家づくりの流れ・スケジュール
注文住宅の購入時に決めることチェックリスト|建築時の注意点も
公開:2025.10.11
注文住宅はデザインや間取りの自由度が高い代わりに、自分で考えなければいけないことが多岐に渡ります。
この記事では、注文住宅を建てるときに使うべきチェックリストを
- 家づくり開始から契約まで
- 契約から着工まで
- 着工から引っ越しまで
の3段階に分けて紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
注文住宅を建設するときに決めることリスト
注文住宅では、家づくりの段階ごとに決めることが多岐にわたります。ここでは、家づくり開始から契約まで・契約から着工まで・着工から引っ越しまでの3段階に分けて紹介しましょう。
リスト①家づくり開始から契約まで
注文住宅の家づくりは、資金計画と土地探しから始まるのが一般的です。最初の段階でしっかり方向性を定めておくと、その後のプランニングや会社選びもスムーズに進みます。
資金・ローンに関すること
・月々の返済額を決める
・ボーナス返済を利用するか検討する
・借入可能額を把握する
・総予算を決める
土地に関すること
・希望エリアや駅からの距離を考える
・必要な広さや日当たりを検討する
・周辺施設やインフラを確認する
間取り・仕様に関すること
・必要な部屋数や収納量を決める
・デザインや設備のイメージを共有する
施工会社に関すること
・複数社を比較する
・重視するポイントを決めて選定する
この段階では、資金計画・土地探し・プランの方向性を固めることが最優先です。しっかり準備しておくことで、契約後の打ち合わせや着工後の変更リスクを減らせます。まずは家族で希望や条件を整理し、複数社に相談しながら進めると安心です。
リスト②契約から着工まで
契約が済むと、いよいよ家づくりが具体化していきます。間取りや仕様を細かく決定し、外装・内装・設備など家の全体像を固めることが中心です。後からの変更が難しい部分も多いため、家族の希望を再度すり合わせながら慎重に決めていきましょう。
間取りに関すること
・部屋の大きさや配置を決める
・窓の位置や大きさを検討する
・下屋や吹き抜けの有無を検討する
設備に関すること
・水回りの位置や種類を決める
・給湯・冷暖房の種類や設置位置を検討する
・外構・庭の配置計画を考える
外装に関すること
・外壁の素材・色を決める
・屋根の形状や色を決定する
・玄関ドアや窓枠のデザインを選ぶ
家全体の印象を左右する要素なので、外観との調和を意識しましょう。
内装に関すること
・床材・壁材の種類や色を決める
・キッチンや収納の仕様を決める
・照明やコンセントの位置を検討する
資金・ローンに関すること
・総予算を最終確認する
・借入額や金融機関を決定する
その他
・地鎮祭を行うかどうか決める
・近隣挨拶の有無を検討する
この段階では、後から変更が難しい重要な部分を決定する工程が多く含まれます。間取りや仕様・外観・内装のデザイン・資金計画までしっかり詰めることで、着工後の不安やトラブルを防ぐことができます。
納得できるまで担当者と打ち合わせを重ね、安心して工事に進める状態を整えましょう。
リスト③着工から引っ越しまで
工事が始まると、家づくりの決定事項は徐々に減っていきます。しかし、現場での確認や引き渡しに向けた準備・引っ越し後の生活に必要な手配など、まだまだ決めるべきことは多く残っています。
安心して新生活を迎えるために、必要なことを一つずつ確認していきましょう。
建物に関すること
・照明・カーテン・外構の残り打ち合わせ
・内覧会を実施するかどうか決める
現場に関すること
・現場への差し入れの有無を決める
・上棟式を行うかどうか決める
・上棟時の大工さんへのお礼方法を考える
引き渡し・引っ越しに関すること
・引き渡し日と時間を決める
・現住居の解約日を決める
・引っ越し日と時間帯を決定する
・引き渡し時に営業担当者へお礼をするか決める
・ネット・ガス・水道の立会い日を設定する
その他
・購入する家具・家電を決める
・加入する火災保険を決める
・入居後の近隣挨拶用の手土産を用意する
着工後は大きな決定事項は減りますが、現場確認や引き渡し準備・引っ越しに向けた段取りが重要になります。この段階での対応がスムーズだと、引っ越し後の生活も落ち着いてスタートできるでしょう。
優先順位を決め、早めに準備を進めるのがおすすめです。
注文住宅を建てるときの注意点
注文住宅は自由度が高い分、進め方や判断を誤ると後悔につながることもあります。ここでは、家づくりをスムーズに進めるために押さえておきたい3つの注意点を紹介します。
①複数会社の見積もりを比較する
家づくりを進める際は、必ず複数の施工会社から見積もりを取りましょう。1社だけで判断すると、相場感やサービス内容の違いが見えにくく、結果的に割高になる場合もあります。
比較するときは価格だけでなく、会社の姿勢や担当者の対応力・提案のわかりやすさも重視しましょう。
同じ仕様でも細かい説明やアフターフォロー体制に差があることも多いため、総合的に信頼できる会社を選ぶことが大切です。
②打ち合わせの内容は記録する
注文住宅の打ち合わせでは、間取りや仕様の話し合いが多く、細かな内容まで覚えきれないこともあります。議事録やメモを残し、双方で共有する習慣をつけると安心です。
後から「言った・言わない」という行き違いが起こりにくく、仕様変更や追加費用の判断もスムーズに進められます。録音や写真を活用するのも有効で、完成後の確認時にも役立ちます。
③こだわりの優先順位は決めておく
注文住宅では、希望するすべてを叶えることが難しいケースも少なくありません。予算や土地条件によって調整が必要になるため、あらかじめ「絶対に譲れないポイント」と「妥協できるポイント」を整理しておきましょう。
たとえば、「家事動線は重視したいが、外観デザインはシンプルでOK」「キッチンは高性能にしたいが、寝室は標準仕様でも構わない」といったように、優先度を明確にしておくと打ち合わせ中に迷いが少なくなります。
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注文住宅は、予算計画から土地探し・間取り・デザインの決定まで決めることが多く、初めての方にとっては不安や迷いが尽きないテーマです。だからこそ、信頼できるパートナーと一緒に、最初から最後まで伴走してくれる環境が大切になります。
グランハウスは岐阜/愛知/三重で注文住宅を提供している設計士集団です。
「ハウスメーカーでも工務店でもない、設計士とつくる」からこそ、お客様の想いやこだわりに丁寧に向き合い、ちょっとカッコいい、暮らしやすい家をご提案します。
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