室を確保できる柔軟さが人気の理由です。

ウォークインクローゼット

衣類や小物をまとめて収納できるウォークインクローゼットは、今や住まいづくりの定番スペースです。

ただし、快適に使うためには収納量や配置を事前に検討することが大切です。パイプの高さや枕棚の位置を工夫すれば、デッドスペースを減らし、出し入れもスムーズになります。計画段階で使い方をイメージしておくことで、長く便利に使える収納空間になりますよ。

家事動線が考えられた水廻り

家事を効率よくこなすには、水廻りの配置がポイントです。キッチン・バスルーム・洗面所・ランドリールームなどを近くにまとめれば、移動時間が短くなり負担を軽減できます。

たとえば、洗濯機を回しながら食事を準備する場合でも、キッチンとランドリールームが近ければスムーズ。特に共働きや子育て世帯など、限られた時間で家事を終わらせたい家庭に人気です。さらに、水廻りを集約すると配管工事が減り、建築コストの節約にもつながりますよ。

書斎・ワーキングスペース

在宅勤務や趣味の作業に活躍する書斎・ワーキングスペースは、集中できる環境づくりがポイントです。リビング横の半個室や寝室の一角など、限られたスペースでも工夫次第で快適に整えられます。

デスクや収納棚を備えれば、資料や道具をすぐに取り出せて効率的。パソコン作業や読書はもちろん、家計管理や子どもの勉強スペースとしても利用でき、多用途に活躍します。

階段下の収納

階段下はデッドスペースになりやすい場所ですが、工夫すれば便利な収納空間に生まれ変わります。掃除機や季節家電、日用品のストックなど、使用頻度が低めの物をまとめて保管するのに最適です。

扉を付けてすっきり隠す方法や、オープン棚にして見せる収納にする方法など、限られた空間をおしゃれに無駄なく活かす方法はたくさんありますよ。

廊下の収納

廊下に収納を設けると、生活動線上で必要な物をすぐ取り出せて便利です。タオルや寝具、掃除用品など、使用する場所の近くに収納できるため家事効率もアップします。

扉付きなら見た目もすっきり保て、オープン棚なら頻繁に使う物も出し入れがスムーズ。住まい全体の収納力を底上げできる実用的な工夫です。

床下の収納

床下収納は、キッチンや脱衣所など限られたスペースでも収納力を確保できます。非常食や飲料、調味料などのストック品、使用頻度が低い調理器具などをまとめて保管可能です。

床面とフラットに収まるため見た目がすっきりし、スペースを有効活用できます。湿気対策を施せば長期保存にも安心ですよ。

注文住宅の間取りで後悔しないためのポイント

家づくりで後悔しないためには、動線・採光・収納などを、間取りの計画段階で考えておくことが大切です。

注文住宅の間取りで後悔しないためのポイントは次のとおりです。

  • 生活動線と家事動線を意識する
  • 採光と風通しを考えた窓の配置にする
  • 生活音やプライバシーに配慮する
  • 家具・家電の配置まで具体的にイメージする
  • 十分な収納スペースを確保する
  • 家族のライフスタイルや将来設計を反映させる
  • 優先順位を決めて間取りを検討する

順にみていきましょう。

生活動線と家事動線を意識する

家づくりでは、日常生活や家事の動きがスムーズになる動線計画が欠かせません。たとえば、キッチンとランドリールーム、物干し場を近くに配置すれば、料理と洗濯を並行して進めやすくなります。逆に動線が長いと移動の手間が増え、毎日の負担が大きくなります。

間取りを考える際は、実際の生活シーンを思い描きながら平面図に動線を書き込むと、使いやすさのイメージが明確になります。

採光と風通しを考えた窓の配置にする

日当たりや風通しの良さは、暮らしの快適さを大きく左右します。土地の向きや周囲の建物との位置関係を踏まえ、太陽光を効率よく取り入れられる窓の位置を計画しましょう。

風の通り道を意識して窓を配置すれば、自然な換気ができて室内環境を快適に保てますよ。

窓の高さによっても効果は異なります。低い位置なら涼しい空気の排出に、高い位置なら暖かい空気の排出に向いています。専門家の意見も取り入れて最適な配置を検討しましょう。

生活音やプライバシーに配慮する

快適に暮らすためには、生活音やプライバシーへの配慮も欠かせません。特に上下階の間取りでは、2階や3階の水廻りの排水音が階下に響くことがあります。寝室や書斎の真上に水廻りを配置しないなど、間取り段階で工夫しましょう。

また、隣家との距離が近い場合は窓の位置や向きを調整し、視線や音漏れを防ぐことが大切です。音や視線のストレスを減らせば、家族も来客も心地よく過ごせる住まいになります。

家具・家電の配置まで具体的にイメージする

間取りを決める際は、家具や家電の配置まで事前にイメージしておくことが重要です。配置を先に考えておけば、コンセントや照明を使いやすい位置に設置できます。特に大型家具は、一度置くと動かしにくく、壁面のコンセントを塞いでしまうこともあります。

コンセントや配線は後からの変更が難しいため、実際の生活動線や使用シーンを想定しながら、最適な位置を計画することが失敗を防ぐことができます。

十分な収納スペースを確保する

暮らしが続くほど物は増えていくため、将来を見据えて十分な収納スペースを確保することが大切です。間取りを考えるときは、部屋の広さや配置だけでなく、収納率(床面積の10〜15%程度が目安)にも注目しましょう。

玄関のシューズクロークやパントリー、ウォークインクローゼットなどを計画的に取り入れれば、物があふれず生活空間を広く保てます。収納は「足りないより多め」が快適さを長く維持するコツです。

家族のライフスタイルや将来設計を反映させる

間取りを考える際は、現在の暮らしだけでなく、将来のライフステージの変化も見据えることが重要です。子どもの成長や独立、親との同居など、家族構成や生活スタイルは時間とともに変わります。

たとえば、子どもが小さいうちは共有スペースを広くとり、成長したら個室を設けられるようにするなど、変化に対応できる柔軟な間取りが理想です。将来の暮らしを想定して計画すれば、長く快適に住み続けられます。

優先順位を決めて間取りを検討する

取り入れたい間取りが多く家族の意見がまとまらない場合は、まず優先順位を明確にしましょう。多くの事例を見れば見るほど希望が増えてしまいがちですが、理想をすべて盛り込むと予算オーバーになりかねません。

希望を一度書き出し「絶対に譲れないもの」と「なくても困らないもの」に分けることで、取捨選択がしやすくなります。こうした整理が、満足度の高い家づくりにつながります。

岐阜・愛知・三重の注文住宅はグランハウスへご相談ください

注文住宅の間取りは、動線や収納、採光、将来のライフスタイルまで考慮することで、長く快適に暮らせる住まいが実現します。

今回ご紹介したアイデアを取り入れれば、家事効率がアップし、家族みんなが心地よく過ごせる空間づくりが可能です。

グランハウスは岐阜/愛知/三重で注文住宅を提供している設計士集団です。

「ハウスメーカーでも工務店でもない、設計士とつくる」からこそ、お客様の想いやこだわりに丁寧に向き合い、ちょっとカッコいい、暮らしやすい家をご提案します。

施工実績は1,000件以上。「より良い家づくりをしたい」「岐阜で注文住宅を建てたい」とお考えの方は、ぜひグランハウスに一度お問い合わせください。