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岐阜県の注文住宅費用相場を徹底解説!人気エリアの紹介や、岐阜県の注文住宅施工実例も

公開:2025.10.17

「岐阜県の注文住宅の相場は?」「岐阜県で注文住宅を建てるならどこがいい?」このような疑問を抱えている人は多いのではないでしょうか?

この記事では、岐阜県の注文住宅費用相場を全国・東海圏と比較しながら分かりやすく解説します!

あわせて、岐阜県内の人気エリアや実際の施工事例もご紹介!ぜひ岐阜県内で注文住宅を建てる際の参考にしてみてくださいね!

岐阜県の注文住宅費用相場

岐阜県で注文住宅を建てたいと考えたとき、まず知っておきたいのが土地価格と建築費の相場です。岐阜市や各務原市など人気エリアは利便性も高く、その分コストも変わってきます。

ここでは、岐阜県全体の注文住宅の費用平均をはじめ、地価情報や建築費相場、地域ごとの坪単価をわかりやすく解説

さらに予算についても年収を踏まえて考えることのポイントなども紹介します。

地域・都道府県 敷地面積(㎡)/延べ床面積(㎡) 建築費用(万円)
岐阜県 388.2㎡/112.3㎡ 3,776.5万円
全国 329.7㎡/118.5㎡ 3,932.1万円
東海圏 317.1㎡/119.3㎡ 3,935.5万円

参照:2024年度住宅金融支援機構

岐阜県で注文住宅を建てた世帯の平均建築費は3,776.5万円で、全国や東海圏と比べてやや安めの水準

また、延べ床面積は112.3㎡と平均的ですが、敷地面積は388.2㎡と全国平均(329.7㎡)や東海圏平均(317.1㎡)より広く、ゆとりある土地が手に入りやすいのが特徴です。

このため、建物にかける費用は全国並みでも、広い土地で余裕のある住まいを実現できるのが岐阜県の強み。

都市部に比べて土地価格も抑えられており、コストパフォーマンスに優れたエリアといえるでしょう。

土地付注文住宅建築費用

地域 敷地面積(㎡) 建設費(万円) 坪単価(万円) 土地取得費(万円) 合計費用(万円)
岐阜県 310.0 3,536.5 約95万円 853.5 4,390.0
東海圏平均 259.3 3,615.7 約97万円 1,359.8 4,975.5
全国平均 251.2 3,512.0 約94万円 1,495.1 5,007.1

参照:2024年度住宅金融支援機構

岐阜県における注文住宅の建設費の平均は約3,536万円。全国平均(3,512万円)や東海圏平均(3,615万円)と比較しても、大きな差はありません。坪単価はおおよそ95万円程度と、標準的な水準です。

しかし注目すべきは土地取得費の安さ。岐阜県では約853万円と、全国平均の1,495万円に比べて約640万円も安価です。敷地面積も310㎡と広めで、ゆとりある住環境を手に入れやすい点も大きな魅力。

その結果、岐阜県での土地付き注文住宅の合計費用は約4,390万円。全国・東海圏より約60万〜600万円安く、コストを抑えながら理想の住まいを建てやすい地域といえます。

諸費用や付帯工事費なども必要

注文住宅を建てるとなると、地盤調査・改良工事・上下水道の引き込み・外構(フェンス・駐車場・庭)などの付帯工事費や、税金などの諸費用もかかります。また、施工する費用以外にも登記費用・住宅ローン手数料・火災保険・引越し代なども必要です。

これらの費用は建物価格の1~2割に達することもあり、例えば建物が2,500万円なら300~500万円程度が追加でかかるケースもあります。

初期見積もりには含まれていないことが多いため、契約前に必ず総額で確認し、資金計画に余裕を持たせることが大切です。

注文住宅の予算は年収を踏まえて考える

注文住宅の予算を立てる際は、希望だけでなく年収とのバランスを考慮することが重要です。一般的に、住宅ローンの年間返済額は年収の25%以内、借入額は年収の5~6倍が目安とされています。

たとえば500万円の方の場合、2,500万〜3,000万円程度なら無理のない範囲ということになります。さらに、頭金や諸費用、将来の生活費や教育費なども踏まえる必要があります。

目いっぱいのローンを組んでしまうと、家計が圧迫され、せっかくのマイホームが重荷になってしまうことも。夢を実現するためにも、身の丈に合った資金計画が不可欠です。

岐阜県の注文住宅|人気エリア5選

岐阜県で注文住宅を建てる魅力は、自然と都市機能のバランス、そして土地価格の手頃さにあります。県全体の平均坪単価は約13万円前後で、名古屋などの都市部に比べて土地代を抑えやすいのが大きな特徴。

その中でも岐阜市・大垣市・本巣市・美濃市・北方町などは、住環境や交通アクセスの良さから人気が高く、注文住宅を建てる方が年々増えています。ここでは、岐阜県内でおすすめの5エリアを、平均坪単価や周辺環境の情報とともに詳しく紹介します。

岐阜市

岐阜県の県庁所在地・岐阜市は、交通・教育・買い物施設の充実度が高く、利便性を重視する層に人気のエリアです。とりわけJR岐阜駅周辺は、名古屋への通勤にも便利で、注文住宅の建築地として多くの人に選ばれています。

平均坪単価は18〜22万円前後で岐阜県内では比較的高めですが、生活利便性や子育て環境の整備などを重視する方におすすめのエリアです。

市内には大型ショッピングモール・病院・公園も豊富で、家族全員が快適に暮らせる環境が整っているのも魅力。都市的な利便性と自然の景観を兼ね備えた、バランスの良いエリアです。

大垣市

岐阜県西部にある大垣市は、水の都と呼ばれるほど自然豊かな街でありながら、都市機能も充実しています。

名神高速道路や東海道本線などの交通網が整っており、名古屋方面へのアクセスもスムーズ。平均坪単価は13〜16万円程度と、岐阜市よりも手頃な価格で土地を購入できるのが魅力です。

駅周辺には商業施設や飲食店が並ぶほか、子育て支援制度も整っているため、若いファミリー層にも選ばれています。

穏やかで落ち着いた環境の中に、生活に必要な施設がそろっているため、住宅を構える場所として非常に人気のあるエリアです。

本巣市

岐阜市の北西部に位置する本巣市は、自然に囲まれたのどかな地域でありながら、生活利便性の高さも持ち合わせた注目のエリアです。

とりわけ大型商業施設であるモレラ岐阜の存在が大きく、買い物やレジャーを身近に楽しめます。平均坪単価は8〜12万円とリーズナブルで、注文住宅を建てるにはコストパフォーマンスに優れた地域です。

広めの土地を確保しやすいため、庭付きの家や平屋を希望する方にも適しています。自然を感じながら、都市機能もある程度享受したいという方には、非常にバランスの取れた住宅地です。

美濃市

美濃市は、江戸時代から続く「うだつの上がる町並み」や伝統工芸の美濃和紙で知られる歴史ある街です。

自然と文化が色濃く残る地域で、落ち着いた環境の中で注文住宅を建てたい方におすすめです。

平均坪単価は6〜9万円と岐阜県内でもかなり安価で、土地取得のコストを抑えたい方には最適。長良川鉄道を利用すれば、岐阜市方面への通勤/通学も可能で、交通アクセスも良好です。

静かで落ち着いた暮らしを望む中高年層や、田舎暮らしに憧れる若い世帯にも支持されているエリアですよ。

北方町

北方町は岐阜市に隣接する町で、人口密度が高く、利便性の高さが魅力のエリアです。

町の中心部にはイオンタウンや公共施設が集まり、教育・医療・買い物など、日常生活に必要な機能がコンパクトにまとまっています。

平均坪単価は11〜14万円と岐阜市よりもやや安価で、コストを抑えながらも都市近郊の便利な暮らしを実現可能。岐阜市へのアクセスも良好で、通勤・通学にも便利です。

限られた予算で都市的なライフスタイルを望む方だけでなく初めてのマイホームとして注文住宅を検討している若い世帯におすすめの地域です。

岐阜県の注文住宅|施工事例5選

岐阜県で注文住宅を建てるなら、実際の施工事例を参考にするのが一番です。

ここでは、岐阜県内で建てられたおしゃれで暮らしやすい注文住宅5つをご紹介します。

1.北間口を生かしたお洒落な外観と採光!2階に水回りを集約し、毎日にゆとりを

岐阜県で2000万円代で建設された、4LDKの注文住宅。

2階に、浴室・脱衣室・ウォークインクロゼット・バルコニーがあり、洗濯が2階だけで完結します。

上下移動のない洗濯動線になっているため、日々の生活にゆとりを持つことができますね。

2.北欧インテリアが映える和モダンな平屋。2棟を繋げたコの字で視線をそらす


岐阜県内に、2,000万円台で建設された注文住宅です。

玄関・水回りゾーンと、LDK・洋室ゾーンからなるコの字の平屋になっています。

LDKの中に洗面室・ランドリーの入り口があり、家事の動線が非常に整っていることが大きな特徴です。

3.ナチュラルな木の空間×黒。造作収納や家事動線に感激のカッコいい家

岐阜県内に1,000万円台で建設された注文住宅です。

斜めに張った無垢材の羽目板が白のボックスを額縁のように彩る、カッコいい外観が特徴。

内観は、キッチンから洗面室へ直接出入りでき、料理と洗濯をスイスイこなせます。

冬場に子どもたちが浴室から飛び出してきても、あったかくて安心ですよ。

4.天空光が広がるシンプルな白の平屋。いつでも景色を愛でるための新発想

岐阜県内に2,000万円で建設された注文住宅です。特徴は、家の中をぐるりと回遊できる、効率的な平屋の間取り

土間を通るゲスト動線、ファミリークロゼットや水回りを通る家族用の裏動線があり、プライベートゾーンがしっかり分離されているため「平屋でもプライバシーを確保できる設計にしたい」という家族にピッタリです。

5.2階に上がるとヴィラの寛ぎ感!技ありの窓から、爽やかな光が広がる家

岐阜県内に2,000万円で建設された注文住宅です。周囲の建物を視界から外しつつ、光や風をたっぷりと満喫できる2階LDKの作り

バルコニーは視線を気にせずのびやかに寛げるプライベートガーデンになっているので、のびのびとハンモックで寛いだり、ガーデニングを楽しんだりすることができますよ。

岐阜県の注文住宅で妥協してはいけないポイント

注文住宅でコストを抑える工夫は大切ですが、「妥協してはいけないポイント」も存在します。

住宅性能や立地の選び方を間違えると、住みにくい家になってしまうことも。岐阜県で快適に長く暮らすために、注文住宅で外せない要素を確認しておきましょう。

季節ごとの寒暖差への備え

岐阜県は、太平洋側と日本海側の中間に位置し、エリアによって気候の特徴が大きく異なります。

南部の美濃地方では、夏は猛暑・冬は厳しい冷え込みがあり、昼夜の寒暖差も大きい内陸性気候。また、西濃地方の一部では伊吹おろしと呼ばれる冷たい風が吹き、大雪になるケースもあります。

一方、北部の飛騨地方は比較的涼しいものの、高山盆地では真夏日に達する日もあり、通年での寒暖差への対策が必要です。

岐阜県で注文住宅を建てる際は、断熱性・気密性を妥協しないことが非常に重要です。

冷暖房効率を高め、健康的な室温を保つために「HEAT20 G2グレード(1地域と2地域(HEAT20が定める地域で北海道など)で、冬期間の最低体感温度が概ね15℃を下回らない性能」「3地域〜7地域(東北から九州など)で冬期間の最低体感温度が概ね13℃を下回らない性能)」以上の断熱性能を標準仕様にしましょう。

災害への備え

岐阜県では過去に、2020年7月豪雨や2021年8月の大雨により、住宅被害が発生しています。

台風や集中豪雨の影響で、河川の氾濫や浸水リスクが高まる地域もあるため、土地選びの際はハザードマップを確認し、安全性を優先することが不可欠です。

価格の安さだけで決めてしまうと、将来思わぬ被害に見舞われる可能性があります。さらに、地震への備えも欠かせません。

岐阜県では大規模な地震の記録は近年少ないものの、県内には濃尾断層帯・阿寺断層帯・琵琶湖西岸断層帯など多数の活断層が存在します。

将来的に南海トラフ巨大地震の影響を受ける可能性も高いとされていますので、耐震性には妥協せず、耐震等級2以上を確保することをおすすめします。

岐阜県で注文住宅をお考えなら、グランハウスにご相談ください!

注文住宅は大きなお買い物だからこそ、信頼できる会社と出会うことが何より大切です。グランハウスは岐阜/愛知/三重で注文住宅を提供している設計士集団です。

「ハウスメーカーでも工務店でもない、設計士とつくる」からこそ、お客様の想いやこだわりに丁寧に向き合い、ちょっとカッコいい、暮らしやすい家をご提案します。

施工実績は1,000件以上。「より良い家づくりをしたい」「岐阜で注文住宅を建てたい」とお考えの方は、ぜひグランハウスに一度お問い合わせください。